岸信介の発言 (予算委員会)

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○岸国務大臣 いわゆる中国との関係におきまして、先ほど来お話があるように、すでに過去において、われわれは不幸にして中国との間にいわゆる戦争関係があって、これをわれわれは平和な状態を作るという考えのもとに日華平和条約ができ、これに調印をされたのであります。しかしながら、その後における中国の政治情勢なりいろいろな変遷がございます。私どもは、常にこの中国全体に対して友好的な関係を作り上げる方向に行かなければならぬことは、これは言うを待たないのであります。しかしながら、そういう従来の関係を全然一挙に無視して、そうして国交を正常化する、そのために日華平和条約を廃棄するというような態度に直ちに出るということは、国際信義の上から決して私どものとるべきことではないのであります。従って、私どもが従来言っているような積み上げ方式によって、これを解決すべきものであるというのが、私どもの信念であります。

発言情報

speech_id: 103105261X01919590327_013

発言者: 岸信介

speaker_id: 6788

日付: 1959-03-27

院: 衆議院

会議名: 予算委員会