山田節男の発言 (予算委員会第一分科会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○山田節男君 それから本会議とか委員会が流れたとか、あるいは延会されたとか、こういうような掲示ですね、これも、ああいう即製的な木の棒のものに紙をふんどしみたいにぶら下げるということは、これは私は国会としては非常にみっともないと思うのです。これはアメリカにおいてもしかり、イギリスにおいてもちゃんと掲示板があります、特定の場所に。あの廊下の角に——まあ衆議院は知りませんよ。参議院は本会議の四つ角の方に実に醜いふんどしみたいなものを下げている。こういうことは、これもやはり国際的に見ていけないと思うのです。
 それから特に、さっき高田委員も言われましたが、今日の電波科学は非常に発達しているのですから、国会のようにあそこの壇上で言ったものが、まあ本会議場はもとより、どこにおっても聞こえるというような音波というものはもうできるのです。特に衆議院のごときは、われわれが傍聴席について、これはテレビで聞いた方がよくわかる。聞こえないのです。これは衆参両議院とも、この電気通信の機器の発達した時代に、悪くいえば十九世紀ごろのものをそのまま使っているということ、これも私は維持管理からいっていかぬと思うのです。それからイギリスの国会は、ああいったように、討論の議壇に立った人はマイクは置きません。これは例外でありまして、そういうのは、そこの議員のおる所々にマイクが下っておる。全体のなにが全部入っております。そういうように、もう少し音響と、それから聴衆の便宜になるように、もっとモダンなことをこれは考えなければいけない。これも維持管理として非常に実は不満に思うのです。これも近代化するということに努力をしてもらいたい。
 それからもう一つは、壇上における議員は原稿を大体置きます。衆議院はだいぶなにか台を置いているが、参議院も浪花節語りのような台が一つ置いてある。これなんかも少くとも議員があそこに立って演説する、今までのような平面的なものではいけないのです。これも国際的だが、ちゃんと手に持ちまして、それで昔のように手を振り上げてというような演説は、これはもう例外です。あくまで国会の論議というのは、すべて数字的、事務的なものです。日本では例外で、相当ハイト・パーコレーター式のこういうものはもう時代錯誤のものです。ですから、演壇で私の一番気にかかるのは、あの演説原稿を置く台です。台の面を斜めに傾けて、しかも視覚に適正な高さを保たせるということは、これは世界共通の仕掛けなんです。ところが衆議院はやや改造されたが、参議院はわずかに針金みたいなものでやっておりますけれども、これもやはりもっとモダンなものを作って、それから話をしても、長い原稿を読むのでも、今のようなこういうふうでは非常に疲れます。こういうものも考えて、これも維持管理の一つとして近代化する必要があります。
 それからもう一つ、速記の問題がさっき出ましたが、まあ非常に苦労して熟練な速記士を養成しておりますが、私、民間に行きまして驚くことは、もうああいういわゆる速記でなくて、今日では、いわゆるテープでやるのが、もうかなり民間では使われております。国会のように、速記が生命である国会で、依然としてああいう速記術をやるということは、これも私は能率上から言っても考えるべきじゃないか。そういったような、最近の、きわめて能率の上り、また、効果の上るような速記術というものを衆参両院では研究しておられるのか。また、ゆくゆくはそういうものに移行する準備がおるのかどうか。こういう点を一つお聞きしたいと思います。

発言情報

speech_id: 103115266X00119590323_130

発言者: 山田節男

speaker_id: 17379

日付: 1959-03-23

院: 参議院

会議名: 予算委員会第一分科会