予算委員会第一分科会
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会
会議録情報#0
昭和三十四年二月二十六日(木曜日)
午前十時三十七分開議
出席分科員
主査 田中伊三次君
植木庚子郎君 川崎 秀二君
久野 忠治君 茜ケ久保重光君
石山 權作君 北山 愛郎君
小平 忠君 松前 重義君
兼務 永井勝次郎君
出席政府委員
内閣官房長官 赤城 宗徳君
内閣参事官
(内閣総理大臣
官房会計課長) 吉兼 三郎君
人事院事務官
(事務総局給与
局長) 瀧本 忠男君
総理府総務長官 松野 頼三君
警察庁長官 柏村 信雄君
警 視 監
(警察庁長官官
房会計課長) 後藤田正晴君
警 視 監
(警察庁警務局
長) 坂井 時忠君
警 視 監
(警察庁保安局
長) 木村 行藏君
総理府事務官
(自治庁財政局
長) 奧野 誠亮君
分科員外の出席者
衆議院参事
(庶務部長) 知野 虎雄君
総理府事務官
(内閣総理大臣
官房公務員制度
調査室長) 増子 正宏君
警 視 長
(警察庁保安局
交通課長) 内海 倫君
宮内庁長官 宇佐美 毅君
警 視 長
(警視庁交通部
長) 冨永 誠美君
—————————————
二月二十六日
分科員阿部五郎君、岡田春夫君及び加藤勘十君
辞任につき、その補欠として松前重義君、茜ケ
久保重光君及び石山權作君が委員長の指名で分
科員に選任された。
同日
分科員茜ケ久保重光君及び石山權作君辞任につ
き、その補欠として岡田春夫君及び加藤勘十君
が委員長の指名で分科員に選任された。
同日
第三分科員永井勝次郎君が本分科兼務となつた。
—————————————
本日の会議に付した案件
昭和三十四年度一般会計予算中皇室費、国会、
裁判所、会計検査院、内閣、総理府(経済企画
庁を除く)所管
昭和三十四年度特別会計予算中総理府所管
————◇—————
この発言だけを見る →午前十時三十七分開議
出席分科員
主査 田中伊三次君
植木庚子郎君 川崎 秀二君
久野 忠治君 茜ケ久保重光君
石山 權作君 北山 愛郎君
小平 忠君 松前 重義君
兼務 永井勝次郎君
出席政府委員
内閣官房長官 赤城 宗徳君
内閣参事官
(内閣総理大臣
官房会計課長) 吉兼 三郎君
人事院事務官
(事務総局給与
局長) 瀧本 忠男君
総理府総務長官 松野 頼三君
警察庁長官 柏村 信雄君
警 視 監
(警察庁長官官
房会計課長) 後藤田正晴君
警 視 監
(警察庁警務局
長) 坂井 時忠君
警 視 監
(警察庁保安局
長) 木村 行藏君
総理府事務官
(自治庁財政局
長) 奧野 誠亮君
分科員外の出席者
衆議院参事
(庶務部長) 知野 虎雄君
総理府事務官
(内閣総理大臣
官房公務員制度
調査室長) 増子 正宏君
警 視 長
(警察庁保安局
交通課長) 内海 倫君
宮内庁長官 宇佐美 毅君
警 視 長
(警視庁交通部
長) 冨永 誠美君
—————————————
二月二十六日
分科員阿部五郎君、岡田春夫君及び加藤勘十君
辞任につき、その補欠として松前重義君、茜ケ
久保重光君及び石山權作君が委員長の指名で分
科員に選任された。
同日
分科員茜ケ久保重光君及び石山權作君辞任につ
き、その補欠として岡田春夫君及び加藤勘十君
が委員長の指名で分科員に選任された。
同日
第三分科員永井勝次郎君が本分科兼務となつた。
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本日の会議に付した案件
昭和三十四年度一般会計予算中皇室費、国会、
裁判所、会計検査院、内閣、総理府(経済企画
庁を除く)所管
昭和三十四年度特別会計予算中総理府所管
————◇—————
田
田中伊三次#1
○田中主査 これより第一分科会を開会いたします。
昭和三十四年度一般会計中、皇室費、国会、裁判所、会計検査院、内閣及び総理府所管、昭和三十四年度特別会計予算中総理府所管を議題といたします。
これより質疑に入ります。川崎秀二君。
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これより質疑に入ります。川崎秀二君。
川
川崎秀二#2
○川崎(秀)分科員 国会の議院運営委員以外には一般議員はあまり知らぬものですから、少しこの機会に伺っておきたいと思うのであります。
衆議院の庶務部長に伺いますが、衆議院議長の公舎、それから参議院議長の公舎は、今度の予算に計上されていると思いますけれども、いつ工事に着手をして、完成をするのか。
