岸信介の発言 (内閣委員会)
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○岸国務大臣 われわれがこの安保条約を論議する場合におきまして、その
根拠としては国連の憲章の今おあげになりました条文が根拠になると思いますが、ただ他の場合と非常に違うことは、日本の憲法が持っておるところの一つの特殊性であります。従ってわれわれが平等の立場であるとか、対等であるとか、あるいは相互援助であるとかいうふうな考え方を取り入れるとしましても、日本国憲法の制約というものが大前提になるわけであります。これは動かすべからざる一つの前提になるわけであります。この点をアメリカ側と今度の話を始めますにつきましても十分われわれは主張し、その点についての完全な了解のもとにあらゆる対等性、あるいは双務的な問題あるいは相互援助の問題をこの前提の範囲内において考えていく、こういうことでございます。