河野正の発言 (文教委員会)
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○河野(正)委員 ただいま私の発言に誤解があったかと思うのでございますが、もちろん私どもも今日まで十一名の越冬隊員の方々がやられました功績に対しましては、非常に大きな敬意をささげておるのでございます。ところが今度の場合は、従前の十一名よりも若干の人員が減りまするし、なおまた、さっき申し上げまするように最小限の設営部門の人員というものは必要でございますので、従って、観測部門の人員が非常に大きな圧縮を受ける。そういった中から今後大きな成果が上げられるものかどうか。その場合に、もちろん成果があることにつきましては私どもも認めるということはやぶさかでございませんけれども、しかし、人員が非常に減少したために、今後今日以上の困難が伴う。そういった困難が伴うにかかわらず、さっき申し上げますように、観測部門の人員構成が非常に圧迫されますから、それがために業績がなかなか上げにくい、そういった意味で私は犠牲ということを申し上げたのでございますから、その点は一つ誤解がないようにお願いをいたしたいと思うのでございます。
それからさらに御質問を申し上げたいと思うのでございますが、それは、今度のバートン・アイランド号にいたしましてもアメリカの協力を得て、一応宗谷が接岸地点に到達したのでございますが、なおまたいろいろ今後の問題等につきましても協力を願わなければならぬ点が多々あるのではなかろうか。もちろんこれは昨年の委員会におきましても、宗谷が帰って参りました当時、私どもも本委員会におきましていろいろお尋ねもし、またいろいろと現地の実情というものもお聞き申したのでございますが、いろいろ現地におきましては現地の気持というものが、私どもより以上の気持というものがあるということを、私ども決して無視はして相ならぬと考えております。さればといって現地の気持といいますか、空気といいますか、そういったものを尊重するあまり、結果的にはかえっていろいろ不幸な事態を招来するというようなことがないでもないのでございまするから、そういった一つの面子と申しますか、あるいは現地の感情と申しますか、そういったものにあまりこだわることなく、むしろ今日の事態というものに、ことに人命上の危険がないように、あるいはまたできるだけ今日までの業績というものが内地に運ばれますように、最善の努力をやらなければならぬというように私ども考えております。そのためにたとえばさっきもいろいろお話がございましたように、ビーバ一機等を利用するというようなこともございましたが、宗谷に積載されておりまする飛行機、ヘリコプターだけではなかなか能力というものが少いのでございますから、従って現地の協力を得ておりまするバートン・アイランド号に積載されておりまするシコルスキー機等の援助を受ける用意があるのかどうか。あるいはまた今後の問題等もございますので、一点お尋ねを申し上げておきたいと思うのでございますが、それはアメリカ冷凍作戦本部の報告によりますと、バートン・アイランド号に対しまして、グレイシャー号の援助を受ける用意があるのかないのかというふうな発表もあったそうでございますが、こういったグレイシャー号の援助をさらに受けるというふうなお考えがあるのかないのか。そういった点も今後の事態というものを私ども万全を期さなければならぬのでございますから、そういった建前から一つお尋ねをしておきたいと思うのでございます。