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知
知野虎雄#3
○知野参事 ただいまお尋ねのございました衆議院及び参議院の議長公邸でございますが、これは現在進駐軍が入っておりますジェフアーソン・ハイツの跡に、撤収後に建てる予定になっております。大体現在のところでは、三月一ぱいをもちましてこの撤収が終りまして、あそこに建っております建物を大蔵省の方で払い下げ等をいたしまして、それが大体六、七月ごろまでかかるのじゃないかと思われますが、衆議院におきましては、先般庶務小委員会等の御了承を得まして、特にわれわれの方だけでございませんで、せっかく将来いろいろなことの接伴等も行われます公邸の性質上、部外のというか、大学の優秀な設計の能力のある教授等にも依頼しようということになりまして、現在、大体もとの東大総長の内田祥三博士を顧問にいたしまして、岸田日出刀博士が基本設計をやってくれるということになっておるそうでありますから、それらの設計ができまして実際の着手にかかりますのは、今年の八、九月ごろになるのではないかと思います。そうしまして、今年度には約九千六百万ばかりの予算が入っておりますが、今年一年では、ジェフアーソン・ハイツの撤収等の関係がございましてできませんで、来年もう一年延ばしておるわけでございます。従いまして、今年度から来年度までということに一応なっております。
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川崎秀二#4
○川崎(秀)分科員 明年は列国議会同盟の国際総会が東京で開かれる予定になっておると私は聞いておるわけです。従って、でき得ればその時期までに衆議院議長公邸並びに参議院議長公邸が完成した方が望ましいと考えるのでありますが、大体そういうことを予定しておりますか。
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知野虎雄#5
○知野参事 私どももやはり来年九月下旬に予定されております列国議会同盟の東京大会を一応目途にしまして、間に合せたいという考え方でおるわけでございますが、今の敷地があいておりません関係もございまして、間に合いますか間に合いませんか、できるだけそういうつもりではおります。
この発言だけを見る →川
川崎秀二#6
○川崎(秀)分科員 その次に伺いたいのは、衆議院の議員会館のことですが、今実際に国会の内容というものが果してりっぱであるかどうかわからぬときに、議員会館を本建築に直すということもいろいろ世の批判もあるとは思いますけれども、霞ケ関の官衙街というものが大体六、七年後を目ざして完成するということで建設省は計画を進めておるわけですから、衆議院の議員会館並びに参議院会館は、早く着手しなければならぬと思うのですけれども、それはどういう計画になっておりますか、伺いたいと思います。
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知野虎雄#7
○知野参事 議員会館の本建築の問題は、実はまだ計画するところまで至ってないわけでございます。これは、今、先生もおっしゃいましたように、建設省で計画しております中央官衙地区という都市計画がありまして、その中で現在の第一会館のありますところに本建築というものが、将来の都市計画としては、構想の中に入っておるわけでございます。ただ現在は、国会の建築としましては、大きいものでは御承知のように図書館の本建築でございますとか、それから議長公邸でございますとか、そういう問題がございますので、そういう問題が一段落しましたら、われわれの方ではいろいろな調査にかかりたいと思っております。何しろこれは非常に大きい建築になると思われますが、あそこの予定されております土地はかなり地質が弱いと見られておるわけですので、こういうような地質検査等の基本的な調査にかなりの日子も要するかと思われますので、現在そういうおもだった工事が終りますれば、それらの諸調査には早急に入りたいと考えております。
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川崎秀二#8
○川崎(秀)分科員 現在第二議員会館のあるところは、もと外務次官の官邸であって、あれは中央官衙街ができるというにとになると、大体霞ケ関公園の中に包括をされる。しかし、道路でだいぶ削られるようであります。あの第二会館の庭は徳川時代から非常に名所といわれておるところですが、あれが道路の中へ入ると、非常に古い歴史を研究しておる人あるいは文化財保護の見地から非常に重要な問題になってくると思うのですが、これについては、衆議院事務局ではどういう考えでおられるか伺いたい。
