岸信介の発言 (予算委員会)

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○国務大臣(岸信介君) 今の論議での吉田首相の答弁は、多分に政策的な意義を加味しておると私は考えます。現実にもちろん日本の安全を守るということ、他から侵略を受けないようにするためには、ただ実力を持ち、自衛隊を持っていればそれでいいというものではございませんで、その他のあらゆる外交の政策や、その他国際情勢等の緊張緩和の問題等に関してのあらゆるものを考え、他から侵略を受けないような態勢を国内において固めていくというようなことが、政策的に申せばあらゆる意味において必要であるということは言うを待たないのであります。ただ、しかしながら自衛権というもの自体には、やはり他から現実に侵略を受けた場合において、これを排除するところの何らかの実力を持たなければならぬということは、吉田内閣におきましてもその必要を認めており、今日の自衛隊に至るまでの実力を国情に応じつつ増強してきた経過をごらん下さいましても、このことは明瞭であると私は思います。

発言情報

speech_id: 103115261X01419590319_014

発言者: 岸信介

speaker_id: 6788

日付: 1959-03-19

院: 参議院

会議名: 予算委員会