茜ケ久保重光の発言 (予算委員会第一分科会)

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○茜ケ久保分科員 運転手にしましても雇用人にしましても、給与等については、私もそう——特に運転手等については、給与は低いとは思いません。しかし、運転手を十年しており、十五年しておっても、依然として職員になれないということですね。運転手という仕事は技術者でありまして、決して昔のもうろう運転手といったような考え方じゃいかぬと思う。従いまして、もしこれが本会議の議決を経て定員化できるものならば、われわれはそういった人たちの要望を満たしてやりたいと思う。これはよく聞くのでありますが、現在運転手が二百人近くおると思うのですが、その中で成規の職員はほとんどいないという。しかも、われわれはあらゆる自動車に乗っておりまして、衆議院の運転手ほど非常に精密というのですか、安全運転もしますし、素行についても非常に正しい。こういったような諸君は、その勤務状態なら年数によって、成規の職員にすべきだと思う。それができないということは、あなた方は、そういう指導監督をする立場として怠慢じゃないかと思う。もし議決をするなら、議員の諸君はおそらく満場一致だと思う。それを一向しないのは怠慢だ。事務総長以下幹部諸君は、幹部としてりっぱな処遇を受けておるから、痛痒は感じないでしょう。しかし、皆さん方を自動車に乗せて安全運転をする、しかも朝早くから夜おそくまで真剣に働いているこういった連中は、いつまでも運転手で、そうして一向成規の職員になれないということは、心外だと思う。さらに用人も同じです。もちろん学校も出ておりません。しかし、衆議院の仕事に対して、あなた方部長がやると同じように、用人諸君はやはり懸命にやっておる。衛視にしてもそうだ。そういった縁の下で一生懸命やっている人たちが、一生日の目を見ないということであってはいけないと思う。ただ給与だけではないんだ。人間は身分も大事だ。給与がたくさんあるからいいじゃ、済まないと思う。そこで、衆議院の本会議で可決すれば定員化できるならば、思い切って——どうせ給与法はあるのですから、運転手なり用人の諸君が——まだそのほかにもありましょう。成規の身分を保障されていない諸君に対して、全部でなくても、少くとも相当数の者が成規の職員になれる、しかも何年かまじめに働いておれば、われわれも必ず国会の成規の職員になれるという希望を与えて、働く状態に一つの楽しみを与えることが大事だと思う。従って、私はきょうここで即答は求めませんが、事務総長以下首脳部の諸君は真剣に検討して、そうしてわれわれに御相談願えれば、おそらくさっきも言ったように、満場一致で決定すると思う。聞くところによると、参議院の運転手諸君は、かなり成規の職員になっておるといいます。そうしますと、同じ国会でありながら、片方の参議院の運転手は成規の職員になれ、衆議院はなれないということはないと思う。ここに私はあなた方の怠慢かあるいは不人情か、自分たちの——事務総長はこれは一つの地位である。皆さん方が部長としてりっぱな仕事ができるのは、そういった諸君がみんな協力しておるからで、ほんとうの仕事はみんなそういう連中がしている。こういった諸君のそういったことを放擲してはいかぬと思う。それに対して、あなたは熱意のある、しかも温情のある、また必ずそれを実行するだけの決意のある御答弁を願いたい。

発言情報

speech_id: 103105266X00219590226_019

発言者: 茜ケ久保重光

speaker_id: 24304

日付: 1959-02-26

院: 衆議院

会議名: 予算委員会第一分科会