前田正男の発言 (内閣委員会)
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○前田(正)委員 今総理の決意によりまして、集団安全保障に対しますお考えとか、日本の義務とか決意というものが明瞭になったと思うのでありますが、ただこの安全保障条約につきましては、個々にいろいろと条約上の問題で交渉をしておられるようであります。しかし私は、その個々の条約上の問題は外交の問題でありますから、あまりこの際深く立ち入って質問をいたしたいとは思いませんけれども、ただ安全保障条約の改正というような問題は、単なる外交の折衝の問題ではありませんで、その内容というものは、わが国の国防の長期にわたる大方針をいかにするかということが、この条約の交渉の中心であると思うのであります。すなわち例をあげて申しまするならば、たとえば日本におきますところの全面戦争の場合はどうだとか、あるいは局地戦争の場合はどうだとか、あるいは間接侵略を伴う内乱の場合はどうだとか、こういうような国防の大方針というものが明らかにならなければ、この外交の折衝は進めにくいのではないか、こう思うのであります。過日われわれの党におきましても、外交部会、国防部会の合同会議を開きました。そのときの結論といたしましても、こういう外交折衝に対しては、ぜひ国防の長期の大方針というものを早く固めて外交折衝に入るべきではないか、それがために、政府には国防会議というものがあるわけでありますから、この機会に国防会議を開くなり、あるいは国防会議の議員の懇談会を開くなりいたしまして、この方針というものをよく検討されて外交の折衝に臨むべきではないか、こういうことがこの間の合同部会の結論でありました。私もその代表として総理に、こういうふうな会議を早く開かれて、あるいはまた懇談会でも開いて、そうして早く日本におきます国防の長期にわたる大方針というものをきめて外交折衝に移られる、こういうようなお考えがあるかどうかをお聞きしたいと思います。