河野密の発言 (予算委員会)

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○河野(密)委員 だんだん言葉が小さくなりますが、決意ならば大きい声で言っていただきたい。
 そこで一つ具体的にお尋ねしますが、昭和三十三年度の予算の基本構想を土台として尋ねますのに、政府の逃げ道があるのであります。それは実質的に増加をしないようにする、こういっておる。実質的に増加しないようにするということはどういうことか。昭和三十三年度の予算を見ますと、自然に、必然的に増大する要因がございます。それは先ほどから問題になっております日米共同声明に従って起ってくる防衛費の問題。これは政府がどんなにお考えになってもどうしても大きくなってくる。教育費、これは子供がふえるのでありますから、全国的に学校児童がふえますから大きくなる。地方交付税交付金。これは一万田大蔵大臣はどうお考えになるか知りませんが、ふえるのであります。賠償費も当然、ふえると思うのであります。われわれの計算によりますると、もちろんこれからの折衝もありましょうけれども、大体自然的に増大するものが四百億から六百億は免れないと思うのであります。これだけ見ましても、その昭和三十三年度の予算は、昭和三十二年度に比べて相当程度に自然に増大する要因を含んでおる。
 さらに先般自民党においては新しい政策というものを御発表になりました。これは予算の裏づけも何もない、一種の放言でございますけれども、これを予算に盛るとするならば一体昭和三十三年度の予算はどれだけふえるのであるか、こういう点を勘案して、昭和三十三年度の予算は、昭和三十二年度の予算の規模よりも実質的にふくらませるのではないのだ、こういうことは大蔵大臣としてはどういうところからおっしゃっておるのか、一体その構想の基本はどういう数字が頭の中に入っておるのか、あなたの好きな数字を一つ示していただきたい。

発言情報

speech_id: 102705261X00219571105_130

発言者: 河野密

speaker_id: 28496

日付: 1957-11-05

院: 衆議院

会議名: 予算委員会