小坂善太郎の発言 (予算委員会)
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○小坂委員 それでは社会保障について堀木厚生大臣に伺っておきたいと思いますが、社会保障の二大支柱は、言うまでもなく医療保険と国民年金であると思うのです。医療につきましてわが党は昭和三十五年を目途として国民皆保険ということを申しておりますし、今年度にも厚生大臣は無医村を解消する、結核は十年を目途としてこれを撲滅するのだということを言っておられるようで、非常にけっこうだと想うのでありますが、こういう対象が大きくなればなるほど、健康保険の問題は困難性あるいは複雑性を加えるのではないかと思う。現在までのところ、毎年一点単価の問題は問題になっておるのであります。点数と単価は常に問題になっておる。ことに最近においては特にその傾向が顕著であるように私どもの耳に入るのです。そこでどうも医療ということの社会性からいいますと、できるだけ安い医療ということを考えざるを得ません。それから医師も職業であるという観点からいいますれば、やはり――ズナブルといいますか、潤沢なといいますか、そういう報酬を医師会が要求するのはこれまた無理からぬことだと思うのです。そうするとそういう二律背反する要求の間に入って厚生大臣は非常な名案を二つお出しになりましたけれども、どうも最近私ども心配申し上げておる――このごろの言葉で言うと厚生大臣のよろめきということを若干感ずるのであります。そういうことにならないように、こういう状況については、もう少し抜本塞源的な方法を考える必要があるのではないかというふうに思うのであります。諸外国ではこうした困難な実に複雑な制度をとっておる国はむしろ少いようであります。もっとすっきりしたそういう方針がとれぬものかどうか伺いたい。