文教委員会
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会
会議録情報#0
昭和三十三年二月十二日(水曜日)
午前十時三十二分開議
出席委員
委員長 山下 榮二君
理事 伊東 岩男君 理事 高村 坂彦君
理事 山中 貞則君 理事 河野 正君
理事 佐藤觀次郎君
簡牛 凡夫君 杉浦 武雄君
千葉 三郎君 渡海元三郎君
灘尾 弘吉君 並木 芳雄君
山口 好一君 木下 哲君
小牧 次生君 櫻井 奎夫君
鈴木 義男君 高津 正道君
野原 覺君 平田 ヒデ君
出席政府委員
文部政務次官 臼井 莊一君
文部事務官
(大学学術局
長) 緒方 信一君
海上保安庁長官 島居辰次郎君
委員外の出席者
南極地域観測統
合推進本部副本
部長 稲田 清助君
専 門 員 石井 勗君
―――――――――――――
昭和三十二年十二月二十一日
委員宮澤胤勇君辞任につき、その補欠として三
浦一雄君が議長の指名で委員に選任された。
同月二十三日
委員長谷川保君辞任につき、その補欠として鈴
木義男君が議長の指名で委員に選任された。
昭和三十三年一月三十日
委員河野金昇君及び三浦一雄君辞任につき、そ
の補欠として灘尾弘吉君及び渡海元三郎君が議
長の指名で委員に選任された。
二月二日
理事竹尾弌君死去につき、その補欠として山中
貞則君が理事に当選した。
―――――――――――――
昭和三十二年十二月二十日
国立及び公立の義務教育諸学校の児童及び生徒
の災害補償に関する法律案(山崎始男君外六名
提出、第二十四回国会衆法第八号)
市町村立学校職員給与負担法及び地方教育行政
の組織及び運営に関する法律の一部を改正する
法律案(平田ヒデ君外二名提出、第二十六回国
会衆法第一八号)
公立学校施設費国庫負担法の一部を改正する法
律案(櫻井奎夫君外三名提出、第二十六回国会
衆法第二二号)
昭和三十三年二月三日
国立学校設置法の一部を改正する法律案(内閣
提出第一九号)
昭和三十二年十二月二十七日
公立義務教育諸学校の施設費半額国庫負担に関
する請願外十三件(内藤友明君外二名紹介)(
第三一号)
同(二階堂進君紹介)(第八一号)
学校保健法制定に関する請願(木村俊夫君紹
介)(第七八号)
教員の配置基準及び学級編成基準の法制化等に
関する請願(中馬辰猪君紹介)(第七九号)
へき地教育振興予算に関する請願(中馬辰猪君
紹介)(第八〇号)
昭和三十三年一月十八日
愛知学芸大学名古屋分校に後期課程設置反対に
関する請願(小林かなえ君紹介)(第一七二
号)
学校保健法制定に関する請願(井堀繁雄君紹
介)(第一七三号)
同(岡本隆一君紹介)(第一七四号)
同外二件(大石武一君紹介)(第一七五号)
同(佐々木更三君紹介)(第一七六号)
同(平岡忠次郎君紹介)(第一七七号)
同(阿左美廣治君紹介)(第三六〇号)
公立義務教育諸学校の施設費半額国庫負担に関
する請願外四件(池田清志君紹介)(第一七八
号)
同(江崎真澄君外十名紹介)(第一七九号)
同外二件(黒金泰美君紹介)(第一八〇号)
同(小坂善太郎君紹介)(第一八一号)
同(坂田道太君紹介)(第一八二号)
同外一件(松澤雄藏君紹介)(第一八三号)
同(山本猛夫君紹介)(第一八四号)
同(山中貞則君紹介)(第一八五号)
同(芦田均君紹介)(第三七〇号)
公立小中学校統合特別助成費国庫補助増額に関
する請願(吉川久衛君紹介)(第一八六号)
へき地教育振興法改正に関する請願(山本猛夫
君紹介)(第一八七号)
小中学校学級編成基準の引下げに関する請願(
吉川久衛君紹介)(第一八八号)
公立小中学校施設統合整備に関する請願(吉川
久衛君紹介)(第一八九号)
教員の配置基準及び学級編成基準の法制化等に
関する請願(山中貞則君紹介)(第一九〇号)
教育予算増額に関する請願(杉浦武雄君紹介)
(第一九一号)
愛知学芸大学名古屋分校に後期課程設置の請願
(丹羽兵助君紹介)(第一九二号)
学級編成基準の適正化等に関する請願(稻葉修
君紹介)(第一九四号)
科学技術教育振興に関する請願(前田房之助君
紹介)(第三三四号)
同月二十七日
学級編成基準の適正化等に関する請願(須磨彌
吉郎君紹介)(第三九二号)
同(徳田與吉郎君紹介)(第四二一号)
同(並木芳雄君紹介)(第四二二号)
同(岡本隆一君紹介)(第四二三号)
公立義務教育諸学校の施設費半額国庫負担に関
する請願(須磨彌吉郎君紹介)(第三九三号)
同(岡本隆一君紹介)(第四二四号)
同(山下春江君紹介)(第四二五号)
学校保健法制定に関する請願(松浦東介君紹
介)(第三九四号)
同外一件(赤城宗徳君紹介)(第四六八号)
同月三十一日
学校保健法制定に関する請願(河野正君紹介)
(第四九九号)
同外一件(大野市郎君紹介)(第五七四号)
同(大村清一君紹介)(第五七五号)
同(菊地養之輔君紹介)(第五七六号)
同(松澤雄藏君紹介)(第五七七号)
公立義務教育諸学校の施設費半額国庫負担に関
する請願外一件(三木武夫君紹介)(第五〇〇
号)
同(愛知揆一君紹介)(第五九二号)
同(大石武一君紹介)(第五九三号)
同(大村清一君紹介)(第五九四号)
同(菊地養之輔君紹介)(第五九五号)
同(須磨彌吉郎君紹介)(第五九六号)
同(牧野良三君紹介)(第五九七号)
学級編成基準の適正化等に関する請願外三件(
赤城宗徳君紹介)(第五七八号)
同外一件(大久保留次郎君紹介)(第五七九号)
同外二件(大森玉木君紹介)(第五八〇号)
同(加藤高藏君外三名紹介)(第五八一号)
同外二件(加藤高藏君紹介)(第五八二号)
同外二件(北澤直吉君紹介)(第五八三号)
同(須磨彌吉郎君紹介)(第五八四号)
同(塚原俊郎君紹介)(第五八五号)
同外四件(徳田與吉郎君紹介)(第五八六号)
同(中山榮一君紹介)(第五八七号)
同外一件(並木芳雄君紹介)(第五八八号)
同(橋本登美三郎君紹介)(第五八九号)
同(南好雄君紹介)(第五九〇号)
同外二件(山本粂吉君紹介)(第五九一号)
二月六日
学校保健法制定に関する請願(淡谷悠藏君紹
介)(第六六四号)
同(岡本隆一君紹介)(第七五八号)
菱刈小学校舎改築に関する請願(池田清志君紹
介)(第六六五号)
学級編成基準の適正化等に関する請願(塚原俊
郎君紹介)(第六六六号)
同(植村武一君紹介)(第七二一号)
同(塚原俊郎君紹介)(第七二二号)
新庄北高等学校に木材工芸科設置に関する請願
(松澤雄藏君紹介)(第六六七号)
公立義務教育諸学校の施設費半額国庫負担に関
する請願(植村武一君紹介)(第七二〇 号)
同(辻原弘市君紹介)(第七五七号)
同月十一日
へき地教育振興法の一部改正に関する請願(赤
城宗徳君紹介)(第七七九号)
同(助川良平君紹介)(第七八〇号)
同外四件(坂田道太君紹介)(第八一一号)
同(加藤常太郎君紹介)(第八七九号)
学校保健法制定に関する請願(大橋武夫君紹
介)(第七八一号)
同(内田常雄君紹介)(第八一二号)
同(加藤鐐五郎君紹介)(第八一三号)
同(小林信一君紹介)(第八一四号)
同(竹谷源太郎君紹介)(第八八〇号)
公立義務教育諸学校の施設費半額国庫負担に関
する請願(野田卯一君紹介)(第七八二 号)
同(大石武一君紹介)(第八五五号)
教科書末端販売機構改革に関する請願(高津正
道君紹介)(第八二八号)
私学理工科教育振興に関する請願(長谷川四郎
君紹介)(第八五六号)
の審査を本委員会に付託された。
一月十八日
公立小、中学校統合の立法化に関する陳情書
(第二八号)
学校保健振興促進に関する陳情書
(第二九号)
勤労青少年の産業教育振興に関する陳情書
(第三一号)
新潟大学に夜間短期大学併設に関する陳情書外
二件(第三二
号)
公立学校施設費補助に関する臨時措置法制定に
関する陳情書(第
三三号)
青少年の不良化防止に関する陳情書
(第三四号)
マリモの保護費全額国庫負担に関する陳情書
(第七
三号)
義務教育学校施設費半額国庫負担法制定等に関
る陳情書外八件
(第八五号)
修学旅行に関する陳情書
(第八六
号)
児童生徒等の災害補償に関する陳情書
(
第八七号)
養護教諭設置の義務制に関する陳情書
(第八八号)
修身科復活に関する陳情書
(第八九号)
二月一日
新潟大学に夜間部設置に関する陳情書外一件
(第一四一号)
特殊教育の法制化等に関する陳情書
(第一四二号)
小、中学校に対する国庫補助及び起債わく拡大
に関する陳情書(
第二〇五号)
義務教育施設に対する補助単価及び補助率引上
げ等に関する陳情書
(第二〇六号)
昭和三十二年七月豪雨による公立社会教育施設
災害復旧に関する陳情書
(第
二五四号)
を本委員会に参考送付された。
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
理事の互選
南極地域観測に関する件
――――◇―――――
この発言だけを見る →午前十時三十二分開議
出席委員
委員長 山下 榮二君
理事 伊東 岩男君 理事 高村 坂彦君
理事 山中 貞則君 理事 河野 正君
理事 佐藤觀次郎君
簡牛 凡夫君 杉浦 武雄君
千葉 三郎君 渡海元三郎君
灘尾 弘吉君 並木 芳雄君
山口 好一君 木下 哲君
小牧 次生君 櫻井 奎夫君
鈴木 義男君 高津 正道君
野原 覺君 平田 ヒデ君
出席政府委員
文部政務次官 臼井 莊一君
文部事務官
(大学学術局
長) 緒方 信一君
海上保安庁長官 島居辰次郎君
委員外の出席者
南極地域観測統
合推進本部副本
部長 稲田 清助君
専 門 員 石井 勗君
―――――――――――――
昭和三十二年十二月二十一日
委員宮澤胤勇君辞任につき、その補欠として三
浦一雄君が議長の指名で委員に選任された。
