淺沼稻次郎の発言 (予算委員会)
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○淺沼委員 どうも答弁が横へそれて、端的に率直に申されないところがあるのでありますが、そこで私はもっと具体的に聞きたいと思いますことは、今私は日本外交の変遷の姿を申し上げましたが、その変遷の姿が、鳩山内閣によってソ連との間の国交を回復し、さらに加えまして岸内閣になりましてからは、外交三原則などというものを発表しておるわけであります。すなわち、一つは自由主義陣営に乗る。第二は国連主義だ。第三にはアジアの一員として生きる。ここに私は大きな問題と、今答弁の中にもまだ解決ができないような答弁がなされているような気がするのであります。すなわち、自由主義陣営の中に生きる。しかし私は質問の冒頭において申し上げました通りに、やはり日本が変革の後にきた、戦争放棄した日本の姿というものは、このいずれの陣営にも属しない。そこで厳正な立場に立って、自主独立そうして中立堅持、これが私は日本の行き方であったと思うのであります。その行き方を、ここに参りまして大きな訂正をしておると私は思うのであります。さらに加えて、アジアの一員として生きるということになりまするならば、アジアにおいて一番大きな国、なおかつ非常に健全なる発達を最近なしておるものは中華人民共和国であります。それに手を伸べないで、アジアの一員として生きるということは、一体どういうようなことですか。少くとも中国との国交回復をやることが、アジアの一員として生きるという大原則中の大きなものではないかと思うのでありまして、これについて答弁を承わりたいと思うのであります。