安部キミ子の発言 (予算委員会第三分科会)
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○安部キミ子君 工事費の総額から見まして、いわゆる公団が借り入れてまかなわれた金が五十一億九千余万円なんですね、五十二億くらいといえば、それは莫大な金でもありますけれども、国の財政から見たら、そう大して困難ではないと思うわけですがね。それ以前に投資した金は二十三億何がしかありまして、その予算の総額から見ますと、今きめられておりますこの料金は非常に高いと、これは、業者たちがこの公団から発表された料金の額を見てびっくりしたわけなんです。自分たちが考えていた料金より四倍高いと、われわれはそれまでも税金を払って、われわれの税金がこの関門トンネルの建設につぎ込まれておるにもかかわらず、このような高い料金では、むしろこの関門トンネルをボイコットしようじゃないかという空気も一時はあったくらいでありまして、私どもも働きかけられたと同時に、おそらく大臣の方にも相当な働きかけがあったと思うのです。で、これは二割程度安くしていただきまして、やっとこの間、十日には盛大な開通式ができたわけなんですが、それにしましても、この料金の算定の基礎というものが実にあやふやで、しかも納得できないと、こういうことでありまして、まあ一応その二割引き下げられたので了承した形、了承じゃないですよ、押しつけなんで、これは、仕方なしに金を払って通っていることなんですが、どうですか、このような高い料金で、それはお金を返すということで、いろいろあなたの方も、私が詳しく質問しますと、一々さようかなと思うような御答弁があるだろうし、私は、きょうは時間が惜しいから、そういうこまかい質問はしませんが、大まかに考えて、原則としては、当然国が直轄事業として、こういう公共事業としてなさるべきが筋が通っておるし、もしそうでなかったら、こんな高い料金では、将来この地方の産業経済にも悪い影響を及ぼすと、こういうふうに私は考えるわけなんですが、今、二割引き下げられた料金より、さらに何とか再考なさるという考えはないのですか。これは公団総裁、きょうは岸さん御病気だそうですね、副総裁でけっこうですし、それから大臣にも、これほど重要な役割を果す関門トンネルが、料金でも安ければ、その運営がまあ公団の運営になっても仕方がないという考えにもなりましょうけれども、このように高い料金では、非常に地元の業者たちも、また一般の人たちも、ほかの料金は自動車や、貨物車は少しは引かれましたけれども、自転車や人は 一つもあそこを通るのに引いてないわけですね。最初の値段のままですよ。たとえば、自転車が三十円、それからリヤカーのみで三十円、おとなが十円、子供が五円と、天下の公道を通るのに、一々このような金を出させて、皆さんも公団側も、あそこを通すという考え方そのものに問題がある。資本主義の国の経済だから仕方がない、国の政治がその基盤に立ってやるのだ、資本主義国家だということではありますけれども、こんな悪いまねを、欧米のまねをする必要はないと思うのです。やっぱり天下の公道だから、人が通るくらい、ただで通ったっていいじゃないですか。わずか五円や十円の金を取って、そして天下の公道を通してやって、全く税金を何のために払っておるのかわからない、ありがたくないです。それで、今二割引かれましたが、さらにこの料金を再検討する、また当然しなければならないし、今までだって国の費用でこの工事はできておるんですから、当然私は建設大臣も、それから公団の副総裁も、そういうふうにお考えになるのが当然だと思いますが、御所見をお尋ねいたします。