岸信介の発言 (予算委員会)

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○国務大臣(岸信介君) この憲法が制定されました当時、また、過去のわれわれの苦い経験から、いわゆる自衛の名のもとに戦争をするということは、これはわれわれは、いかなる意味においても、侵略はもちろんのことですが、他国の侵略でなしに、自衛の名のもとに、自衛のためという意味において戦争をすることに関しましても、これはやるべきものじゃない、ただ、九条のいわゆる戦争放棄ということは、国の自衛、独立国として持っておる自衛権というものを否認はしていない、そういう意味において、自衛権とはそれじゃ何だといえば、他から侵略された場合にその侵略を排除する、そうして自分の安全を守るということでなければならぬことは言うを待ちませんから、その限度において実力を行使するということは、もちろん私は自衛権を認めておる以上、当然のことでありまして、今、制定当時論議されたことは、過去の経験からいうと、自衛のためという名のもとに戦争がやられるというようなことは、これは一切やらないのだ、ということを私は言われたのであって、その後におけるいろいろのその点に関する解釈においても補足されておって、私が言うことは、決して制定当時から拡張して解釈するというような、後に解釈するというようなことではないのであります。それとちっとも矛盾しておらないと私は考えます。

発言情報

speech_id: 103115261X01419590319_012

発言者: 岸信介

speaker_id: 6788

日付: 1959-03-19

院: 参議院

会議名: 予算委員会