高田なほ子の発言 (予算委員会第一分科会)

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○高田なほ子君 今度の御婚儀で妃殿下になられる正田美智子さんの費用は大体百五十万円という御説明がございました。しかし一部週刊誌や新聞等では、かなり正田美智子さんの持ち物等についても紹介されているわけです。これは私どもから考えますと、大へんな費用になるように思うわけでございます。振袖、ロープ・デコルテ、ロープ・モンタント、お靴というように、実に二十組もお振袖を作って持っていかれるという、そのことを考えただけでも、これは大へん妃殿下になられる方の経済的な負担というものはまことに大きい。むしろ当初御婚約発表になったときには、行李一つでというようなお話もありましたのが、だんだんと大げさになってきてしまって、ちょっと想像のつかないような御仕度をされているようですが、これは個人の負担としてはなかなか容易ならざるものではないだろうか。また御婚儀に際して両陛下あるいはまた皇族、これらの方々に対するおみやげ等、これまた一部報道するところによりますと、容易ならざる金額が書かれておりますが、それが真か偽かわかりませんが、あまりにも個人の負担というものがかかり過ぎるようであります。このことは、私ども一般の民間の最近の結婚は、金を使わず、簡素化しなければならないということは、最近の風潮であり、政府もまた新生活運動の中で、結婚の問題については、できるだけ節約をしていく、こういうような建設的な方向に進んでおるわけでありますが、実際、御仕度の面から見ると、お振袖が二十組なんていうことになると、どうも私どもには合点のいかない点でありますが、おそらくこれは宮内庁あたりでも、かくかくしかじかのものをそろえたほうがいいというような、そういうアドバイズがあられるのじゃないだろうか。もしそういうアドバイズがされて、たくさんの経費を使わなければならないとするならば、これは容易ならざることではないかという気が私はしたのです。これは娘を持つ母親としての真情であって、まことにこの点について一体どういうふうにアドバイズなされておるのか。また、東宮仮御所に参られた正田美智子さんの服装が礼儀にかなっているとかいないとかということは、東宮様、皇太子様ではなくて、はたの者からそういうことが出てきているということ、こういうようなことから考えると、正田美智子さんの結婚の御準備等について、かなり回りの者が口やかましくいろいろ指図をされるので、結局、膨大な個人負担というものにかかってくるような気がしてならない。できるならば一民家から東宮妃殿下として上られる立場の方でありますから、ある程度の御用意は必要であるかもしれませんが、あまりにも最近の報道を見ると、大げさにすぎるようでありますが、どういうようなアドバイズをされるものでありますか。一応この点を伺わしていただきたいし、今後の問題もあると思いますから、この点については十分な説明をしていただきたいと思います。

発言情報

speech_id: 103115266X00119590323_017

発言者: 高田なほ子

speaker_id: 5350

日付: 1959-03-23

院: 参議院

会議名: 予算委員会第一分科会