茜ケ久保重光の発言 (内閣委員会)
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○茜ケ久保委員 それは幾らでも御説明はできましょう。できましょうけれども、私はやはりこの根を洗ってみれば、被買収者農地の補償ということがからまざるを得ないと思う。またそうでなければ、もし調査をなさってみても、これは意味がないと思うのです。あるいは農地改革の結果がこういう欠陥があるから、この農地法をこういうふうに変えるということでもあればまた意味はございます。旧地主の社会的の実態というものを調査して、こういう欠陥があるから農地法はこういうふうに変えるということであればまた意味がある。さらにまたこれはあまりにもひど過ぎる。いわゆる買収した当時のことは別としても、一応自分が持っておった農地を法律なり国の施策によって手放したために、旧地主諸君が社会的に見てもあまりにも悲惨な状態にある。これはいかぬ。買収当時の値段とかあるいは処置とかは別として、やはりこれは社会的な意味において救済しなければならぬということで、何らかの補償をされるということならまだ意味があります。農地法を改革することがいい悪いは別として、また補償することがいい悪いは別にして、そういうことなら調査会を設置されて、今までにできなかった面の御調査をなさることも私は意味があると思う。しかしこれを見ますと、補償はしないのだ、農地法は変えないのだ、こうおっしゃっておる。何を調査して何をなさろうとするか。調査する目標もわかりませんし、調査した結論を出して何をするかもわかっていない。ただ単に目的のない調査はあり得ないと思う。何かそこに目的があるから調査なさる。その調査は全然ここには出ていない。どんな調査会でも、内閣総理大臣が諮問する機関として設置される場合には、ちゃんとした目標があり、目的があるはずだ。その目的に向って調査をする。補償もしないのだ、農地法も変えないのだ、ただ社会的な問題に対してもっと検討するのだ。検討した結果どうなさる。目的のない調査は私はおかしいと思う。その点はどうですか。