三浦一雄の発言 (予算委員会)
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○国務大臣(三浦一雄君) わが国を取り巻くこの広大な海域におきまして、日ソ、日米カ等の漁業協定、そのほか太平洋等におきましても濠州方面にもこの問題があるわけでございまして、さらに近いところでは日韓の李ライン等の問題がございますので、これらの国際的なだんだん制約を受けて参っておる環境でございます。しかしながら、この海域における漁業の問題等につきましては、昨今の国際的情勢から考えましても、科学的な基礎に立ちまして、資源を保護しつつこれを利用する、こういう観点から国際的な協調を持つとともに進むという態度でなければならぬ、こう考えております。しかしながら、同時にわが国の特殊事情にかんがみまして、これらの環境制約を受けつつも相当な進出をいたしておるわけでございます。今お尋ねのマグロの問題でございますが、すでに日本におきましては、インド洋はもとより大西洋方面にまでだんだん進出しているような状況でございます。すなわち大西洋に至りましては、すでに日本の漁船は大西洋まで出まして、そうして操業いたしておって、イタリア方面にその陸揚げをして販売をいたしておる。さらにまた、中南米の方にまでこれがだんだん伸びてきているわけでございまして、これらは日本の進出に伴いまして、開拓と同時に、これに規制を加えつつ国際間の調整をいたして参りたい、こう考えております。しかしながら、幸いにもまだ大西洋方面の漁業上の問題につきましては、マグロに関しましてはいまだ調整を要するような事態は生じておりませんが、ちょうどお尋ねでございますから、若干説明を加えたいと思いますが、昭和三十四年度の目標といたしましては、イタリアに対しましてマグロ一万二千トン程度、それから対米につきましては、なお今後の問題でございますが、中継ぎをもちまして三万五千トン程度のマグロ等を供給いたしたい、こういうふうに進んでおります。御承知の通り、現在は冷凍マグロにおきまして大体約三万トン、本年からはさらにキワダマグロ等について三万トン程度の輸出を期待しておるわけでございますが、なかんずく、この西欧海域につきましては、水産庁の調査船の蒼鷹丸というのを派遣いたしまして、そして大西洋の新漁場の調査を行なっておるわけでございまして、これらが市場開拓の先駆となっておりまして、ただいま申し上げるような態勢のもとに、中南米方面につきましても漁場の開拓をする、こういうような状況でございます。なおお尋ねでございまするならば、詳細な計数等の説明は、水産庁長官をして説明させていただきたいと考えます。