同月二十三日
委員長谷川保君辞任につき、その補欠として鈴
木義男君が議長の指名で委員に選任された。
昭和三十三年一月三十日
委員河野金昇君及び三浦一雄君辞任につき、そ
の補欠として灘尾弘吉君及び渡海元三郎君が議
長の指名で委員に選任された。
二月二日
理事竹尾弌君死去につき、その補欠として山中
貞則君が理事に当選した。
―――――――――――――
昭和三十二年十二月二十日
国立及び公立の義務教育諸学校の児童及び生徒
の災害補償に関する法律案(山崎始男君外六名
提出、第二十四回国会衆法第八号)
市町村立学校職員給与負担法及び地方教育行政
の組織及び運営に関する法律の一部を改正する
法律案(平田ヒデ君外二名提出、第二十六回国
会衆法第一八号)
公立学校施設費国庫負担法の一部を改正する法
律案(櫻井奎夫君外三名提出、第二十六回国会
衆法第二二号)
昭和三十三年二月三日
国立学校設置法の一部を改正する法律案(内閣
提出第一九号)
昭和三十二年十二月二十七日
公立義務教育諸学校の施設費半額国庫負担に関
する請願外十三件(内藤友明君外二名紹介)(
第三一号)
同(二階堂進君紹介)(第八一号)
学校保健法制定に関する請願(木村俊夫君紹
介)(第七八号)
教員の配置基準及び学級編成基準の法制化等に
関する請願(中馬辰猪君紹介)(第七九号)
へき地教育振興予算に関する請願(中馬辰猪君
紹介)(第八〇号)
昭和三十三年一月十八日
愛知学芸大学名古屋分校に後期課程設置反対に
関する請願(小林かなえ君紹介)(第一七二
号)
学校保健法制定に関する請願(井堀繁雄君紹
介)(第一七三号)
同(岡本隆一君紹介)(第一七四号)
同外二件(大石武一君紹介)(第一七五号)
同(佐々木更三君紹介)(第一七六号)
同(平岡忠次郎君紹介)(第一七七号)
同(阿左美廣治君紹介)(第三六〇号)
公立義務教育諸学校の施設費半額国庫負担に関
する請願外四件(池田清志君紹介)(第一七八
号)
同(江崎真澄君外十名紹介)(第一七九号)
同外二件(黒金泰美君紹介)(第一八〇号)
同(小坂善太郎君紹介)(第一八一号)
同(坂田道太君紹介)(第一八二号)
同外一件(松澤雄藏君紹介)(第一八三号)
同(山本猛夫君紹介)(第一八四号)
同(山中貞則君紹介)(第一八五号)
同(芦田均君紹介)(第三七〇号)
公立小中学校統合特別助成費国庫補助増額に関
する請願(吉川久衛君紹介)(第一八六号)
へき地教育振興法改正に関する請願(山本猛夫
君紹介)(第一八七号)
小中学校学級編成基準の引下げに関する請願(
吉川久衛君紹介)(第一八八号)
公立小中学校施設統合整備に関する請願(吉川
久衛君紹介)(第一八九号)
教員の配置基準及び学級編成基準の法制化等に
関する請願(山中貞則君紹介)(第一九〇号)
教育予算増額に関する請願(杉浦武雄君紹介)
(第一九一号)
愛知学芸大学名古屋分校に後期課程設置の請願
(丹羽兵助君紹介)(第一九二号)
学級編成基準の適正化等に関する請願(稻葉修
君紹介)(第一九四号)
科学技術教育振興に関する請願(前田房之助君
紹介)(第三三四号)
同月二十七日
学級編成基準の適正化等に関する請願(須磨彌
吉郎君紹介)(第三九二号)
同(徳田與吉郎君紹介)(第四二一号)
同(並木芳雄君紹介)(第四二二号)
同(岡本隆一君紹介)(第四二三号)
公立義務教育諸学校の施設費半額国庫負担に関
する請願(須磨彌吉郎君紹介)(第三九三号)
同(岡本隆一君紹介)(第四二四号)
同(山下春江君紹介)(第四二五号)
学校保健法制定に関する請願(松浦東介君紹
介)(第三九四号)
同外一件(赤城宗徳君紹介)(第四六八号)
同月三十一日
学校保健法制定に関する請願(河野正君紹介)
(第四九九号)
同外一件(大野市郎君紹介)(第五七四号)
同(大村清一君紹介)(第五七五号)
同(菊地養之輔君紹介)(第五七六号)
同(松澤雄藏君紹介)(第五七七号)
公立義務教育諸学校の施設費半額国庫負担に関
する請願外一件(三木武夫君紹介)(第五〇〇
号)
同(愛知揆一君紹介)(第五九二号)
同(大石武一君紹介)(第五九三号)
同(大村清一君紹介)(第五九四号)
同(菊地養之輔君紹介)(第五九五号)
同(須磨彌吉郎君紹介)(第五九六号)
同(牧野良三君紹介)(第五九七号)
学級編成基準の適正化等に関する請願外三件(
赤城宗徳君紹介)(第五七八号)
同外一件(大久保留次郎君紹介)(第五七九号)
同外二件(大森玉木君紹介)(第五八〇号)
同(加藤高藏君外三名紹介)(第五八一号)
同外二件(加藤高藏君紹介)(第五八二号)
同外二件(北澤直吉君紹介)(第五八三号)
同(須磨彌吉郎君紹介)(第五八四号)
同(塚原俊郎君紹介)(第五八五号)
同外四件(徳田與吉郎君紹介)(第五八六号)
同(中山榮一君紹介)(第五八七号)
同外一件(並木芳雄君紹介)(第五八八号)
同(橋本登美三郎君紹介)(第五八九号)
同(南好雄君紹介)(第五九〇号)
同外二件(山本粂吉君紹介)(第五九一号)
二月六日
学校保健法制定に関する請願(淡谷悠藏君紹
介)(第六六四号)
同(岡本隆一君紹介)(第七五八号)
菱刈小学校舎改築に関する請願(池田清志君紹
介)(第六六五号)
学級編成基準の適正化等に関する請願(塚原俊
郎君紹介)(第六六六号)
同(植村武一君紹介)(第七二一号)
同(塚原俊郎君紹介)(第七二二号)
新庄北高等学校に木材工芸科設置に関する請願
(松澤雄藏君紹介)(第六六七号)
公立義務教育諸学校の施設費半額国庫負担に関
する請願(植村武一君紹介)(第七二〇 号)
同(辻原弘市君紹介)(第七五七号)
同月十一日
へき地教育振興法の一部改正に関する請願(赤
城宗徳君紹介)(第七七九号)
同(助川良平君紹介)(第七八〇号)
同外四件(坂田道太君紹介)(第八一一号)
同(加藤常太郎君紹介)(第八七九号)
学校保健法制定に関する請願(大橋武夫君紹
介)(第七八一号)
同(内田常雄君紹介)(第八一二号)
同(加藤鐐五郎君紹介)(第八一三号)
同(小林信一君紹介)(第八一四号)
同(竹谷源太郎君紹介)(第八八〇号)
公立義務教育諸学校の施設費半額国庫負担に関
する請願(野田卯一君紹介)(第七八二 号)
同(大石武一君紹介)(第八五五号)
教科書末端販売機構改革に関する請願(高津正
道君紹介)(第八二八号)
私学理工科教育振興に関する請願(長谷川四郎
君紹介)(第八五六号)
の審査を本委員会に付託された。
一月十八日
公立小、中学校統合の立法化に関する陳情書
(第二八号)
学校保健振興促進に関する陳情書
(第二九号)
勤労青少年の産業教育振興に関する陳情書
(第三一号)
新潟大学に夜間短期大学併設に関する陳情書外
二件(第三二
号)
公立学校施設費補助に関する臨時措置法制定に
関する陳情書(第
三三号)
青少年の不良化防止に関する陳情書
(第三四号)
マリモの保護費全額国庫負担に関する陳情書
(第七
三号)
義務教育学校施設費半額国庫負担法制定等に関
る陳情書外八件
(第八五号)
修学旅行に関する陳情書
(第八六
号)
児童生徒等の災害補償に関する陳情書
(
第八七号)
養護教諭設置の義務制に関する陳情書
(第八八号)
修身科復活に関する陳情書
(第八九号)
二月一日
新潟大学に夜間部設置に関する陳情書外一件
(第一四一号)
特殊教育の法制化等に関する陳情書
(第一四二号)
小、中学校に対する国庫補助及び起債わく拡大
に関する陳情書(
第二〇五号)
義務教育施設に対する補助単価及び補助率引上
げ等に関する陳情書
(第二〇六号)
昭和三十二年七月豪雨による公立社会教育施設
災害復旧に関する陳情書
(第
二五四号)
を本委員会に参考送付された。
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
理事の互選
南極地域観測に関する件
――――◇―――――
山
山下榮二#1
○山下委員長 これより会議を開きます。
初めに第十三回国会以来当文教委員会の委員長であり、文教委員として文教委員会における文教施策に関する立法、その他の審議の過程を通じて、また文部政務次官として直接その衝に当り、わが国の文教行政の充実発展に多大の貢献をされ、自他ともに文教のヴェテランとして今後いよいよその健闘を期待されておりました竹尾弌君が、去る八日第一議員会館において急逝されました。ここにつつしんで哀悼の意を表したいと存じます。皆さんの御起立を願って、黙祷をささげたいと存じます。
〔総員起立黙祷〕
この発言だけを見る →初めに第十三回国会以来当文教委員会の委員長であり、文教委員として文教委員会における文教施策に関する立法、その他の審議の過程を通じて、また文部政務次官として直接その衝に当り、わが国の文教行政の充実発展に多大の貢献をされ、自他ともに文教のヴェテランとして今後いよいよその健闘を期待されておりました竹尾弌君が、去る八日第一議員会館において急逝されました。ここにつつしんで哀悼の意を表したいと存じます。皆さんの御起立を願って、黙祷をささげたいと存じます。
〔総員起立黙祷〕
山
山下榮二#2
○山下委員長 それでは理事の補欠選挙を行いたいと存じます。理事でありました竹尾弌君が去る八日死去されましたので、理事が一名欠員となっております。つきましてはその補欠選挙をいたさなければなりません。先例によりまして、委員長においてその補欠を指名いたしたいと存じます。御異議はございませんか。
この発言だけを見る →山
山
山下榮二#4
○山下委員 次に南極地域観測に関する調査を進めます。まず南極地域観測の現状とこれまでの経過について説明を聴取いたしたいと存じます。島居海上保安庁長官より説明を願います。
この発言だけを見る →島
島居辰次郎#5
