赤城宗徳の発言 (予算委員会)
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○赤城国務大臣 ただいま農林予算の全予算に対する比率の点についての御質疑があったのでありますが、私どもはその数字によってこれを云々したくはないと思います。実質において農林政策をどういうふうに推進するかということが主眼だと思います。しかしながら、せっかく数字の話が出ましたので、数字の点に触れてみたいと思いますが、今お話しのように昨年は総予算に対する農林予算の比率は七・八%でございます。ところが、ことしは、今もお話しのように七・七%であります。しかしながら、昨年度の予算と比較いたしますと、災害復旧費において二十億、その、他必要減といいますか、必然減といいますか、そういうのが五億ありますので、二十五億はことしの一千八億に加えてもいいようなことになるわけでございます。それを加えますならば一千三十三億というような額になりますので、率から言いましても、昨年度から低くなっておらないということだと思うのであります。
なお、二十八年度からだんだん農林予算が少くなった、確かにその通りであります。ただ、内容について比較申し上げますと、三十三年度予算は一千八億であります。そのうちに、今もお話がありましたような公庫出資の六十五億とか、共済繰り入れの八十七億とか、食管の繰り入れ、これは学校給食の二十四億でありますとか、それから災害復旧の七十五億、この二百五十一億を引きますと、差引実質額は七百五十七億であります。これを二十七年度のそういうものを引いた実質額と比較いたしますと、二十七年は五百九十億、二十八年は六百七十億、三十二年は六百九十八億になりますので、本年度の実質予算は従来よりもふえておるというふうに私どもは考えているのであります。特に、小平委員も御承知の通り、土地改良、開発開墾等の事業におきましては、戦後一番多く予算をつけておるというような事情であります。数字の点にお触れになりましたので、数字の点で申し上げたのでありますが、私どもは、単に場当り的な政策でなく、御承知のように、農林白書、続いて農林政策を出して、筋を通して、農林水産基盤の確立、畑作酪農の振興、流通対策という大きな筋のもとに、従来の足らざるものを補い、また新たに芽を出すといいますか、新しい方向に持っていきたい、こういうことで予算を御審議願っているのであります。十分とは私ども考えておらないのでありますが、なお農林予算につきましてはこれが運用に遺憾なきを期したいと思っております。