小平忠の発言 (予算委員会)

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○小平(忠)委員 ただいま委員長より宣言されましたように、ただいまから三十四年度の予算の審議に入るわけでありますが、予算の審議に入りますに先だちまして、私は特に委員長並びに政府閣僚に対しまして御留意願いたいことがあるのであります。
 第一点は、御承知のように本年は参議院の通常選挙並びに各級地方選挙が行われるのでありますが、複雑な国際情勢に対処いたしまして、昨年来の経済不況を克服し、国民生活を安定させまして、国力の充実発展を期さなければならないきわめて重大な時期にあろうと私は思うのであります。このときに当って、予算の審議というものはきわめて慎重を期さなければならないと同時に、やはり論議を尽して、その完璧を期するべきであると私は思うのであります。ところが、従来この予算の審議に当りまして、われわれ委員もあらかじめ申し合せの時間は守るように努めているのでありますが、半面総理初め閣僚の答弁がややもすれば冗漫にわたりまして、委員長から非常に時間の制約等を受ける場合があるのでありますが、特に私はこの際総理並びに閣僚各位に申し上げたいことは、そつのない答弁よりもやはり実のある答弁を簡明率直にお願いしたいことが第一点であります。
 第二点は、従来ややもすれば、大臣にかわって政府委員の答弁が質問者の意思に反して行われることが間々多いのであります。私は、政府委員の答弁なり政府委員の立場というものは、具体的な数字にわたりまする内容であるとか、あるいは大臣の答弁に対しまする補足説明を質問者の要請にこたえてやるというような場合が通例でなかろうかと思います。従いまして、大臣はいたずらに政府委員に力をかりてやるようなことのないように、特にお願いをいたしたいのであります。
 最後に、三十四年度の予算の審議に当りまして、予算に関係いたしまする法律案は、一昨日官房長官の説明によりまして、すでに五十二件国会に提出されておりますことは、比較的順調に進んでいると思うのでありますが、しかし、まだ提出予定になっておりますもので、閣議の決定は見ましたけれども、目下印刷中で国会に提出されていないのが七件、さらに提出予定になっておりますが、閣議の決定をされていないものが二十九件、すなわち正式に国会に上程されていないのが三十六件に及んでおるのであります。予算の審議と並行いたしまして、やはり予算に関係ある法律案は、私はすみやかに提出をいただきたいと思うのであります。
 以上の点につきまして委員長は確認せられまして、善処されんことをこの際要望いたしまして、私の議事進行の発言にかえます。

発言情報

speech_id: 103105261X00219590202_002

発言者: 小平忠

speaker_id: 11712

日付: 1959-02-02

院: 衆議院

会議名: 予算委員会