○島居政府委員 宗谷につきましては、一般国民の皆様の関心のまとでもありますし、またいろいろ御心配もかけておりますので、これから極地における行動の概要について申し上げたいと思います。お手元に宗谷航跡図というのを配付いたしておりますので、それで一つごらんをいただきたいと思います。
宗谷は前回の予備観測の経験にかんがみまして、一昨年より十八日早く、昨年の十月二十一日東京を出港いたしまして、その後予定通り十二月二十一日に極地のエンダービー・ランドのクローズ岬沖に到達したのであります。これから大陸に沿いまして、西南方のコースをとりまして、ヘリコプターをもって進入水路の調査を行いながらリュッツォフ・ホルム湾に接近していったのであります。この間にビーバーを組み立てまして、水路の偵察に備えたのであります。二十三日、ちょうどその紙の一番右の上にございますが、十二月二十三日未明より氷盤は多少大きくなって参りまして、航行やや困難になってきたのでありますが、ヘリコプターによる進入路の偵察と、それから水路の調査を続行しながら、氷盤の弱いところを選んで、少しずつ前進していったのであります。そうして二十六日前方にビーバーの発着可能と思われる開水面を発見いたしましたので、これに接近してビーバーを飛ばそうと思いまして、氷原に進入していったのでありますが、あいにくそのとき氷状が急激に悪化いたしまして、一進一退を余儀なくされまして、三十一日には強力なブリザードに襲われまして、その後はほとんど航行の自由を失いまして、完谷の全能力をあげ、乗組員全員の最善の努力にもかかわらず、大氷原とともに西に西にと圧流されて参ったのであります。そうして一月三十一日までにその距離は約二百四十海里に及んでおりまして、この間自力で航行できた距離わずかに四十海里であります。一月三十一日に至りまして初めて氷状やや好転したので、行動を開始いたしまして、外洋に向け氷原脱出を強行いたしたのであります。しかしこの行動中二月一日の午前五時三十一分に宗谷の左の方のスクリュー——宗谷は二つスクリューを持っております。その左の方のスクリューの、プロペラに四つの羽がありますが、その一つの羽を約四分の三程度折損したのであります。これは氷を割ってそうして氷を押していくその推力につきましては、約二割程度の低下はやむを得ないと思われるのでありますが、航行にはもちろん差しつかえございません。大体十ノット程度は保持しておるのであります。その後もちろん両方の推進器で航行しておりますが、その後爆破作業等をあわせ行いまして、氷原と悪戦苦闘を続けること約一週間であります。二月六日の現地時間十三時三十分、日本時間十九時三十分、ついに自力をもって外洋に脱出することができたのであります。
かくして宗谷が氷原で難航を続けております状況にかんがみまして、一月の半ばごろから外国の砕氷船の援助を求める必要があるかどうかということについて検討を始めたのでありますが、また現地にもそういうことを言ってやりまして、非常に困ってから急に砕氷船を頼んでも、おいそれとはなかなか来れない。そこで少くとも二週間前から見通しをつけなければいけないということを松本船長の方へ言ってやったのでありますが、私の方といたしましては、一月二十一日に外務省にアメリカ、ソ連、イギリス、オーストラリア、ベルギー、ノルウエーなどの南極地域に派遣されております砕氷船の動静の調査を依頼いたしまして、そうして最悪の場合外国砕氷船の援助を求めるような事態も予想される旨を申し入れておいたのであります。この間にも宗谷の自力脱出はもちろん期待しておったのでありますが、一月末になりましても氷状が好転のきざしがなかったのでありまして、われわれの考えといたしましては、おそらく自力で脱出はするでありましょうけれども、あまりおそく脱出したのでは観測に差しつかえる、また越冬隊の収容にも差しつかえる、こういうふうなことも懸念いたしまして、一月三十一日に現地とと打ち合せ、現地からの要請もありまして、当時距離の上からも、また性能の上から最も適切であると判断されたアメリカの砕氷艦バートン・アイランド号の援助を外務省を通じてアメリカに要請したのであります。
横道になりますが、当時南極における各国の砕氷船の状況をちょっと地図で御説明申し上げますと、日本の昭和基地はここでございます。そこで各国の砕氷船はいろいろありますが、最も近いところにあるのは、日本の西の方約三百海里のところのベルギーのブライド湾、ここにことし初めてできた基地がございます。ここには砕氷船が二隻おりますが、その二隻とも宗谷の五分の一程度でございまして、宗谷以上の役には立ちませんが、その二隻とも今なお氷に閉ざされておるような状況でございます。ここはウェスト・ウィンド号、これはアメリカの強力な砕氷船でございますが、これも氷に閉ざされたままになっています。それから日本の東の方約六百海里のところに豪州のモーソン基地がございます。ここには、ベルギーよりは大きいのでありますが、二千百トンばかりの砕氷船、これまた氷に閉ざされているような状況であります。でございますので、当時宗谷よりも能力のある船でということになってくると、まずアメリカのグレイシャーとか、あるいはソ連のオビということになってくるのでありますが、グレイシャーはあいにく、直接われわれの方への報告ではありませんが、外電によりますと、やはりプロペラを破損してニュージーランドで修理中だ、こういうことであります。そこでオビはどうかというと、ソ連の方へ外務省を通じて聞きますと、ジョージ五世島というのがございまして、そこからニュージーランドへ今荷物を積んで航行している、こういうことなのです。そこでみんな遠いので、最も近いので多少宗谷よりも能力のいいといったならば、アメリカのバートン・アイラント号と、アトカというのがソ連のミールヌイ基地の沖の方を西の方へ向けて航行中だということでございましたので、まずこれが時期からいっても、また能力からいっても一番適当である、こういうことからこれに依頼したようなわけであります。御参考までに申しますと、バートン・アイランド号は約六千五百十六排水トンでありまして、主機関が一万二千馬力、砕氷能力が約三・六メートルでありまして、宗谷の約三倍くらいある船であります。そこで、本国からの救援の指示を受けましたバートン・アイランドは、宗谷の脱出の五日前の二月一日のミールヌイ基地のソ連の基地に寄ったようでありますが、この付近から行動を開始しまして、以後バートン・アイランドと宗谷とは連絡を毎日一回とりつつ、二月七日オングル島の北方約九十マイルの地点にて会合しております。配付いたしました地図でごらんいただきますと、右の方に赤い線で書いてありますかどのところであります。その後宗谷はバートン・アイランド号に続航いたしましてオングル島に向け進入を開始したのでありますが、進入するに従いまして、氷盤はだんだん悪くなり、オングル島に向う進入路も、去年実は東経四十度線に沿って南下したのでありますが、そのときの報告によりますと、直航して南下することは氷が固くて行けないから、西の方へ回って近づくというふうな報告を聞いたのでありますが、そういうふうにだんだん西南の方へ向って行っているようであります。そうして二月九日両船は現在位置、オングル島の西北でございますが、そこの約六十八海里の地点に仮泊しているのであります。その後ヘリコプター四機によりまして周到に氷状の偵察をした結果、これ以上進入することはほとんど不可能であるという結論に達しましたので、とりあえずここから現地において、現在行っておられる越冬隊の収容のこととか、あるいは荷物の輸送のこととか、そういうことを現地で計画を立てているようであります。その後ちょうど最も大切の時期になったのでありますが、一昨晩の日本時間の午後九時からずっと磁気あらしのために通信が不能になりまして、全く困っているのでありますが、消息の連絡ができないという状況でございます。
ただ、その辺の氷原の状況をつけ加えて申しますと、宗谷がおります現在位置の南東方、オングル島の北方でございますが、幅約十三海里にわたってハンモック状の氷原をなしておりまして、それより先は定着氷となっており、そのハンモック状の氷原は、何度もヘリコプターをもって調査いたしましたが、その結果、米国の砕氷艦バートン・アイランド号といえども突破は困難であるということがわかったのであります。それから七日の午後バートン・アイランド号と会合いたしまして氷海へ進入して間もなく、氷盤間にパンケーキ・アイスというのが密集いたしまして、また今のリードの水面には半日くらいの間に厚さ約十センチのニュー・アイス、ことしの新しい氷でありますが、それが張り詰めてきたということから想像いたしますと、すでにこの付近は結氷期に入っておることが明らかであるのであります。また天候の変化によりましても、このリードはいずれ近くは消滅するであろうということも予想されますが、今の一週間くらいはもちろん大丈夫であろうかと想像しているのであります。
大体従来の経過と、今宗谷がおります付近の氷状について概略を申し上げさしていただきました。