この発言だけを見る →知
知野虎雄#9
○知野参事 今の第二議員会館は、もとの霞ケ関離宮がありましたところで、議員会館の本建築が将来行われます場合には、第二、第三をみんな一括しましてこちらの方に移すことになると思います。そうしますと、あそこの跡はどうなるか、一応会館としては要らなくなる。その場合には、先生のおっしゃったようなことも考慮に入れまして、意見を申し上げたいと思っております。
この発言だけを見る →川
川崎秀二#10
○川崎(秀)分科員 その次に伺っておきたいのは、これは私の方がむしろ知っておるわけですけれども、特にこの会議の席上で記録にとどめておきたいと思いますので、発言をいたします。
現在三宅坂旧陸軍省跡に建設中の尾崎行雄氏の記念会館については、自民党、社会党あげての超党派的な国民運動を展開しておるわけであります。しかるに、衆議院庶務小委員会の申し合せによりまして、尾崎財団が作られまして、現在募金を行い、建設にかかっておるわけでありますけれども、この本年の予算を見ると、幸い大蔵省も査定をしてくれたようでありますが、つかみ金で百万円、こういうことですね。十一月の二十日にこれが完成することになりますと、それに要するところの管理維持費というものがある。われわれは間違いなくそれまでにやります。そうなりますと、百万円では済まないことになりますけれども、その場合には、予備費等で維持管理費を出すということを折衝したものでありましょうか、その点を伺っておきたいと思います。
この発言だけを見る →現在三宅坂旧陸軍省跡に建設中の尾崎行雄氏の記念会館については、自民党、社会党あげての超党派的な国民運動を展開しておるわけであります。しかるに、衆議院庶務小委員会の申し合せによりまして、尾崎財団が作られまして、現在募金を行い、建設にかかっておるわけでありますけれども、この本年の予算を見ると、幸い大蔵省も査定をしてくれたようでありますが、つかみ金で百万円、こういうことですね。十一月の二十日にこれが完成することになりますと、それに要するところの管理維持費というものがある。われわれは間違いなくそれまでにやります。そうなりますと、百万円では済まないことになりますけれども、その場合には、予備費等で維持管理費を出すということを折衝したものでありましょうか、その点を伺っておきたいと思います。
知
知野虎雄#11
○知野参事 ただいまの尾崎記念会館でございますが、これは今先生がおっしゃられましたように、十一月下旬にでき上る、そういう意味で、私どもの方の予算としましては、実は三カ月予算と申しますか、一月以降に維持管理でございますとかあるいはそれに要する管理要員でございますとかいうことで入っておるわけであります。従いまして、金額は今年は少いわけでございまして、管理要員としまして、尾崎記念会館の管理に要します人員が七名、それから初度設備としまして若干、その他光熱水料とか、維持費としてわずかな金でございますが、これは来年度平年度となりますと、もう少し増額することになると思います。
この発言だけを見る →川
川崎秀二#12
○川崎(秀)分科員 三カ月にしても、百万円という金では、とても維持管理ということはできない。特に初度設備か光熱費というものが出るわけはない。われわれの方も今細密な計画を立てて衆議院事務局と折衝しようということになっておるわけですけれども、その点では百万円というものは大体三カ月として見積ったというだけのことであって、実際の計画は整っておらなかったことと思いますけれども、いよいよこれが完成の暁に、あるいは完成に近づくときには、十分折衝していただきたい。そういう心組みで大蔵省当局とさらに実施予算について折衝されるつもりがあるか、この席上で承わっておきたいと思います。
この発言だけを見る →知
知野虎雄#13
○知野参事 実は大体の坪数等が判明しておりますだけで、初度設備といいますか。どの程度会館の方でやられますかということも関連がございまして、なかなか最終的にきめがたかった予算でございます。従いまして、将来の運営の上で新しい問題が起りましたり、なおさらに経費も必要とします場合には、そういう線で折衝いたしたいと存じております。
この発言だけを見る →川
茜
茜ケ久保重光#15
