稲田清助の発言 (文教委員会)

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○稲田説明員 ただいまの犬の問題につきましては、いろいろ本部に対しましても御注意ないし御要望が各方面からあるわけでございます。もちろん本部におきましても、あれだけ働いた樺太犬でもあり、とにかく動物愛護の精神から考えましても、何とかして樺太犬も安全に収容したいという気持を持っておることはもとよりであります。さらに現地におきまして、一年これと起居を共にいたしました隊員等は、さらに切実にそのことを考えて、可能なる限りこれを収容することは疑いを得ないのであります。ただ先ほど来申し上げておりますように、飛行機をもって人を収容するということは、現地の気象条件その他から見まして相当いい機会をつかんで行わなければならないむずかしい仕事でございます。かりに人だけを運ぶといたしますれば、ビーバー機をもってすれば三往復程度で収容は可能だと考えられますけれども、さらにまた樺太犬をかりに麻酔等を使用いたしましてできるだけ簡便に運ぶといたしましても、人を運ぶ以上の回数、少くも四往復以上はかけなければならぬ。従いまして、すべて現地における気象条件その他飛行可能であるかどうかというような条件にかかるわけでありまして、非常にむずかしい問題を含んでおりますけれども、希望とし気持といたしましては、何とかして救い出したいという点につきましては疑いのない問題であります。

発言情報

speech_id: 102805077X00219580212_029

発言者: 稲田清助

speaker_id: 14134

日付: 1958-02-12

院: 衆議院

会議名: 文教委員会