この発言だけを見る →宗谷は前回の予備観測の経験にかんがみまして、一昨年より十八日早く、昨年の十月二十一日東京を出港いたしまして、その後予定通り十二月二十一日に極地のエンダービー・ランドのクローズ岬沖に到達したのであります。これから大陸に沿いまして、西南方のコースをとりまして、ヘリコプターをもって進入水路の調査を行いながらリュッツォフ・ホルム湾に接近していったのであります。この間にビーバーを組み立てまして、水路の偵察に備えたのであります。二十三日、ちょうどその紙の一番右の上にございますが、十二月二十三日未明より氷盤は多少大きくなって参りまして、航行やや困難になってきたのでありますが、ヘリコプターによる進入路の偵察と、それから水路の調査を続行しながら、氷盤の弱いところを選んで、少しずつ前進していったのであります。そうして二十六日前方にビーバーの発着可能と思われる開水面を発見いたしましたので、これに接近してビーバーを飛ばそうと思いまして、氷原に進入していったのでありますが、あいにくそのとき氷状が急激に悪化いたしまして、一進一退を余儀なくされまして、三十一日には強力なブリザードに襲われまして、その後はほとんど航行の自由を失いまして、完谷の全能力をあげ、乗組員全員の最善の努力にもかかわらず、大氷原とともに西に西にと圧流されて参ったのであります。そうして一月三十一日までにその距離は約二百四十海里に及んでおりまして、この間自力で航行できた距離わずかに四十海里であります。一月三十一日に至りまして初めて氷状やや好転したので、行動を開始いたしまして、外洋に向け氷原脱出を強行いたしたのであります。しかしこの行動中二月一日の午前五時三十一分に宗谷の左の方のスクリュー——宗谷は二つスクリューを持っております。その左の方のスクリューの、プロペラに四つの羽がありますが、その一つの羽を約四分の三程度折損したのであります。これは氷を割ってそうして氷を押していくその推力につきましては、約二割程度の低下はやむを得ないと思われるのでありますが、航行にはもちろん差しつかえございません。大体十ノット程度は保持しておるのであります。その後もちろん両方の推進器で航行しておりますが、その後爆破作業等をあわせ行いまして、氷原と悪戦苦闘を続けること約一週間であります。二月六日の現地時間十三時三十分、日本時間十九時三十分、ついに自力をもって外洋に脱出することができたのであります。
かくして宗谷が氷原で難航を続けております状況にかんがみまして、一月の半ばごろから外国の砕氷船の援助を求める必要があるかどうかということについて検討を始めたのでありますが、また現地にもそういうことを言ってやりまして、非常に困ってから急に砕氷船を頼んでも、おいそれとはなかなか来れない。そこで少くとも二週間前から見通しをつけなければいけないということを松本船長の方へ言ってやったのでありますが、私の方といたしましては、一月二十一日に外務省にアメリカ、ソ連、イギリス、オーストラリア、ベルギー、ノルウエーなどの南極地域に派遣されております砕氷船の動静の調査を依頼いたしまして、そうして最悪の場合外国砕氷船の援助を求めるような事態も予想される旨を申し入れておいたのであります。この間にも宗谷の自力脱出はもちろん期待しておったのでありますが、一月末になりましても氷状が好転のきざしがなかったのでありまして、われわれの考えといたしましては、おそらく自力で脱出はするでありましょうけれども、あまりおそく脱出したのでは観測に差しつかえる、また越冬隊の収容にも差しつかえる、こういうふうなことも懸念いたしまして、一月三十一日に現地とと打ち合せ、現地からの要請もありまして、当時距離の上からも、また性能の上から最も適切であると判断されたアメリカの砕氷艦バートン・アイランド号の援助を外務省を通じてアメリカに要請したのであります。
横道になりますが、当時南極における各国の砕氷船の状況をちょっと地図で御説明申し上げますと、日本の昭和基地はここでございます。そこで各国の砕氷船はいろいろありますが、最も近いところにあるのは、日本の西の方約三百海里のところのベルギーのブライド湾、ここにことし初めてできた基地がございます。ここには砕氷船が二隻おりますが、その二隻とも宗谷の五分の一程度でございまして、宗谷以上の役には立ちませんが、その二隻とも今なお氷に閉ざされておるような状況でございます。ここはウェスト・ウィンド号、これはアメリカの強力な砕氷船でございますが、これも氷に閉ざされたままになっています。それから日本の東の方約六百海里のところに豪州のモーソン基地がございます。ここには、ベルギーよりは大きいのでありますが、二千百トンばかりの砕氷船、これまた氷に閉ざされているような状況であります。でございますので、当時宗谷よりも能力のある船でということになってくると、まずアメリカのグレイシャーとか、あるいはソ連のオビということになってくるのでありますが、グレイシャーはあいにく、直接われわれの方への報告ではありませんが、外電によりますと、やはりプロペラを破損してニュージーランドで修理中だ、こういうことであります。そこでオビはどうかというと、ソ連の方へ外務省を通じて聞きますと、ジョージ五世島というのがございまして、そこからニュージーランドへ今荷物を積んで航行している、こういうことなのです。そこでみんな遠いので、最も近いので多少宗谷よりも能力のいいといったならば、アメリカのバートン・アイラント号と、アトカというのがソ連のミールヌイ基地の沖の方を西の方へ向けて航行中だということでございましたので、まずこれが時期からいっても、また能力からいっても一番適当である、こういうことからこれに依頼したようなわけであります。御参考までに申しますと、バートン・アイランド号は約六千五百十六排水トンでありまして、主機関が一万二千馬力、砕氷能力が約三・六メートルでありまして、宗谷の約三倍くらいある船であります。そこで、本国からの救援の指示を受けましたバートン・アイランドは、宗谷の脱出の五日前の二月一日のミールヌイ基地のソ連の基地に寄ったようでありますが、この付近から行動を開始しまして、以後バートン・アイランドと宗谷とは連絡を毎日一回とりつつ、二月七日オングル島の北方約九十マイルの地点にて会合しております。配付いたしました地図でごらんいただきますと、右の方に赤い線で書いてありますかどのところであります。その後宗谷はバートン・アイランド号に続航いたしましてオングル島に向け進入を開始したのでありますが、進入するに従いまして、氷盤はだんだん悪くなり、オングル島に向う進入路も、去年実は東経四十度線に沿って南下したのでありますが、そのときの報告によりますと、直航して南下することは氷が固くて行けないから、西の方へ回って近づくというふうな報告を聞いたのでありますが、そういうふうにだんだん西南の方へ向って行っているようであります。そうして二月九日両船は現在位置、オングル島の西北でございますが、そこの約六十八海里の地点に仮泊しているのであります。その後ヘリコプター四機によりまして周到に氷状の偵察をした結果、これ以上進入することはほとんど不可能であるという結論に達しましたので、とりあえずここから現地において、現在行っておられる越冬隊の収容のこととか、あるいは荷物の輸送のこととか、そういうことを現地で計画を立てているようであります。その後ちょうど最も大切の時期になったのでありますが、一昨晩の日本時間の午後九時からずっと磁気あらしのために通信が不能になりまして、全く困っているのでありますが、消息の連絡ができないという状況でございます。
ただ、その辺の氷原の状況をつけ加えて申しますと、宗谷がおります現在位置の南東方、オングル島の北方でございますが、幅約十三海里にわたってハンモック状の氷原をなしておりまして、それより先は定着氷となっており、そのハンモック状の氷原は、何度もヘリコプターをもって調査いたしましたが、その結果、米国の砕氷艦バートン・アイランド号といえども突破は困難であるということがわかったのであります。それから七日の午後バートン・アイランド号と会合いたしまして氷海へ進入して間もなく、氷盤間にパンケーキ・アイスというのが密集いたしまして、また今のリードの水面には半日くらいの間に厚さ約十センチのニュー・アイス、ことしの新しい氷でありますが、それが張り詰めてきたということから想像いたしますと、すでにこの付近は結氷期に入っておることが明らかであるのであります。また天候の変化によりましても、このリードはいずれ近くは消滅するであろうということも予想されますが、今の一週間くらいはもちろん大丈夫であろうかと想像しているのであります。
大体従来の経過と、今宗谷がおります付近の氷状について概略を申し上げさしていただきました。
山
河
河野正#7
○河野(正)委員 ただいま鳥居長官からいろいろと今日までの南極観測に関しまする経過の報告が行われたわけでございますが、私はただいまの経過をいろいろ聴取いたしまして、今日までこの南極観測に寄せられました関係各位の御労苦に対しまして、まず深甚なる敬意と感謝を捧げたいと思うのでございます。しかしながら今後なお残された問題が多数ございますので、私はそういったいろいろな今日の結果論ではなくして、いろいろ責任を責めるというようなことではなくて、むしろ今後いろいろ問題が残されておりますので、そういった問題に対しまする完全の処置を行うといった意味から、若干の質問を行なってみたいと思うのでございます。
御承知のように、世界のあるいはまた国民各位が絶大なる期待を寄せられておりましたところの南極観測が、今日のような事態に立ち至りましたことは、まことに残念といわなければならぬのでございますが、結論的に申し上げますれば、今日南極観測問題というものは、観測を実施するか、あるいはまた中止しなければならぬのかというふうな、最後の断を下すべき重大なる段階に到達いたしておるというふうに私ども判断をいたすのでございます。そこで先ほど申し上げましたように、今日の結果をながめて、いろいろそういった事態の責任を追及するというようなことではなくて、むしろ今後残されておる問題もございますので、そういった建前から、今日までとられました処置に対しまして遺憾の点がなかったのかどうか、むしろ教訓を受けるというような点があったのかなかったのか、そういった点をまず私は、きょう大臣がおられませんから、具体的なことは統合本部の各位にお尋ねするといたしますが、まず次官の方からそういった大まかなことに対します御所見を承わっておきたいと思います。
