島清の発言 (商工委員会)

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○島清君 しばらく委員会の方へ出なかったのでございますけれども、先般西川委員が科学研究所をごらんになりまして委員会で発言をされておられまする速記録を拝見いたしまして、非常に村山何がしの説明を聞いて憤慨されたという、あの温厚篤実な西川さんの御発言を拝見いたしましたので、私は科学研究所の方へ参りまして、果してそういうような言葉の表現に現われておるような、運営の面においてそういったことが具体的に現われておるかどうかということについて調査をしてみたのであります。そして多くの研究者の諸君にお会いをいたしまして、そういう事実を確かめながら、なおかつ、本法案に対する研究者としての要望事項等について拝聴する機会をいただいたのでありまするが、私は西川さんがお怒りになりましたことは、無理からぬことであると、まことに西川委員ならずとも、だれでもお怒りになったに違いないと、こういうような感をこの運営の面と照し合せて深くいたしたわけでございます。研究所の内部の研究者の諸君が口をそろえて言っておりますことは、ただいまの研究所が特殊法人になって切りかえられましても、やっぱりその切りかえられました首脳部の役員の方に、その人を得なければ所期の目的を達成することは困難ではなかろうかと、ただいまの首脳部に対しましては、あまりにも市場性を濃厚にいたしました近視眼的な、実利的な研究ばかりを推奨いたしまして、研究所の持ちまするところの特殊性というものを無規しておるのだというような声が濃厚にあがっておるわけであります。こういうことは、もちろん法案を提出におなりになりました政府当局といたしましては、今研究所の内部に出ておりまするところの首脳部に対する不信こういうようなもの、さらにその不信の声からあがって参りまする運営の実態の不適切性といいましょうか、そういうようなものの実態から、こういったような特殊法人化というお考えに発展されたと思うのでありまするが、新法人とただいまの首脳部との関係において、私がただいま御推測申し上げているようなことの事実等にかんがみて、こういったような法案の提出の若干の一種の要素になっているかどうか。なっていないといたしまするならば、ただいま研究所内におけるこういったような首脳部に対する不信といいましょうか、首脳部の適正ならざるところのこの運営のあり方等について、新しく発足をいたしまする特殊法人のこの首脳部の人事については、いかように考えておられるか。この二、三点について御説明をわずらわしたいと思います。

発言情報

speech_id: 102814461X02019580417_003

発言者: 島清

speaker_id: 9872

日付: 1958-04-17

院: 参議院

会議名: 商工委員会