○茜ケ久保分科員 衆議院におりながら、衆議院内部のことはなかなかわれわれ質問ができませんので、この機会にぜひお伺いしたいと思います。それは職員の待遇の問題でございます。もちろん国会の職員も公務員でありますし、公務員の規格に入るのでありましょうけれども、私が衆議院に参りまして感じますことは、一般の職員はさておき、一番ひどいと思われるのは、自動車の運転手であります。たくさんの運転手がおりまして、われわれに非常に奉仕をしてくれますが、伺いますと、こういった諸君の処遇は、給与の面は別として、身分的に非常に悪い。さらに多くの用人の諸君がおりますが、こういった者は何年勤めても一向身分はきまらないという不満を非常に持っているわけです。私どもは国政を担当して、この国会であらゆる問題を処理しながら、われわれの周囲にいるこういった多くの奉仕する諸君が、まことに身分の上で不安定な、しかも低い状態におることは、非常に遺憾であります。従いまして、われわれはまず大きな問題を解決することも、もちろん非常に大事でありますが、われわれのそばにいるそういった職員に対して、何もできないということであってはいかぬと思う。従いまして、冒頭にお伺いしたいのは、そういう見地から、現在の国会の職員の処遇その他の身分について、一般公務員とは異なっておる点もありましょうけれども、衆議院事務局の方針と申しますか、今までとって参りました処置についてお伺いしたい。
この発言だけを見る →知
知野虎雄#16
○知野参事 事務局の職員につきましていろいろ御配慮いただきましたことを、厚くお礼を申し上げたいと思います。ここは国家公務員のうちで一応特別職にはなっておりますけれども、その実態は、大体一般職の職員と同様なのでございます。たとえば、俸給表について申しますと、一般の職員は行政(一)の職員と同様でございますし、運転手、用人さんたちは行政(二)の職員と同じ俸給表の適用であります。ただ、ここは各省庁の職員と違いまして、たとえば、自動車なんかは非常に過労と申しますか、仕事が過激でありますことは事実でありまして、非常に夜おそくまで運転をいたしますし、非常に大きい建物の管理がありますものですから、用人さんたちも大へんなのであります。自動車の運転手さんにつきましては、そういう意味で、具体的には超勤というふうな問題がございます。これは、おそらく各省にもない程度の大きい超勤予算がついておりまして、私どもの方では、現在は自動車の運転手につきましては、大体超勤の実績をもって支出をいたしておりまして、その点につきましては予算の特別な御配慮によりまして、超勤も非常に多くなっておると思っております。それから用人さんの点でございますが、もともと初任給等も非常に低い職員でもありますので、そういう点につきまして、われわれの方は初任給の是正でありますとか特別昇給でありますとか、できるだけのことをしたいという方針であります。
もう一つ、今いつまでたっても上らないというお話がございましたが、衆議院は割と用人の数が多うございましたことは事実でありまして、今年は大蔵省ともお話ししまして、こういった人たちが普通の主事と申しますか、そういうふうなものにかなり切りかわるような措置を講じてございます。
この発言だけを見る →もう一つ、今いつまでたっても上らないというお話がございましたが、衆議院は割と用人の数が多うございましたことは事実でありまして、今年は大蔵省ともお話ししまして、こういった人たちが普通の主事と申しますか、そういうふうなものにかなり切りかわるような措置を講じてございます。
茜
茜ケ久保重光#17
○茜ケ久保分科員 一般職の諸君も特別職の諸君も定員法がございまして、たとえば、農林省、建設省等も、職員等の問題がたくさんあるわけでありますが、国会の職員の定員化と申しますか、正式の職員にするための規定はやはり行政管理庁でやって、一般職と同様にやらなくちゃならぬのか、あるいは衆議院の今言った用人あるいは運転手といったものの正式職員の繰り入れについては、どのような処置をされておるのか、承わりたい。
この発言だけを見る →知
知野虎雄#18
○知野参事 各省でありますと、各省定員法でもってきまるわけであります。衆参両院の場合には、これは本会議の議決をもちまして定員というものがきめられますので、実質的には大差なく行われておるわけでございます。
今の雇用人の問題でございますが、これは、現在審議されております国家公務員の共済組合の法律が通ります場合には、そういう点では同様になるわけでございまして、もし十月一日にその法律が施行されることになりますならば、十月一日にそういう点について差異はなくなるわけであります。
