福本柳一の発言 (運輸委員会)

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○福本参考人 私は全日本空輸の福本柳一と申します。
 整備の概況について申し上げます。技術上のこまかいことにつきましては、会社の直接その衝に当る責任者でなければわからぬのでありますが、整備関係の、会社で持っておる全般について申し上げますと、職員は百名でこれに当つております。そうしましてこれは整備に規定上要求されております有資格者がなければならぬのでありますが、この点につきましては百名のうち五十六名が、国家試験に合格いたしております整備の有資格者としてこれに当つておりまして、その余は補助員であります。従いましてこの五十六名のうちには大部分が、四十余名が二等整備士でありまして、八名が三等整備士というような順序で、水準といたしましては要求されておるところの資格を十分に満たしておると考えておる次第でございます。
 それから組織といたしましては、ライン・メーンテナンス班、それからチェック班、修理班、それからビルド・アップ班、その他まだ多少の分れはありますが、さように分けておりまして、運航をいたす場合におきましては、このライン・メーンテナンス班がこれに当るわけでありますが、これは最も重要なものでありまして、絶えず交代制をもちまして、それぞれ班長のもとに数名が配置されまして、出発の前、出発の後必ずこれを点検するようにいたしておる次第でございます。当日の五〇四五の点検につきましては、羽田におきまして責任者に私は直接聞いて参つたのでありますが、所定の点検は完了いたしたと申しております。それから千歳から五〇四五機に乗りまして羽田へ帰ってきて、遭難をいたしました舟木機長に交代をいたしたわけでありますが、その帰ってきて引き継ぎをいたしました操縦士は、石田操縦士と申しまして、これは私の会社におきましては運航管理長をいたしておるきわめて優秀な操縦士なのであります。この操縦士に当時の模様を聞いてみますと、自分が羽田へ着くまでの間は、エンジンの調子も機体その他についても何ら異常を認めないで、運航中におけるところの機体の状況はよかったということを次の舟木機長に引き継ぎをいたした、かように申しております。
 概略以上の通りであります。

発言情報

speech_id: 102903830X01019580816_013

発言者: 福本柳一

speaker_id: 30187

日付: 1958-08-16

院: 衆議院

会議名: 運輸委員会