この発言だけを見る →御承知のように、世界のあるいはまた国民各位が絶大なる期待を寄せられておりましたところの南極観測が、今日のような事態に立ち至りましたことは、まことに残念といわなければならぬのでございますが、結論的に申し上げますれば、今日南極観測問題というものは、観測を実施するか、あるいはまた中止しなければならぬのかというふうな、最後の断を下すべき重大なる段階に到達いたしておるというふうに私ども判断をいたすのでございます。そこで先ほど申し上げましたように、今日の結果をながめて、いろいろそういった事態の責任を追及するというようなことではなくて、むしろ今後残されておる問題もございますので、そういった建前から、今日までとられました処置に対しまして遺憾の点がなかったのかどうか、むしろ教訓を受けるというような点があったのかなかったのか、そういった点をまず私は、きょう大臣がおられませんから、具体的なことは統合本部の各位にお尋ねするといたしますが、まず次官の方からそういった大まかなことに対します御所見を承わっておきたいと思います。
稲
稲田清助#8
○稲田説明員 ただいまの点でございますが、今日宗谷及び観測隊が非常な困難に直面している点につきまして、われわれといたしましても日夜非常に苦心いたしております。その苦心のうちに、ただいまお言葉のありましたように、本部のいろいろな仕事なりあるいは現地における活動においていろいろ反省し、今後に備えなければならぬ点がありはしないかということは、日夜考慮いたしておるわけでございます。今日この苦難に直面いたしました非常に大きな原因は、先ほど島居海上保安庁長官から申し述べられましたように、現地における気象の異常な状況が非常な原因であろうと思うのであります。わが国のみならず、各国の砕氷船があるいは傷つきあるいはとじ込められておるというような状態に、宗谷も同じく苦心いたしておるわけでございますが、とにかくわれわれといたしましては、何としてもこの段階におきまして、現地とわれわれの間における意思の疎通ということが一番大切なことだと考えております。それから同時に観測隊員と船側、船長その他との間の緊密な連絡、それから同時にバートン・アイランド号が救助に加わりました以上は、同艦の関係における緊密な連絡、こうした人の協力一致、その間寸分もすきのないということに一番考慮を払うべきものと考えまして、その点については海上保安庁からは船長に毎日何回となく連絡いたしまして、現地の意向を重要な参考資料としてこちらの方針を決定する、文部省におきましても隊長と常に連絡いたしまして、その意向を徴しつつ、文部省と海上保安庁とは、また島居長倉と私とは、毎日会うなりあるいは電話なりしばしば連絡いたしまして、ことに多少方針めいたことがあります場合には、本部構成員のうち主要な人々の緊急連絡会議を開いてやってきたわけでございます。この点について私どもとしては努めて参ったつもりでございますが、さらに今後とも努力いたしたいと思っております。今現地においては非常に迫られた日時の間に非常に困難にしてしかもまたぜひとも遂行しなければならない越冬隊員収容の問題、それからさらにでき得るならば、今度参りました目的であります観測隊を少数なりとも残さなければならないということを、このむずかしい条件下に、この短かい時期にいたすことでありますから、それらについて十分一つこちらで指示あるいは注意を与うべき問題があれば与えますとともに、また十分現地の意向を尊重しながら事を決定いたしたいと考えておるわけでございます。
この発言だけを見る →河
河野正#9
○河野(正)委員 ただいまいろいろ御報告があったのでございますが、もちろん今度の観測に対しまして、世界各国が気象の悪条件というような問題に取っ組んで、不測の事態に取っ組んで、非常に困難を招来したということにつきましては、私ども了解するにやぶさかでないのでございます。しかしながら事南極観測でございますから、そういった気象の最悪の条件というようなことも十分考慮に入れた上におきましてこの観測が行われたのでございますけれども、結果的にはただいまいろいろ御説明がございましたように、非常に困難な状態に逢着したということにつきましては、私どもまことに残念に感ずるのでございます。
そこでさらにお尋ねを申し上げたいと思うのでございますが、ただいまいろいろ御報告があったように、今日の事態はきわめて重大なる事態でございます。しかもなおここ一両日間に、磁気あらしと申しますか、私も専門的なことはよくわかりませんが、そういった磁気あらしによって現地との連絡通信が非常に困難な状態に置かれた。こういった新事態が発生することによって、今日まで統合本部で考えておられますいろんな構想に再び支障を来たさないかどうか、こういった点は、新事態でございますので、この席におきましてさらに明らかにしておいていただきたい、かように思うのでございます。
この発言だけを見る →そこでさらにお尋ねを申し上げたいと思うのでございますが、ただいまいろいろ御報告があったように、今日の事態はきわめて重大なる事態でございます。しかもなおここ一両日間に、磁気あらしと申しますか、私も専門的なことはよくわかりませんが、そういった磁気あらしによって現地との連絡通信が非常に困難な状態に置かれた。こういった新事態が発生することによって、今日まで統合本部で考えておられますいろんな構想に再び支障を来たさないかどうか、こういった点は、新事態でございますので、この席におきましてさらに明らかにしておいていただきたい、かように思うのでございます。
稲
稲田清助#10
○稲田説明員 何と申しましても、先ほど島居さんからお話しのように、先日以来の磁気あらしで通信途絶ということは、今申し上げた現地との連絡が不可能であるので、非常に焦慮にたえないのでございます。しかしその前において現地といろいろ連絡いたしましたことは、ここ二、三日中は現地においては相当気象条件が好条件であると推察する資料がございますので、その間において飛行機を飛ばして、越冬隊員の収容は可能であると判断しておるのでございます。と申しますのは、今越冬基地と宗谷との距離は百キロ余りでございますが、昭和号、ビーバー飛行機におきましては、宗谷の付近においてそり滑走に適当な地点もございますし、また越冬地点の付近においてはそりをもって着陸し得る地点があることを調べておりますので、飛行機をもっていたしますれば大体三往復くらいで人の収容は可能であると考えられますから、この間天候のいい時間をとらえれば、もちろん隊員の収容ということは安全に行い得ることと考えております。しかしながらこの磁気あらし前までの状況におきましては、まだ飛行機が飛び立つというような条件に恵まれてなかったようであります。おそらくその後においてそういう機会をつかみ得たとも思いますし、まだこれから二、三日の間につかみ得るということは、いろいろ気象関係の資料から見て私ども考えておる次第でございます。
次に越冬隊員を残すという問題につきましては、先般本部の緊急連絡会議におきましても、現地からの意見あるいは計画を聞きまして、いろいろ協議いたしました。現地としては雪上車七台を持っておりますので、それを使用いたしまして、少数に圧縮いたしました越冬隊員と必要な食糧等の物資を、氷上輸送して基地に送り込もうという計画を持っているようであります。もちろん現地におきましても、ヘリコプターを飛ばしたりいろいろなことをして調査を慎重にいたしておることとは思いますけれども、本部としては安全を第一と考える本観測事業の趣旨からいたしまして、どこまでもいろいろな調査の上、安全に氷上輸送をし得るという自信に到達したときに限ってこのことを行なってもらいたいということを現地に指示いたしております。そういうことで、どこまでも無理なく越冬隊員を収容し、またできるならば本観測隊を現地に残すということを遂行してもらうように念願いたしておるわけでございます。磁気あらしが終りますれば、これらのことについてさらに詳細に連絡いたしたいと思っております。
この発言だけを見る →次に越冬隊員を残すという問題につきましては、先般本部の緊急連絡会議におきましても、現地からの意見あるいは計画を聞きまして、いろいろ協議いたしました。現地としては雪上車七台を持っておりますので、それを使用いたしまして、少数に圧縮いたしました越冬隊員と必要な食糧等の物資を、氷上輸送して基地に送り込もうという計画を持っているようであります。もちろん現地におきましても、ヘリコプターを飛ばしたりいろいろなことをして調査を慎重にいたしておることとは思いますけれども、本部としては安全を第一と考える本観測事業の趣旨からいたしまして、どこまでもいろいろな調査の上、安全に氷上輸送をし得るという自信に到達したときに限ってこのことを行なってもらいたいということを現地に指示いたしております。そういうことで、どこまでも無理なく越冬隊員を収容し、またできるならば本観測隊を現地に残すということを遂行してもらうように念願いたしておるわけでございます。磁気あらしが終りますれば、これらのことについてさらに詳細に連絡いたしたいと思っております。
河
河野正#11
