富樫凱一の発言 (決算委員会)
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○政府委員(富樫凱一君) 西海橋の架設に当りまして、これに接続する道路改良工事の進捗状況を考慮することなく施行いたしましたために、その効果が上っていないという御指摘をいただいたわけでありますが、これについて御説明申し上げます。
この橋梁の架設工事は、九州地方建設局におきまして、昭和二十五年対日援助見返り資金で着工いたしましたが、二十六年においては見返り資金が打ち切りとなりましたために、長崎県において補助工事として実施し、さらに二十七年以降は、九州地方建設局におきまして、特定道路整備特別会計をもって工事を行い、三十年に完成をしたものであります。本橋に接続いたします道路の改良工事につきましては、長崎県が事業主体となりまして施行いたしておるのでございますが、公共事業費の予算の関係等がございまして、遺憾ながら十分に工事を行うことが困難でございました。しかし、昭和二十九年度以降は、道路整備五カ年計画が実施されることになりました結果、漸次工事を進めて参っております。さらに三十三年度以降は、新しい五カ年計画によりまして、格段の配慮をいたして、所期の効果を十分に上げ得るよう措置する所存でございます。なお、本橋は現在日本道路公団で管理いたしておりまして、料金収入の実績は、まだ当初予定いたしました程度に達しておりませんが、だんだん相当の増加の傾向をたどっておるのでございます。今後本橋の効果に遺憾のないように努力する所存でございますので、何分御了承をお願いする次第でございます。
この道路につきまして、二十九年から三十二年までに使いました事業費は一億五千八百万円でございますが、三十三年度には四千三百余万円を投じまして、一応交通のできる状態にする考えでございます。なお、この完成につきましては、まだ舗装までいたしますには、相当の事業費と年数が要るわけでございますが、新しい道路整備五カ年計画におきましても、三億数千万円を予定いたしておりまして、相当の改良を進める予定でございます。
それから、西海橋の収入の状況でございますが、これは三十年、三十一年、三十二年と、だんだん上ってきております。三十年につきましては、先ほどお話がございましたように、平均の予定収入の二十数%でございましたが、三十一年にはこれが二五%増になり、さらに三十二年には六八%の増になってきております。従いまして、償還期限は延びることにはなりますけれども、償還の計画も一応立ったわけでございます。橋と道路との間に均衡がとれなかったことは、御指摘の通りでございますが、これにつきましては、特に計画的に施行いたしまして、この道路の改良を促進いたしまして、橋の効果を十分に発揮させるようにいたしたいと考えます。