小坂善太郎の発言 (予算委員会)
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○小坂委員 次に国会に関する総理大臣の考え方を伺いたいと思います。わが自民党が結成されましてから、すでに二回にわたって予算を編成しております。その間において立党当時に言う諸種の公約は実現しつつあるのでありますが、外にも内にもいろいろ治績の見るべきものがあるのでありますが、国会運営上二大政党というものが出現した、このことがこうした政策実現をかなりスピード・アップしておるように思うのであります。しかし実際私どもこの二大政党対立下にあって、政党の運営される実情の中に身を置いております者の感ずることは、イギリスなどのような二大政党運営のベテランの国に対しまして、まだ相当の距離があるというような感じがいたすのであります。根本的には世界観において自民党、社会党間に相当の距離がある、そうして資本主義か社会主義かといったような非常な観念論がいまだに戦わされておるということが私は残念なことのように思っておるのであります。資本主義というものももちろん流動し発展し進歩するものでありますし、社会主義もまた公式的な観念論から現実論に移行しているのが世界の大勢だと思うのであります。ことに自然科学の方では、今お話がありましたような人工衛星も飛ぶというような非常な革命が行われている。ところが自然科学はそういうように発達しても、社会科学の方はまだある一部には半世紀前にマルクスが言ったというような資本主義の公式的な否定論というものが牢固として抜けない。ことに日本ではイズムというものに対して、何々主義というものに対して、非常な抜くべからざる愛着を持ち、現実を離れてそのイズムが議論される、こういうようなことがわれわれは非常に目につくのです。これはわれわれ自身も反省しなければならぬことだと思いますが、またこれは国会全体としてこの問題を考える必要があるのではないか、これはわれわれが好むと好まざるとにかかわらず、世界的な一つの流れとして、そうした要求があるのではないかと思うのであります。こういう点につきまして総理大臣から伺いたいと思いますが、時間がありませんからまとめて、なおそういう中で、外交関係についてもそうした世界観というものが一つの幅を狭めていくということによって、超党派外交というものも可能になると思うのでありますが、こういう二点についてお考えをお述べ願いたい。