○河野(正)委員 ただいまいろいろと御説明があったのでございますけれども、それはどこまでもこの磁気あらしが到来します以前における気象条件を対象としての説明であったものと考えます。しかしながらこの二、三日は磁気あらしのために現地との連絡が全く不可能でございますから、今日の事態がどういう事態になっておるのか、ことに気象状況というものがどういう事態に置かれておるのか、この点に対しましては当局側は自信を持って判断をしておられるのかどうか。なおまた磁気あらしのために現地との連絡は不可能であるけれども、ここ二、三日前の気象状況からきわめて気象状況というものは良好である。そこで着々と今日統合本部で考えておられますような構想の事態というものが実現されつつある。もしそうであるとするならば、越冬隊員の収容に重点が置かれておるのか、あるいはまた最小限度といいますか、いわゆる圧縮した編成での本観測を行うというふうな考え方での行動が重点で行われておるのか、そういった点の判断がどのように本部において行われておるか、この点は今後の問題におきましても、きわめて重要な要素をはらんでおりますので、その点を一つ明らかにしておいていただきたいと思うのであります。
この発言だけを見る →稲
稲田清助#12
○稲田説明員 通信途絶直前の現地の気象状況は雪でございまして、飛行機が飛べない状況なんでございます。ただこの十日にこちらで気象庁関係者その他集まりまして現地からの天気図で判断いたしましたところは、十日から数えて四、五日くらいは非常に気象が悪化することはないであろう、こういう判断に立った。ところがその後におきましては相当の気象の変化があるだろうという予測を天気図においていたしたのでございます。従って雪でございまするけれども、そう非常に悪化することは二、三日中なかろうかと思っておったのですけれども、飛行機が飛ぶような状況はまだ通信途絶前には受け取ってない、そういうのがただいまの気象状況の見通しであるわけであります。もちろんわれわれといたしましては、越冬隊員を安全に本船に収容するということを第一に重要な目的として考えておるわけでございます。それは何としても遂行しなければならない問題だと思っております。本観測越冬隊員を規模を縮小しても残すかどうかという問題は、先ほど申しましたようにいろいろ氷状調査、雪上車の運行が安全に可能であるということの見通しがつきましたときに、遂行してもらいたい、こういうふうに指示いたしておるわけでございます。
この発言だけを見る →河
河野正#13
○河野(正)委員 ただいまの御説明によりますと、雪が降っておるために飛行機が飛べない状況であろうというふうな判断であったのでございます。ところが私どもが判断いたしまするに、今度の問題を今後遂行していくためには、あるいはまた言葉をかえて申し上げますならば、行動していくためには、雪上車によって収容し、またもろもろの物資を輸送するということか、あるいはまたビーバー機でこの行動を行なっていくかというふうな、私は方法としましては二つの方法しか残されておらぬのではなかろうかというふうに判断をいたすわけでございます。ところが御承知のように、昨年接岸いたしました現地と昭和基地との間の距離というものは大体十三キロあったといわれております。ところが距離はなるほど十三キロでございましたけれども、実際に雪上車を走らせますというと、どうしても迂回をしなければならぬというふうな実情もございますので、大体十三キロの二倍でございまする二十六キロ程度の行程を踏まなければならぬというようなことが今日まで報告されておるのでございます。ところが今度の場合の接岸地点から昭和基地までの距離というものは、大体百キロ前後だというふうにいわれております。そういたしますと、前回の経験からながめますると、今回の場合は約二百キロ雪上車で行動しなければ昭和基地に到着することができないというような——これは算術計算でございまするけれども、そういった判断になろうかとも考えます。そういたしますると、二百キロ程度の行程を踏まなければ昭和基地に到着することができないということになるといたしまするならば、どうしてもヘリコプターあるいはビーバー機等の誘導がなければ、基地に到着することはなかなか困難ではなかろうかと私は判断いたします。そういたしますると飛行機が飛ぶか飛ばないかということが、この行動を助けます最も大きな要素になるのではないか。さっき統合副本部長のお話によりますと、飛行機が飛ばない程度の気象状況ではなかろうかという話でございましたが、その点はきわめて重要な影響をもたらす点でございますので、その辺の事情というものをもう少しはっきりしておいていただきたいと思うのでございます。
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稲田清助#14
○稲田説明員 これは現地におきましても、また本部におきましても、越冬隊員の収容は飛行機によるのが一番早いし確実であろうと今のところ考えております。それから新たに越冬隊を残すという問題につきましては、これは飛行機でそれだけの物資を運ぶことは非常に往復回数がふえて困難でありまするから、それはやはり雪上車によるのがいいと考えております。雪上車を運行いたしますにつきましては、あらかじめ飛行機あるいはヘリコプターで道を調べることはもちろん、雪上車が運行いたします際にも、ヘリコプターが誘導するという計画を立てなければ安全を期し得ないと思っております。雪上車で百二十キロばかりの地点に参りますにつきましては、七台の雪上車でございまするけれども、相当な時間を要する、ただいまお言葉の通りでございます。従いまして越冬隊員の収容というように、非常に事を急ぐ問題につきましては、むしろ気候の回復の合間々々を見て飛行機によって遂行することをわれわれとしては望んでおります。
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河野正#15
○河野(正)委員 もちろん人命がきわめて尊重さるべきことは当然でございますから、でき得べくんば飛行機をもって早急に収容していただくことがきわめて適切なる方途ではなかろうかというふうに判断いたすわけでございますけれども、ただ私どもが心配いたしましたのは、今日の気象状況の中では飛行機が飛ばないということでございますならば、さっき申し上げまする越冬隊を残す残さぬは別といたしましても、収容そのこと自身が困難な事態の中に置かれておるのではないかというようなことで、実は心配のあまりにそういった点を明らかにしていただいたのでございます。
それから、ただいまいろいろ御報告がございましたように、この越冬隊員の収容については御自信があるようでございまするから、さようといたしますならば、問題は今後もし本観測を実施するという観点から、最小限度の越冬隊員を送られるというようなことになりました場合を前提といたしまして、若干の質疑を行なってみたいと思うのでございます。それは、もし小規模といえども本観測を実施するということになりますと、やはり本観測に関します一つの実績を上げるということが前提でなければなりませんが、今日のようなきわめて悪条件の中で実績を上げ得るような本観測を行う編成員というものが、実際問題として送られ得るものかどうか。この点はもし本観測を今後実施されるというようなことになりますならば、きわめて重要な問題でございますので、その点を一つ明らかにしておいていただきたい、かように思うのでございます。
この発言だけを見る →それから、ただいまいろいろ御報告がございましたように、この越冬隊員の収容については御自信があるようでございまするから、さようといたしますならば、問題は今後もし本観測を実施するという観点から、最小限度の越冬隊員を送られるというようなことになりました場合を前提といたしまして、若干の質疑を行なってみたいと思うのでございます。それは、もし小規模といえども本観測を実施するということになりますと、やはり本観測に関します一つの実績を上げるということが前提でなければなりませんが、今日のようなきわめて悪条件の中で実績を上げ得るような本観測を行う編成員というものが、実際問題として送られ得るものかどうか。この点はもし本観測を今後実施されるというようなことになりますならば、きわめて重要な問題でございますので、その点を一つ明らかにしておいていただきたい、かように思うのでございます。
稲
稲田清助#16
○稲田説明員 本観測の規模を縮小することにつきましては、現地からさきに第一次から第四次案まで送ってきておるわけであります。また最近事態が差し迫って参りましてからは、さらに第四次案を縮小いたしまして、八人程度の隊員を越冬せしめる計画を持っているということを通報して参ったのであります。その八人の内訳がどうであるかということを聞いたところで、この通報がとだえておりまするので、その八人の内容がどれだけか、いろいろ設営に当り、どれだけが観測に当るかということが、まだはっきりいたしておらないのであります。しかしながら、こちらで想像いたしますれば、非常に荷物を運ぶことが困難になりました点から見まして、新たに大きな機械を持ち込むというような点については、種目を割愛したのではないかと考えております。そういうような点から見まして、たとえば電離層あたりにつきましては、相当トン数のある機械を用意しておったのでありますけれども、そういう点については、あるいは割愛するのではないか、あるいは地震あたりを割愛するのではないかというふうに考えております。しかしながら、気象であるとか、あるいは宇宙線とか極光とか、そういうような各種目につきましては、予備観測中も始終機械を操作いたしておりますから、これは人を入れかえれば、できるものだと考えております。従いまして、規模を縮小いたしましても、これは当初から見れば遺憾ではありますけれども、越冬いたしますればするだけの科学的の価値はあるものだと考えております。
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河野正#17
