渡部伍良の発言 (農林水産委員会)
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○政府委員(渡部伍良君) 国民年金制度が問題となっている重要な点は、一点は醵出制にするか無醵出制にするかということ、それから納付の内容をどういうふうにするかということ、それから既存の各厚生年金制度との調整をどうするかという、こういう三点に要約されるのじゃないかと思います。そこで今まで議論になっておりますのは、既存の年金制度を後退するような調整の仕方であってはならないという原則は、これはどなたも異議がないようであります。しからば現在の年金制度をよりよくすると同時に、今のを国民皆年金まで持っていく調整をどういうふうにするかという点に絞られておるようでありまして、これは社会保障制度審議会の中でまだ結論が出ておりませんが、委員さん方の個人的な意見、議論を戦わしている中で見ますと、共通の部面を国民年金でしきまして、その上にこの醵出力に応じて上積みに各職域によって年金をやっていく、その際には現在の何といいますか、既得の権益を阻害しないように考えなければならない、そういう説も出ております。あるいはもっと包含して、今の原則は忘れないでほかの方法でやっていったらいいだろう、こういうふうな意見がいろいろ出ております。それらがおそらく総合されて社会保障制度審議会から答申になってくると思いますので、御指摘のような現在の制度が国民年金制度によって不利益になるという点は全然考えられておらないようでありますが、もちろん私どもとしては全然考えておらないのでありまして、社会保障制度審議会の審議の模様を見ておりましても、そういう点は非常に気を使ってやっておられるようでありますから、御指摘の点は御心配ないのじゃないかと、こういうふうに考えております。