安部キミ子の発言 (予算委員会第三分科会)

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○安部キミ子君 これは、最後ですから、お願いも兼ねてですけれども、先ほど大臣は、なるほど地元の要望が強かったからというお話がありました。戦後、一時これが問題になりましてうっちゃらかしてあるし、政府も本気でなかったので、地元が本気になったのです。昭和十四年にこれが初めてできました。当時は、戦争政策の基礎に立って、初めは軍部がこれをやり出したのです。その過程については、大臣の方がよう御承知だと思うのです。東亜戦争が始まりまして、それでだんだん戦争が激しくなって、大陸に物資を輸送しなければならぬということから、政府、軍部ともにこれを本気で考えるようになって、非常に困難だろうという見通しを持ちながら、戦争の一環としてこれをやり出したのです。そういう動機でもありますので、これはまた、初めからそういういきさつで起きた工事でありますので、やはり私は国が最後まで責任をとられるのが当然だし、また、そうすることが一番筋の通っていること、中田議員がおっしゃいましたように、いろいろな観点から考えましても、料金を取るということは、ほんとうをいえば好ましくない。その経費も、あまり政府に迷惑をかけているわけではない。五十一億やそこらの金ですから、むだ金を考えれば、日本の今の国家財政から考えれば、大したことはないのです。そういう考え方で、もう一度この問題を根本的に検討していただいて、国民全部の福祉に返るように考えてもらいたい。これは私の要望でございます。私の質問は終ります。

発言情報

speech_id: 102815268X00319580325_020

発言者: 安部キミ子

speaker_id: 22437

日付: 1958-03-25

院: 参議院

会議名: 予算委員会第三分科会