河野密の発言 (予算委員会)
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○河野(密)委員 私は今の倉石労働大臣の御答弁を承服するわけには参らないのであります。この労働問題懇談会の結論として出されましたものを率直に読んでみますと、今お読みになりましたが、第一に「ILO第八十七号条約に批准すべきものである。」こういうことを大前提としてあげております。これは一点の疑いのないものであります。第二には「右条約を批准するためには公労法第四条第三項、地公労法第五条第三項を廃止しなければならない。」従って条約を批准するについての唯一絶対の条件は、公労法第四条三項と地公労法第五条三項を削除するをもって足るのであります。その際いろいろなことが書いてありますが、これはいわば道義的な規定と申しましょうか、よき労使慣行を確立しなければならないとかいうことは、これは法律上の用語でいえば、注意事項ともいうべきものでありまして、この批准しなければならないということと、批准のための唯一絶対の条件はこれである、こういうことは何人が読んでも疑うことのできないものであります。これだけ明確な結論が出されたにかかわらず、政府がこの批准をちゆうちょされ、いろいろな理屈をおつけになる理由は一体どこにあるのでありますか。