三浦一雄の発言 (農林水産委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○国務大臣(三浦一雄君) たまたま繭の生産制限の問題でございますが、これは昨年の秋以来出て参りました臨時緊急の問題としまして、そうして繭の生産者、すなわち養蚕家に対しましても、自主的に調整のなにをしていただきたい。これはやはり一つの自衛的な作用もなすものでございますから。ただ、その情勢を放任するわけにいかぬ、他の手を打つと同時に、養蚕家の方でもこの際、自主的な一つなにをしていただきたいということで、その了解のもとに取り進めておることでございまして、現在のこの経済情勢下におきましては、これは、ある程度やむを得ざる一つの示唆であったわけでございます。これらを法律をもって制限するなどという考えはございません。むしろ、今後蚕糸の問題はやがてこれは生糸につながる問題であり、一種の世界的な商品でもあるし、同時にまた、今日では御承知の通り海外の需要よりも国内の需要の方がむしろ重きをなしておる現状でございますが、これらの消費の事情、それらを勘案しまして、そうして大局的な目でもっていかなければならぬと思っております。従いまして、生糸との関連においても考究すべき、改善すべきものがあると考えまするし、同時にまた、養蚕の生産の過程におきましても、それらを考えなければならないというふうな考えをもって、いわば養蚕で立たなければ他に転換できないような所も、これは立地条件として備わっておる所もあるわけなんですから、さようなところをよく見て、そうしてこれに対する当面のその養蚕家の御意向も聞き、これに対応して政府もまた支持あるいは援助というものを加えて、そうしてやるということにいかなければならぬと考えるのでありまして、法的な措置でもって生産制限などをしようとは考えておりません。