この発言だけを見る →今の雇用人の問題でございますが、これは、現在審議されております国家公務員の共済組合の法律が通ります場合には、そういう点では同様になるわけでございまして、もし十月一日にその法律が施行されることになりますならば、十月一日にそういう点について差異はなくなるわけであります。
茜
茜ケ久保重光#19
○茜ケ久保分科員 運転手にしましても雇用人にしましても、給与等については、私もそう——特に運転手等については、給与は低いとは思いません。しかし、運転手を十年しており、十五年しておっても、依然として職員になれないということですね。運転手という仕事は技術者でありまして、決して昔のもうろう運転手といったような考え方じゃいかぬと思う。従いまして、もしこれが本会議の議決を経て定員化できるものならば、われわれはそういった人たちの要望を満たしてやりたいと思う。これはよく聞くのでありますが、現在運転手が二百人近くおると思うのですが、その中で成規の職員はほとんどいないという。しかも、われわれはあらゆる自動車に乗っておりまして、衆議院の運転手ほど非常に精密というのですか、安全運転もしますし、素行についても非常に正しい。こういったような諸君は、その勤務状態なら年数によって、成規の職員にすべきだと思う。それができないということは、あなた方は、そういう指導監督をする立場として怠慢じゃないかと思う。もし議決をするなら、議員の諸君はおそらく満場一致だと思う。それを一向しないのは怠慢だ。事務総長以下幹部諸君は、幹部としてりっぱな処遇を受けておるから、痛痒は感じないでしょう。しかし、皆さん方を自動車に乗せて安全運転をする、しかも朝早くから夜おそくまで真剣に働いているこういった連中は、いつまでも運転手で、そうして一向成規の職員になれないということは、心外だと思う。さらに用人も同じです。もちろん学校も出ておりません。しかし、衆議院の仕事に対して、あなた方部長がやると同じように、用人諸君はやはり懸命にやっておる。衛視にしてもそうだ。そういった縁の下で一生懸命やっている人たちが、一生日の目を見ないということであってはいけないと思う。ただ給与だけではないんだ。人間は身分も大事だ。給与がたくさんあるからいいじゃ、済まないと思う。そこで、衆議院の本会議で可決すれば定員化できるならば、思い切って——どうせ給与法はあるのですから、運転手なり用人の諸君が——まだそのほかにもありましょう。成規の身分を保障されていない諸君に対して、全部でなくても、少くとも相当数の者が成規の職員になれる、しかも何年かまじめに働いておれば、われわれも必ず国会の成規の職員になれるという希望を与えて、働く状態に一つの楽しみを与えることが大事だと思う。従って、私はきょうここで即答は求めませんが、事務総長以下首脳部の諸君は真剣に検討して、そうしてわれわれに御相談願えれば、おそらくさっきも言ったように、満場一致で決定すると思う。聞くところによると、参議院の運転手諸君は、かなり成規の職員になっておるといいます。そうしますと、同じ国会でありながら、片方の参議院の運転手は成規の職員になれ、衆議院はなれないということはないと思う。ここに私はあなた方の怠慢かあるいは不人情か、自分たちの——事務総長はこれは一つの地位である。皆さん方が部長としてりっぱな仕事ができるのは、そういった諸君がみんな協力しておるからで、ほんとうの仕事はみんなそういう連中がしている。こういった諸君のそういったことを放擲してはいかぬと思う。それに対して、あなたは熱意のある、しかも温情のある、また必ずそれを実行するだけの決意のある御答弁を願いたい。
この発言だけを見る →知
知野虎雄#20
○知野参事 私は先ほど、定員のことでちょっと感違いをして申し上げたようでございます。実は、各省と同じように定員化はどうかということだったものですから、各省の定員法に相当するものは、ここの役所では本会議で議決されておるということを申し上げたのでありまして、運転手さんについての先ほどからの御質問でございますと、主事と申しますか、そういう身分的なものに切りかえるということのようでございますが、それは本会議の定員の議決とは、何ら関係はございません。これは総定員だけがきまっておりまして、そのワクの中で、たとえば主事補でございますとか主事にするということは、予算の区分書の中にあるだけでございます。そういう意味で、私どもは大蔵省とも話し合いまして、この四月からはかなり大幅に切りかえることを、大体予定しておりますから、運転手さんについても参議院に負けない程度のことはできると思っておるわけであります。なお、十月一日以降、共済の法律が通りますことによりまして、現在の身分的な差というものは事実上解消するわけでありますので、そういう線で進みたいと思います。
