淺沼稻次郎の発言 (予算委員会)

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○淺沼委員 文化あるいはその他人的交流を考える場合においても、大前提において何をするかということになりまするならば、それは政治的問題から話し合いをしなければならない。私はこれは当然だと思うのであります。国と国の間における正常なる交際は何であるかといえば、国交が回復されなければならぬと思うのであります。国交が回復をされて、そのもとで行われるのがほんとうの外交でありまして、国民外交というのはそういうことにならない前に行うのが国民外交であろうと思うのであります。従いまして中国側においては、いわば一切の政活的問題をまず解決しようじゃないか、こう言われておるのであります。これはこの前、私ども二年前に参りまして帰りました際も、中国側においては政府と政府の交渉を考えておるようでありまして、政府も一つ前に乗り出したらどうか、こういう私は要請をしておるわけであります。それをしないでほうっておいて、今総理は、向う側と経済の問題でやるならば大使会談などと言っておりますが、向うではやはり政治を中心としてやりたい、これは私は当然だと思うのであります。国と国の交際のないところにおいて、そうして相手方が言うのは、やはり国と国との間において話し合いをしようではありませんか、こう出てくるのが私は当然だと思うのであります。従って、そういうときに政府はどういう考えを持つか。依然として経済の問題だけで、貿易だけやる。片方においては、中国のやっておることに対して相当因縁をつけておいて、もうける方だけは一緒にやりましょうというのでは、少し無理があるのではないかと思うのでありまして、こういう点に対する考え方を承わりたいと思います。

発言情報

speech_id: 103105261X01919590327_027

発言者: 淺沼稻次郎

speaker_id: 21890

日付: 1959-03-27

院: 衆議院

会議名: 予算委員会