○河野(正)委員 ただいま御説明いただきました八名観測隊員を残すという問題でございますけれども、この問題を私どもがもう少し突っ込んで考えて参りますと、きわめていろいろの問題を残しておるのでございます。と申し上げますのは、八名につきましては、ただいま御説明がございましたように、どういう構成の八名であるかというようなことにつきましては、現地との連絡が十分にいっておらないというふうな話でございましたが、それでは今日連絡がつきます以前におきまして、統合本部の方から現地にいろいろ示唆をお与えになった事実があるのかないのか。と申し上げますのは、私が指摘申し上げたいことは、なるほど八名は八名でございますけれども、その八名の中で観測部門に重点を置くのか、あるいはまた設営部門に重点を置くのか、こういったことがきわめて重要なる要素を帯びて参ると思うのでございます。と申し上げますのは、八名の中で観測部門に重点を置きますと、なるほど観測そのものにつきましては、かなりの成果が上げられるものと考えます。ところが観測部門に重点を置いて設営部門が圧縮されますと、たとえば、私どもが想像いたしまするに、設営部門の中には人命上の問題等もございますから、医師が必要でございましょうし、なおまた、この南極地におきまする未開発な新しい環境でございますので、いろいろな事情もございまするし、調理というようなことについて相当科学的な知識を持った調理人というものも必要になって参りましょうし、なおまた現地と内地の本部とのいろいろな連絡上の建前からながめて参りましても、通信業務にたんのうな人物も必要でございましょうし、調理士、通信士、あるいはまた機械等の故障等もあってはいけませんから、そういったものも考えて参りますと、この観測部門の人員というものがきわめて圧縮される。ところが観測部門の方に重点を置きますと、設営部門というものがきわめて圧縮される。そういたしますと、あるいは設営部門を圧縮するために、そのために人命にいろいろと障害をもたらす、こういった人道上の問題が起ってこぬとは限らねと私は思うのでございます。従って、この八名の人員構成の内容というものは、きわめて重大な要素を持っておるということを、私どもこの八名の内容を検討して参りますと非常に強く感ずるのでございますが、そういった点も十分考慮の上今日までいろいろと現地との連絡をとっておられたのかどうか、そういった点を一つ明らかにしておいていただきたいと思うのでございます。
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稲田清助#18
○稲田説明員 それはまことにお話しの通りでございまして、最終向うから連絡のありました圧縮いたしました案におきましても、通信、医療、装備、食糧というような設営部門は残しております。それから、現に現地におります第一次越冬隊におきましても、通信、医療、食糧、機械の人間がいるわけでございますし、とにかく一年の期間現地におるといたしますれば、こうした最低の設営部門は、もちろん計画のうちに現地としても置いておると思いまするが、われわれといたしましても、今までの連絡におきましては、どこまでも安全を第一とし、それから観測にいたしましても、好条件の生活ということが前提でありまするので、その点は最も重要のこととして連絡いたしてきて参っております。
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河野正#19
○河野(正)委員 私が御指摘いたしましたようなことが、それぞれ今日まで非常に重大に考慮を払われておるということになりますと、どうしても観測部面における人員が大きな圧縮を受けて参ります。そこで、もちろんこれは人命上の支障がないとか、あるいはその他の障害がなければ別でございますけれども、そういったことも、当然今日までの経験からながめて参りましても、将来予期しなければならない事態でございますので、そういった事態ともあわせ含んで私どもが考えて参りまして、先ほど申し上げますような、きわめて僅少なる観測部面で、果してそういったいろいろな将来に対しまする杞憂以上の成果が上げ得るものかどうか。観測成果が上げ得るものかどうか。もちろんそれはやればやらないよりもいいわけでございましょうけれども、しかし、いろいろな犠牲を払う以上の成果が上げ得られるものかどうか。この点をどのように判断しておられるのか、重ねてお伺いしておきたいと思います。
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稲田清助#20
○稲田説明員 犠牲を払うということは、私ども考えませんし、また考えたくないのでございます。規模を縮小いたしましても、本年度の予備観測越冬隊の学術的成果も、やがて帰ってくれば明らかになると思いまするけれども、今までいろいろ連絡のありましたことから見ましても、わが国の学界におきましては、各国の観測隊のうち相当高い価値のある仕事をしたものだというように一般に言っておりまするから、その機械をもってまた来年継続いたしまするといたしますれば、継続する部門につきましては、やはり本年同様、次の年におきましても各国に評価せらるべき成果は上げ得るものと考えております。ただ遺憾なことは、拡張いたしましょうと考えました新たな部門が拡張できないことであろうと考えられます。
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河野正#21
○河野(正)委員 ただいま私の発言に誤解があったかと思うのでございますが、もちろん私どもも今日まで十一名の越冬隊員の方々がやられました功績に対しましては、非常に大きな敬意をささげておるのでございます。ところが今度の場合は、従前の十一名よりも若干の人員が減りまするし、なおまた、さっき申し上げまするように最小限の設営部門の人員というものは必要でございますので、従って、観測部門の人員が非常に大きな圧縮を受ける。そういった中から今後大きな成果が上げられるものかどうか。その場合に、もちろん成果があることにつきましては私どもも認めるということはやぶさかでございませんけれども、しかし、人員が非常に減少したために、今後今日以上の困難が伴う。そういった困難が伴うにかかわらず、さっき申し上げますように、観測部門の人員構成が非常に圧迫されますから、それがために業績がなかなか上げにくい、そういった意味で私は犠牲ということを申し上げたのでございますから、その点は一つ誤解がないようにお願いをいたしたいと思うのでございます。
それからさらに御質問を申し上げたいと思うのでございますが、それは、今度のバートン・アイランド号にいたしましてもアメリカの協力を得て、一応宗谷が接岸地点に到達したのでございますが、なおまたいろいろ今後の問題等につきましても協力を願わなければならぬ点が多々あるのではなかろうか。もちろんこれは昨年の委員会におきましても、宗谷が帰って参りました当時、私どもも本委員会におきましていろいろお尋ねもし、またいろいろと現地の実情というものもお聞き申したのでございますが、いろいろ現地におきましては現地の気持というものが、私どもより以上の気持というものがあるということを、私ども決して無視はして相ならぬと考えております。さればといって現地の気持といいますか、空気といいますか、そういったものを尊重するあまり、結果的にはかえっていろいろ不幸な事態を招来するというようなことがないでもないのでございまするから、そういった一つの面子と申しますか、あるいは現地の感情と申しますか、そういったものにあまりこだわることなく、むしろ今日の事態というものに、ことに人命上の危険がないように、あるいはまたできるだけ今日までの業績というものが内地に運ばれますように、最善の努力をやらなければならぬというように私ども考えております。そのためにたとえばさっきもいろいろお話がございましたように、ビーバ一機等を利用するというようなこともございましたが、宗谷に積載されておりまする飛行機、ヘリコプターだけではなかなか能力というものが少いのでございますから、従って現地の協力を得ておりまするバートン・アイランド号に積載されておりまするシコルスキー機等の援助を受ける用意があるのかどうか。あるいはまた今後の問題等もございますので、一点お尋ねを申し上げておきたいと思うのでございますが、それはアメリカ冷凍作戦本部の報告によりますと、バートン・アイランド号に対しまして、グレイシャー号の援助を受ける用意があるのかないのかというふうな発表もあったそうでございますが、こういったグレイシャー号の援助をさらに受けるというふうなお考えがあるのかないのか。そういった点も今後の事態というものを私ども万全を期さなければならぬのでございますから、そういった建前から一つお尋ねをしておきたいと思うのでございます。
