渡部伍良の発言 (農林水産委員会)

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○政府委員(渡部伍良君) ただいま御指摘の点は、この制度ですね。非常に重要な問題じゃないかと思います。私どもも、考えようによっては、共済の目的を達すれば、この積立金は無利子で貸してもいいのじゃないか、安全に返ってくるならば。ところが、御指摘のように、共済の目的と、その積立金を利殖してその積立金をまた配当する、こういうふうに二重に使っていることになっているのです、現在。ところが、また別の方面からいいますと、現在までは金が比較的少いですから信連に預け、中金に預ける。これはほとんど現在までは百二十四億のうち百十五億は系統機関の預金になっております。有価証券その他わずか一億ぐらいになっております。これぐらいの金ならば、それで運用ができると思う。これが二百億になり五百億になるということになると、もう中金なり信連でも、そういう金を頂って、現在のように六分五厘とか七分で預ってはくれなくなる、当然。従って、これを御指摘のような農業生産の拡充の長期的な運用の方に向けなければならないということは、われわれもかねてからそういうことを関係者で相談して、ぜひそういう方法を確立したらいいじゃないか、また別の議論としては、これを長期に運用するとすれば、現在農林漁業金融公庫に預けて、農林漁業金融公庫の一つの長期資金として運用してもいいのじゃないか、いろんな案を今検討しております。しかし、根本はどうしてもこの積立金を有利に利殖して、そこでもうけるという考え方をやめて、共済でその財産を保護する。その積み立てた金は、もっと長期に農業生産を拡大する方向に用いるべきである。この方向は私ども全く同感でありまして、どうしてもそうしてもらはなければいかぬというので、今関係者で案を練っているのであります。ただいままでの、ただいま省令案としておりますのは、「共済規程の規定による契約者に対する貸付」、この中で一応やればできることになるのでありますけれども、もっと何と申しますか、根本的にそういう制度を、この共済事業の中で打ち立てていく必要がある、こういうふうに考えております。

発言情報

speech_id: 102815007X00919580227_020

発言者: 渡部伍良

speaker_id: 9114

日付: 1958-02-27

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会