この発言だけを見る →小
小平忠#21
○小平(忠)分科員 関連質問でありますから、一問だけ、せっかくの機会でありますのでお伺いしておきたいと思います。それは、議員会館の火災予防の件であります。最近、学校、病院、公共施設物の火災がひんぱんとして起きているのですが、その内容は、電熱器を使用いたしますることから、漏電等による火災も多いように実は聞いておるのです。会館は、御承知のように、各部屋ごとに電熱器を使って、以前は火災予防に対しまする訓練なり注意を相当真剣にやっていることを私たち見受けておったのですが、この件に関しましてひとり会館だけでなく、常任委員会庁舎もそうでありますが、ああいう木造についての火災予防について、どうなっておるかお伺いしたいと思います。
この発言だけを見る →知
知野虎雄#22
○知野参事 ただいまお尋ねがありました火災予防の点につきましては、実は、会館、宿舎、それから常任委員会庁舎と木造のかなり古い建物がございますので、私たちといたしましても、日夜戦々きょうきょうとしておるような状態なのでございます。ことに冬になりますと、会館はみんな電熱器を御使用になります関係で、非常に危険状態でございまして、一応火災報知機でございますとか、初期におきまする消火器でございますとか、そういうようなもの、さらに各会館には地下水槽を約二百トンとか三百トンとかいうものをそれぞれ用意しております。たとえば、第一会館でありますと、三百トンの地下水槽と百トンの地下水槽が二つあり、第二会館には二百トンの地下水槽が二つ、それから第三会館には、これは地下水槽ではありませんけれども、プールみたいな格好で五百トンばかりの水槽を用意してあるわけでございますが、そういうものだけではなかなか本建築に至りますまての間、非常に火災予防については危険といいますか、われわれといたしましても不安な状況にあるわけでございますので、職員の火災予防の訓練につきましては、今御趣旨のように、さらに訓練を徹底するよう進めていきたいと考えております。
この発言だけを見る →小
小平忠#23
○小平(忠)分科員 今の御答弁では、私は完璧だと思えないんです。これは特に国会の議員会館が火災になったとなりますと、各部屋とも相当重要な書類がありますし。それからまた世論の反撃も相当これは想像にかたくないものがある。従いまして、一定度の加熱がしたならば、これを事前に発見できるような各般の施設を講じて、先ほど川崎分科員からも指摘されましたように、議員会館の改築問題もなかなかそう一朝にして永久不燃質の建築物ができることは困難でございましょうから、そういうことも顧慮いたしまして、私は衆議院事務当局の責任者はこの火災予防について直ちに——火災になってから水があるからかける、これじゃおそいのですから、やはり火災にならないように事前に発見し、また十分なる火災予防に対しての処置をしていただきたいということを強く要求申し上げまして、私の質問を終ります。
この発言だけを見る →川
川崎秀二#24
○川崎(秀)分科員 それではぼちぼち伺います。
宇佐美宮内庁長官に伺います。昨年の予算分科会の際におきまして私から御質問申し上げましたところ、皇太子妃の問題は、その際にも宇佐美君から今秋中にも御婚約に取りまとめたいとうなお話がありました。幸いに御発言のように今日は国家をあげての御慶事と相なったわけであります。来たる四月上旬にはいよいよ御成婚の慶事が行われるわけでありますが、私は、私見を述ぶるならば、皇太子の御成婚はきわめて質素に、莊重に行なっていただきたい、同時にこれが何か政略的なものに利用されたり、あるいは一部の階層のために利用されるものであってはならない、かように思っておるのであります。その意味では私は、果して党の代表が総理の施政方針の演説に手を入れたかどうかは知りませんが、総理大臣の施政方針の演説というものは、おのずから政治の大本を話すのか筋道である、民衆の生活をいかに向上し、外交関係をいかに調整してわが国を世界的水準に引き上げるか、これが今日のわが国に置かれた命題であるにもかかわらず、皇太子の御成婚を一番先に施政方針の演説に出しておる。そういう総理大臣が今度の御成婚のもとに首相の大任を果すのは、私はあまり、好みから言ってもまた政治見識から言っても、きわめて遺憾であると思っております。