受田新吉の発言 (内閣委員会各省設置法改正案等審査小委員会)
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○受田小委員 私は法務省に関係するものを一つだけ質問しておきます。今回の改正案の骨子の一つである東京婦人補導院の位置の変更ですが、これがこの前の国会でも法務省設置法の一部改正で東京は府中市ということに定められておる。それを半年もたたぬうちにまた八王子に変更するという法案の改正案をお出しになるわけですが、こういうことになるとよほど法務省は位置の選定に不用意であった、こういうことになる。法律事項というものは念には念を入れて政府が検討を加えてお出しにならなければならない問題なのです。出してこの前の国会で通った、通った位置がまたこの国会で変更されるということは、私はこういうことはしばしば繰り返さるべきではないと負う。従ってこういうことになりますと行政府の責任はどうなるかという問題です。国会を愚弄しているのではないか。この前作つたものを半年たつてここで変えましたということは、事前に十分な調査、検討が加えられていないということになる。一たび決定した以上は、そこをあくまでも推進するという努力を怠つているのではないか。その初めの決定のときのずさんさか、あるいはその後の努力の不足か、いずれにしても八王子市に変更したということは政府の重大な失敗があったと思う。ことに法務省というのは世間の秩序を確立するお役所であつて、その最も厳正な、規律を確立すべき役所が、ちょっとしたことで位置の変更をどんどんやられるということになると私は問題だと思う。法務大臣が選挙の事前運動をやろうと思って宮城県へ帰ろうとした、それを事務当局が押えて、法務大臣から事前運動をやつてはいかぬとしかりつけた。法務大臣は涙をのんで選挙区に帰ることをやめたという話である。それほど法務省は厳正なお役所なんです。公けの秩序を確立する最も大事なお役所なんです。そのお役所の権威を失堕するかかる法案の提出については、一応の疑義を持つものでございますが、明確な御答弁をお願いしたい。