淺沼稻次郎の発言 (予算委員会)

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○淺沼委員 私の聞きましたことに対する総理の答弁は、少し現実の自由民主党の政策並びに内閣の考え方が入っておろうと思うのであります。私の伺っておるのは、いわば終戦当時日本は大きな変革をやって戦争放棄の規定をいたして、二度と再び戦争はやらない、そういう国家体制を作らなければならない。さらに加えてきめたことは、再軍備はしないということをきめておるわけであります。当事におきましては自衛のための再軍備ということも考慮されておらなかったことも事実であります。そうして民間並びに政府のやった態度はどうであるかと言えば、どこの国とも平和を持続するという意味合いよりいたしまして、いわば全面講和の主張をなしたわけであります。すなわちその当事吉田総理にいたしましても、全面講和をやらなければならぬと言っておられました。われわれも全面講和を主張したのであります。ただ結果から見ますならば、多数講和に終ったことは事実であります。しかし全面講和の主張が政府の中にも国民の中にも台頭して参りましたのは、いずれの国とも仲よくして、そうして戦争を排除する体制を作りたい、それを貫くものは何であるかと言えば、自主独立、それは中立堅持であったと思うのであります。それに対して今の自由民主党、岸内閣の考え方は別として、今は総理大臣としてあなたが立っておられて、終戦当時における日本の外交の基本はどこにあったかというその認識を承わりたいと思います。

発言情報

speech_id: 103105261X01919590327_004

発言者: 淺沼稻次郎

speaker_id: 21890

日付: 1959-03-27

院: 衆議院

会議名: 予算委員会