しかし、この際宇佐美長官に伺いたいことは、まず民間でいろいろな記念事業を企てる者がある。皇太子が各地へ行かれれば、そのことにかこつけて記念事業を計画したり、あるいはときには、四月は地方選挙でありますから、地方選挙に利用する者も——利用されるわけはないけれども、多少そういうような意味でのいろいろなプランをする者があります。閣議なども記念事業として何らかの方針を出すようにも聞いておりますが、宮内庁としては、各種の記念事業に対しなるべく質素にしてもらいたい、あるいは一部の階層、一部の者に利用されることに対しては、これはやはり宮内庁の長い伝統からしても発言をすべきものだと私は思うけれども、まず第一にそういう基本的な問題について、あなたはどうお考えになるか、承わりたいと思うのであります。
この発言だけを見る →宇佐美宮内庁長官に伺います。昨年の予算分科会の際におきまして私から御質問申し上げましたところ、皇太子妃の問題は、その際にも宇佐美君から今秋中にも御婚約に取りまとめたいとうなお話がありました。幸いに御発言のように今日は国家をあげての御慶事と相なったわけであります。来たる四月上旬にはいよいよ御成婚の慶事が行われるわけでありますが、私は、私見を述ぶるならば、皇太子の御成婚はきわめて質素に、莊重に行なっていただきたい、同時にこれが何か政略的なものに利用されたり、あるいは一部の階層のために利用されるものであってはならない、かように思っておるのであります。その意味では私は、果して党の代表が総理の施政方針の演説に手を入れたかどうかは知りませんが、総理大臣の施政方針の演説というものは、おのずから政治の大本を話すのか筋道である、民衆の生活をいかに向上し、外交関係をいかに調整してわが国を世界的水準に引き上げるか、これが今日のわが国に置かれた命題であるにもかかわらず、皇太子の御成婚を一番先に施政方針の演説に出しておる。そういう総理大臣が今度の御成婚のもとに首相の大任を果すのは、私はあまり、好みから言ってもまた政治見識から言っても、きわめて遺憾であると思っております。しかし、この際宇佐美長官に伺いたいことは、まず民間でいろいろな記念事業を企てる者がある。皇太子が各地へ行かれれば、そのことにかこつけて記念事業を計画したり、あるいはときには、四月は地方選挙でありますから、地方選挙に利用する者も——利用されるわけはないけれども、多少そういうような意味でのいろいろなプランをする者があります。閣議なども記念事業として何らかの方針を出すようにも聞いておりますが、宮内庁としては、各種の記念事業に対しなるべく質素にしてもらいたい、あるいは一部の階層、一部の者に利用されることに対しては、これはやはり宮内庁の長い伝統からしても発言をすべきものだと私は思うけれども、まず第一にそういう基本的な問題について、あなたはどうお考えになるか、承わりたいと思うのであります。
宇
宇佐美毅#25
○宇佐美説明員 今回の皇太子殿下の御結婚に関しまして、ただいま御質問の通り、各方面においていろいろなお祝いの企てがあるように聞いておるのでございます。もとより今回の御結婚につきましては、宮内庁といたしましては、あくまで今仰せの通りに、質素に厳粛に行いたいということで貫きたいと考えておるわけでございます。その奉祝一般の問題につきましては、私どもといたしましては、まあそれぞれで奉祝されることまで一々干渉もいたしかねる問題でございますが、こちらにお打ち合せになります場合に起きましては、お話の通りに、一部の者あるいはきわめてローカルなものということでなく、全国民的な問題に限って御相談に応じたいというふうに考えておりますし、ずいぶん今まででも商売と関連したような場合も多いので、そういう点は十分気をつけて参りたい、かように考えておるわけでございます。ただいままでは、たとえば東京都の奉祝行事あるいは各種スポーツ関係者の奉祝行事というようなことについて内々お打ち合せがある程度であります。ほかにはございません。
この発言だけを見る →川
川崎秀二#26