この発言だけを見る →それからさらに御質問を申し上げたいと思うのでございますが、それは、今度のバートン・アイランド号にいたしましてもアメリカの協力を得て、一応宗谷が接岸地点に到達したのでございますが、なおまたいろいろ今後の問題等につきましても協力を願わなければならぬ点が多々あるのではなかろうか。もちろんこれは昨年の委員会におきましても、宗谷が帰って参りました当時、私どもも本委員会におきましていろいろお尋ねもし、またいろいろと現地の実情というものもお聞き申したのでございますが、いろいろ現地におきましては現地の気持というものが、私どもより以上の気持というものがあるということを、私ども決して無視はして相ならぬと考えております。さればといって現地の気持といいますか、空気といいますか、そういったものを尊重するあまり、結果的にはかえっていろいろ不幸な事態を招来するというようなことがないでもないのでございまするから、そういった一つの面子と申しますか、あるいは現地の感情と申しますか、そういったものにあまりこだわることなく、むしろ今日の事態というものに、ことに人命上の危険がないように、あるいはまたできるだけ今日までの業績というものが内地に運ばれますように、最善の努力をやらなければならぬというように私ども考えております。そのためにたとえばさっきもいろいろお話がございましたように、ビーバ一機等を利用するというようなこともございましたが、宗谷に積載されておりまする飛行機、ヘリコプターだけではなかなか能力というものが少いのでございますから、従って現地の協力を得ておりまするバートン・アイランド号に積載されておりまするシコルスキー機等の援助を受ける用意があるのかどうか。あるいはまた今後の問題等もございますので、一点お尋ねを申し上げておきたいと思うのでございますが、それはアメリカ冷凍作戦本部の報告によりますと、バートン・アイランド号に対しまして、グレイシャー号の援助を受ける用意があるのかないのかというふうな発表もあったそうでございますが、こういったグレイシャー号の援助をさらに受けるというふうなお考えがあるのかないのか。そういった点も今後の事態というものを私ども万全を期さなければならぬのでございますから、そういった建前から一つお尋ねをしておきたいと思うのでございます。
稲
稲田清助#22
○稲田説明員 前段の問題につきましては、もちろんバートン・アイランド号に全面的に協力してもらっておる状況でございますので、必要に応じては、お話のごとく同艦搭載のヘリコプターもいろいろ協力してくれるものだと私どもは考えております。後段につきましては私ども何も聞いておらないのでございます。
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河野正#23
○河野(正)委員 ただいまのグレイシャー号の問題につきましては、何も聞いておらないというお話でございましたが、それはアメリカ同士の話でございますから、別に統合本部に対しましての話でございませんから、あるいはお聞き願わなかったかもしれませんが、しかしそういったことが報道されておるのでございまするから、そういった点に対して御関心を持っておられるのかどうかということをお尋ねしたのでございまするから、その点の御所見を一つ承わっておきたい。
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島
島居辰次郎#25
○島居政府委員 先ほど一番最初にお話を申し上げましたように、半日に少しずつ、十センチくらいニュー・アイスが張り詰めてきておりますが、しかしこの新年度の一年氷というのは割合に砕氷しいいのでございますので、今の程度でしたらバートン・アイランドでもって外洋に出れると観測しておるのであります。しかしながら宗谷がずっとこの本観測をやるために、長くここに滞存することに万一——まだ通信ができませんので何とも言えませんが、かりに長くおるようになって、万一バートン・アイランド号も出られないというような場合には、当然これはグレイシャーが来ることになるだろうと思います。ですが今の状態ではそういうところまでは行っていないと私は観測しておるのであります。
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河野正#26
○河野(正)委員 ただいま島居長官のお話を承わりますと、もしバートン・アイランド号が今度脱出するということが困難になったならば、グレイシャー号が援助に来るだろうというふうな対岸の火事を見るようなお話でございましたが、しかしそういうことでなくて、今日までもバートン・アイランド号の援助につきましてもいろいろ問題がございました。しかしながら結果的にはバートン・アイランド号が参りまして、初めて今日のような事態が生まれたというように私ども理解するものでございます。しかもアメリカの冷凍作戦本部におきましては、グレイシャー号の援助の必要があるのかないのかというようなことが、バートン・アイランド号に対しましても発せられたということでございますから、もちろんそういうことにつきましては統合本部の方が積極的に関心を寄せらるベきでないか、こういうように私は考えるのでございますが、ただいまの御発言を承わりますと、何かよその火事を見るような御発言でございまして、この点に対しまして全く遺憾であるというように指摘せざるを得ないのでございます。そこでその点につきましては十分一つ慎重なる御考慮をさらにお願い申し上げておきたいと思うのでございます。
それから御承知のように今度の行われました予備観測におきましては、これは今まで人間が一歩も足を踏み込んだことのない場所で行なった歴史的な一つの学問的な科学的な業績であるというふうに私は思うわけでございまして、そういった国際的な貴重なる科学的な業績というものをむしろ越冬隊員の御苦心、御努力によって戦い取ったのでございまするから、私どもでき得べくんばそういった貴重なる資料はできるだけ多く内地に持ち帰っていただいて、そうして世界の共同研究に大きな役割を果していただきたいというように思うわけでございますが、そういった点についてどういう見通しでおられるかどうか。この点一つ学術局長の方からでも御回答願いたいと思うのでございます。
この発言だけを見る →それから御承知のように今度の行われました予備観測におきましては、これは今まで人間が一歩も足を踏み込んだことのない場所で行なった歴史的な一つの学問的な科学的な業績であるというふうに私は思うわけでございまして、そういった国際的な貴重なる科学的な業績というものをむしろ越冬隊員の御苦心、御努力によって戦い取ったのでございまするから、私どもでき得べくんばそういった貴重なる資料はできるだけ多く内地に持ち帰っていただいて、そうして世界の共同研究に大きな役割を果していただきたいというように思うわけでございますが、そういった点についてどういう見通しでおられるかどうか。この点一つ学術局長の方からでも御回答願いたいと思うのでございます。
緒
緒方信一#27
○緒方政府委員 お話の通り非常に貴重な研究資料と予備観測の資料といたしましても持って帰られることと思いますし、ただいま行っております本観測の人たちがかりに越冬ができない、万一できない場合にいたしましても、船上観測等で相当貴重な研究を遂げてくるものと存じます。それらの資料につきまして、今後の活用につきましては十分今後の問題として検討いたさなければなりませんが、十分関係学者の意見等も得まして、観測隊の永田隊長初めの意見も聞きまして、今後その研究資料につきまして考慮検討いたしたいと存じます。
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河野正#28
○河野(正)委員 もちろん今度の事態を収拾するためには、第一には人命上の問題があり、第二は今日まで御努力いただいたいろいろの貴重なる国際的な業績というものをどうして内地に導入するかというこの二点を中心として、いろいろ御善処願わなければならぬものと考えております。ところが一面におきましては、今度の研究に非常に大きな役割を果しました樺太犬の問題をどう処理するか。さっきの二点を解決いたしましたならば、第三点としてはそういった問題が起ってくるのではなかろうか。ことに日本動物愛護協会を中心といたします八千名の方々が署名をして、ぜひとも樺太犬を持ち帰ってもらいたいというような陳情もあるそうでございますが、この問題はもちろんさっきの二点が解決され、その後に解決する問題でもあろうと思いまするけれども、そういった問題に対しまして最善の御努力も、やはり国民感情もございますから、お願いしなければならぬと思いまするが、そういった点につきましても深甚の考慮が払われているものかどうか。その点の事情を一つ明らかにしておいていただきたいと思います。
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稲田清助#29
○稲田説明員 ただいまの犬の問題につきましては、いろいろ本部に対しましても御注意ないし御要望が各方面からあるわけでございます。もちろん本部におきましても、あれだけ働いた樺太犬でもあり、とにかく動物愛護の精神から考えましても、何とかして樺太犬も安全に収容したいという気持を持っておることはもとよりであります。さらに現地におきまして、一年これと起居を共にいたしました隊員等は、さらに切実にそのことを考えて、可能なる限りこれを収容することは疑いを得ないのであります。ただ先ほど来申し上げておりますように、飛行機をもって人を収容するということは、現地の気象条件その他から見まして相当いい機会をつかんで行わなければならないむずかしい仕事でございます。かりに人だけを運ぶといたしますれば、ビーバー機をもってすれば三往復程度で収容は可能だと考えられますけれども、さらにまた樺太犬をかりに麻酔等を使用いたしましてできるだけ簡便に運ぶといたしましても、人を運ぶ以上の回数、少くも四往復以上はかけなければならぬ。従いまして、すべて現地における気象条件その他飛行可能であるかどうかというような条件にかかるわけでありまして、非常にむずかしい問題を含んでおりますけれども、希望とし気持といたしましては、何とかして救い出したいという点につきましては疑いのない問題であります。
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