茜ケ久保重光の発言 (内閣委員会)
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○茜ケ久保委員 私は質問をやめようと思ったが、最後に総務長官が保守党、革新党と言われた。私どもはこれが農村全体の問題ならば、喜んでこれに賛成申し上げる。ところが問題は、あなたが今はしなくも革新、保守とおっしゃったけれども、一部のかって長い間日本の農村を搾取し、日本の農村に君臨して参りました地主です。この地主の存在というものをあなた方歴史的に御検討なさったことがあるかどうか知らぬけれども、日本のかっての地主というものは、歴史的にいろいろなものを持っておる。そうして日本の農村が貧困化しいろいろな意味であえいできた原因の中には、やはりいい悪いは別にして旧地主の諸君の責任が相当あると思う。もちろん農地買収によって今貧困化しておる、そういった諸君の実態も知っておるし、そういう人々に対しては、やはり日本の農業政策の犠牲者として御同情を申し上げておるし、何らかの形でこれに対する施策も考えておる。しかし何と申しましても、今言ったように日本の農村全体を考えたときに、これは一部の問題であるし、何もそう急いでやる問題ではないと思っている。そこで言っているのです。しかし総務長官が最後に一言革新、保守とおっしゃって、何か社会党が農村問題に冷淡であるか、あるいは農業問題に対して不協力であるかのようなことをおっしゃったから申し上げておる。日本の農村の経営の発展こそは、日本の経済のほんとうの底力であり、それによって日本の社会は発展する。従って私は日本の農村の経営に対しては非常な関心と重大な責任を感じておる。従いましてこのこととは別に、いわゆる農村全体、農民全体という意味ではなしに、かつて一部の、私どもの立場から言うなれば、農民を貧困化し、多数農民に非常な圧迫を加えた旧地主の問題であるから、これだけ申し上げておるということを御了解願わなければ困るので、一言これだけをつけ加えて私の質問を終ります。