岸信介の発言 (予算委員会)

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○国務大臣(岸信介君) ある新しい勢力がある地域を支配しているという状態を承認し、そうしてこれとの間に国交を新しく作り上げていく、正常化していくという問題につきましては、いろいろなことを検討する必要があると思います。今おあげになりましたように、その勢力が、一定の地域において安定した勢力として政権が安定しておるということも大事な要素でありましょう。またおあげになりましたように、日本が承認する場合におきまして、日本との間に十分な理解と相互信頼の基礎ができるような状態にある、すなわち十分に両方のたとえ政治形態や思想が違っておりましても、お互いがお互いの立場を尊重し理解し合って、両国の間に国交を正常化することが両国の利益であり、平和のために適当であるというような条件も必要であるし、また今日におきましては、国際社会において国際連合というふうな世界的な機構のもとに世界の秩序と平和を保っていく、従ってこの国際の一員として、十分に義務とその使命を果し得るというふうに、国際的においても認められるというような条件が備わってくる必要があるだろう、こういう各般のことを十分に考えて、そうしてそれとの間の国交の正常化を承認するという問題を決定することになるように思います。

発言情報

speech_id: 103115261X01919590331_008

発言者: 岸信介

speaker_id: 6788

日付: 1959-03-31

院: 参議院

会議名: 予算委員会