成田知巳の発言 (予算委員会)
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○成田委員 今度の約定について、日本語の原本がないということは、私はまことにおかしいと思うのです。その理由としては、今の政府委員の答弁でも民間銀行間の契約だから国際慣例だ。しかしながら今度の契約は日本銀行なんです。本来はここにも差異がありまして、当然政府が政府借款の形でやらなければいけないものを、岸さんがアメリカにおいでになっていつの間にやら話をつけられて、日本銀行というところに持っていった。しかも日本銀行は単なる民間銀行じゃないのです。政府関係機関なんです。しかもその内容たるや、一億一千五百万ドルという額が借款になった。こういう重大な契約をやるのですから、これを単に国際慣例の大部分はそうだというようなことではなしに、性格からいきましても、これを重大視しまして、間違いのないように英文と和文の両方の原本を作るのが当然だと思うのです。これに対して総理はどうお考えになりますか。日本銀行はこれだけ大きな借款をやっておる。しかもアメリカの英文だけなんです。ワシントンでやったからとか、国際慣例が大体そうだから、そういう不明確なことでは私はだめだと思います。当然今後政府としてはこういう問題については日本語の原本も作る、これだけの御確約があってしかるべきだと思います。現在ないというならば、ないものを無理に出せとは言いません。しかしながら、今後こういうことはやらないように、正確を期していただきたい、こう思うのですが、総理の御意見を伺いたい。