河野正の発言 (文教委員会)
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○河野(正)委員 ただいま島居長官のお話を承わりますと、もしバートン・アイランド号が今度脱出するということが困難になったならば、グレイシャー号が援助に来るだろうというふうな対岸の火事を見るようなお話でございましたが、しかしそういうことでなくて、今日までもバートン・アイランド号の援助につきましてもいろいろ問題がございました。しかしながら結果的にはバートン・アイランド号が参りまして、初めて今日のような事態が生まれたというように私ども理解するものでございます。しかもアメリカの冷凍作戦本部におきましては、グレイシャー号の援助の必要があるのかないのかというようなことが、バートン・アイランド号に対しましても発せられたということでございますから、もちろんそういうことにつきましては統合本部の方が積極的に関心を寄せらるベきでないか、こういうように私は考えるのでございますが、ただいまの御発言を承わりますと、何かよその火事を見るような御発言でございまして、この点に対しまして全く遺憾であるというように指摘せざるを得ないのでございます。そこでその点につきましては十分一つ慎重なる御考慮をさらにお願い申し上げておきたいと思うのでございます。
それから御承知のように今度の行われました予備観測におきましては、これは今まで人間が一歩も足を踏み込んだことのない場所で行なった歴史的な一つの学問的な科学的な業績であるというふうに私は思うわけでございまして、そういった国際的な貴重なる科学的な業績というものをむしろ越冬隊員の御苦心、御努力によって戦い取ったのでございまするから、私どもでき得べくんばそういった貴重なる資料はできるだけ多く内地に持ち帰っていただいて、そうして世界の共同研究に大きな役割を果していただきたいというように思うわけでございますが、そういった点についてどういう見通しでおられるかどうか。この点一つ学術局長の方からでも御回答願いたいと思うのでございます。