○川崎(秀)分科員 次にお伺いいたしておきたいのは、私が先ほど申し上げたように、皇太子の御結婚は、国事ではありますけれども、たとえば施政方針の演説の冒頭に申すのは、天皇陛下のことであるならば、国事を取り扱われる現在の象徴として、何らか大きなことがあれば、総理の施政方針の演説として組まれるのが当然でしょう。しかし、皇太子は将来のシンボルではあっても、今日はかような意味での公的な性格を帯びておるわけではないのであります。その点に対する截然たる認識が政府にもなければならぬし、また議員一般にもなければならぬ、こう考えて、あなたに対する質問ではなしに、自分の所見を申し上げたわけであります。記念事業が皇太子の好まれるスポーツとか、あるいは公共的性格を帯びるものであって、一部の階層に偏するものは断じてとらぬという方針が明示されましたので、けっこうだと思うのであります。今の質問の趣旨からいいますと、少しく筋は違いますけれども、皇太子の御成婚に際しまして、何か殿下は外国の貴賓に対しまして招待状でも出されておるのか、そういう筋のものが二、三でもありましたら、あらかじめ承わっておきたいと思うのであります。
この発言だけを見る →宇
宇佐美毅#27
○宇佐美説明員 お答え申し上げます。今回の御結婚式及びそれに伴う祝宴関係につきましては、今の陛下のときと同様に、外国からの特派使節は迎えないということで、外務省を通じてそれぞれ申してございます。ただ祝宴等に在京の各国使節を招かれることは当然だろうと思います。
この発言だけを見る →川
川崎秀二#28
○川崎(秀)分科員 皇太子は、御成婚になりましたあと、伊勢神宮その他祖先の陵に参拝されるように聞いております。中には、殿下並びに妃殿下に対して、この際海外旅行をせよなどという進言をされる向きもありますけれども、私はこの際、皇太子が真に日本の伝統、歴史というものを身近に認識をして、そして将来日本の栄誉としての身を持される点においては、やはり国内の重要な都市を旅行されることの方がいいのではないか。まだ九州あるいは四国の辺際にまでは足を伸ばしておられないようにも思います。私はその方の地域でございませんけれども、かえって日本全国のおもなるところを歴訪されることの方が、むしろ意義がある。最近われわれが全国各地を遊説する際において非常に深く感ぜられることは、この二代の天皇陛下の足跡に比べて、非常に交通の阻害のあった明治時代において明治大帝が、大演習あるいはその他の行事もあったのでありましょうが、しかし全国ほとんどくまなく歩かれて、ことにわが国の歴史、文化というものに注目をされて行幸されておる跡を見ますると、やはり民利民福の向上に常に意を払っておられたということが、しみじみとわかるのであります。あなたは皇太子並びに陛下の側近におられるわけでありますから、今後の日本の象徴がどういうふうにして、成長していかれるか、小泉信三博士その他肝胆を砕いて起られるわけであります、その意味では、こういうじみな、つまり日本の歴史、伝統というものをほんとうに皇太子が身につけていただくためには、派手な海外旅行などというものよりも、まず日本国内の重要な地域、都市というものを歴訪されて、しかる後は皇太子にはやはり相当な休養の時間を与えて、何か皇太子殿下の御成婚が政権の交代のブームのような、あるいはまた何かそれに類するような、国民に人気のあるのはけっこうですけれども、そういう騒々しい姿で終始されることのないように気を配っていただきたい。これは私の宇佐美長官に対する一つの意見の提示でありますけれども、これらの問題についての御意見を承わっておきます。
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宇佐美毅#29
○宇佐美説明員 ただいまの御発言は、私も全く御同感に存ずる次第であり出す。全然御同感でございます。なかなかジャーナリズムも盛んでございまして、いろいろ小さいことまで追いかけられるような感じがいたしておるわけでございます。ほんとうに将来りっぱにその仕事をお果しになる上から見ましても、ただいまの若いときから、ほんとうに国内の各事情をすっかり御会得になることが非常に大事なことであるのであります。そういう意味で御結婚後におきましても、そういった意味の国内事情をよく御承知を願うということについては、十分考えて参りたいと思います。海外の問題も、将来殿下のお勤めの一つとして起る場合もあろうかと思います。終戦後皇族で外国に使いされた方もございますけれども、みな国交上非常にいい成果をあげていると考えております。そういうような使命を帯びて行かれることも起るかと存じますが、もとよりその基礎になりますのは、自分の国をよく御認識になり、その上に立って御行動願うということの必要なことは、その通りだと思います。われわれもその方向に向って努力をいたしたいと考える次第であります。
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