安西正道の発言 (農林水産委員会)
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○政府委員(安西正道君) 現在、あの水域に出動させております私の方の巡視船は、昨年の十月まで常時三隻をあの海域に置いておくという方針でございまして推移して参りましたが、昨年の十一月以降に対馬の周辺が盛漁期になりましたので、特に一隻を増強いたしまして、常時四隻を配備しておくという方針で今日に至っております。水産庁の漁業監視船と一緒になりまして、まず私どもの巡視船の任務といたしましては、韓国の警備艇の出動状況をはっきりつかむということに重点を置きまして、これをつかみまして、管区本部の通信施設を通じまして漁船に警報を出すという任務をまず第一の任務にいたしております。最近におきまして、あの閣議決定がございます前後から、韓国の警備艇がどのように動いているかということがわれわれの最近最も注目しておる点でございますが、この点につきましては、韓国の警備艇の動きは、毎日平均大体二隻程度の警備艇が出動しておりますような状況でございまして、従来に比較いたしまして特別に目立った動きは、今のところ、示しておりません。
それから韓国側の動きでございまするが、韓国側といたしましても、海上警備隊を動かしましてわれわれの漁船の拿捕に来るというようなことでございまするが、今までのところ、海軍の艦船を動かしまして直接日本の漁船を拿捕するというようなケースはございません。その点につきましては、あくまで警備隊を中心といたしまして、警備隊が直接当る、海軍の艦船が出ましてもそれは日本の漁船の出漁状況を視察して警備隊に教えるという程度でございまして、従いまして、直接は日本側の漁船の拿捕に当らせないといったようなきわめて慎重な態度をとっているように考えられます。
今後におきましてどうなるかということは、慎重に韓国の警備隊の動勢を把握して参る必要があるかと考えまするが、この点につきまして、われわれといたしましては、韓国側も非常に慎重であって、警備隊の動き等につきましても、たとえば巡視船の報告を受け取りますところによりますと、日本側の巡視船と韓国の警備艇が洋上におきまして出あうというようなことになりました場合におきましては、向う側も回避していくというような状況でございまして、非常に目下のところは慎重な態度をとっているのではないかというふうに考えられます。
そこで、われわれの対策でございますが、この点につきましては、もちろん将来におきまして巡視船を増加するとか、あるいはまた監視船を増加していただくというようなことも考えておりますけれども、先ほど西村水産庁次長から御説明がございましたように、通信機のない漁船にできるだけ早く通信機をつけていただきまして、われわれの警報が十分に徹底できるように増強をお願いしている次第でございます。
大体以上でございます。