川崎秀二の発言 (予算委員会第一分科会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○川崎(秀)分科員 それではぼちぼち伺います。
 宇佐美宮内庁長官に伺います。昨年の予算分科会の際におきまして私から御質問申し上げましたところ、皇太子妃の問題は、その際にも宇佐美君から今秋中にも御婚約に取りまとめたいとうなお話がありました。幸いに御発言のように今日は国家をあげての御慶事と相なったわけであります。来たる四月上旬にはいよいよ御成婚の慶事が行われるわけでありますが、私は、私見を述ぶるならば、皇太子の御成婚はきわめて質素に、莊重に行なっていただきたい、同時にこれが何か政略的なものに利用されたり、あるいは一部の階層のために利用されるものであってはならない、かように思っておるのであります。その意味では私は、果して党の代表が総理の施政方針の演説に手を入れたかどうかは知りませんが、総理大臣の施政方針の演説というものは、おのずから政治の大本を話すのか筋道である、民衆の生活をいかに向上し、外交関係をいかに調整してわが国を世界的水準に引き上げるか、これが今日のわが国に置かれた命題であるにもかかわらず、皇太子の御成婚を一番先に施政方針の演説に出しておる。そういう総理大臣が今度の御成婚のもとに首相の大任を果すのは、私はあまり、好みから言ってもまた政治見識から言っても、きわめて遺憾であると思っております。しかし、この際宇佐美長官に伺いたいことは、まず民間でいろいろな記念事業を企てる者がある。皇太子が各地へ行かれれば、そのことにかこつけて記念事業を計画したり、あるいはときには、四月は地方選挙でありますから、地方選挙に利用する者も——利用されるわけはないけれども、多少そういうような意味でのいろいろなプランをする者があります。閣議なども記念事業として何らかの方針を出すようにも聞いておりますが、宮内庁としては、各種の記念事業に対しなるべく質素にしてもらいたい、あるいは一部の階層、一部の者に利用されることに対しては、これはやはり宮内庁の長い伝統からしても発言をすべきものだと私は思うけれども、まず第一にそういう基本的な問題について、あなたはどうお考えになるか、承わりたいと思うのであります。

発言情報

speech_id: 103105266X00219590226_024

発言者: 川崎秀二

speaker_id: 13746

日付: 1959-02-26

院: 衆議院

会議名: 予算委員会第一分科会