山本三郎の発言 (建設委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○説明員(山本三郎君) 台風第十四号による被害の概況につきまして御説明申し上げます。
お手元に資料を差し上げてございますが、これによりまして逐次御説明を申し上げておきます。
第一ページは気象の概況でございますが、これは御承知のように、九月の十一日にマリアナ諸島に発生いたしました十四号台風が、西の方へ行くと思いましたけれども、北緯二十六度から二十八度の辺で北に回りまして、朝鮮海峡あるいは朝鮮の釜山付近を通りまして、日本海の真ん中を北東に進みまして、北海道と樺太の間をオホーツク海の方面に抜けて行ったわけでございます。十四号台風は比較的雨が少かったわけでございますが、非常に気圧の低い大きな台風でございまして、そのために海岸における被害が多かったわけでございます。以下建設省所管の公共土木施設の被害の状況を刷りものによって御説明申し上げたいと思います。
二ページに参りまして、第一番は直轄で復旧すべき被害の状況でございますが、北海道の災害でございますが、これは河川も道路も直轄でやる部分の被害でございまして、北海道は主として右の方の欄に書いてございますように道路、橋梁でございまして、小樽、函館の管内におきまする道路、橋梁の被害でございまして、これが一億八千七百六十八万程度に報告されております。被害個所が百十五カ所でございます。それから九州でございますが、筑後川と書いてございますが、これは有明海の高潮によりまして筑後川の下流部分の堤防の護岸がやられたのでございまして、現在のところ被害個所が九カ所で四千五百万と報告されております。以上直轄の被害が百二十四カ所で二億三千二百六十八万でございます。
次は補助災害に該当する分でございますが、まず北海道でございまして、これは主として西南部の海岸でございまして、渡島支庁、檜山支庁、後志支庁の管内でございまして、おもなる被害個所に書いてございますように、主として海岸の道路でございます。これらの被害額が十億七千八百万円余りでございまして、今回におきましては、北海道の被害が一番多く報告されております。次は青森でございまして、これはやはり西の海岸の方でございまして、西津軽郡、北津軽郡方面の道路、橋梁等の被害でございまして、九千六百九十六万と報告されております。秋田はやはり、西海岸、海岸の西でございますが、海岸及び道路の損傷でございまして三千二百九十一万、新潟が佐渡並びに三島郡の海岸でございまして約一千万、富山が魚津市、滑川市等で四千三百六十万、鳥取は西伯郡と米子市でございまして二千百万程度でございまして、主として海岸でございます。それから島根県におきましては、隠岐島、出雲市等におきまして海岸道路がやられております。三千五百三十四万円程度でございます。山口県も県の北西部でございまして、主として二級国道の下関—益田線でございまして六千三百二十八万六千円、次は福岡県の山門郡と柳川市、これもやはり海岸の有明海に面する海岸の堤防の被害でございまして二千百三十三万ということに相なっております。それから次は佐賀でございますが、ここに書いてありますように小城郡、杵島郡、佐賀市、佐賀郡、福富村という方面におきまして、海岸の堤防が損傷しあるいは破堤をいたしまして、一億二千万円余りの被害が報告されております。次は長崎県でございまして、これは対島、五島列島それから島原半島の小浜それから巌原、高島町、これは島でございますが、それから大島町、美津島町、峯村、崎戸町、郷浦町、主としてやはり海岸と島の被害でございまして六億六千百万円余りでございます。熊本は主として天草でございまして二億四千三百万円の道路、海岸等の被害でございます。鹿児島が四千九百三十二万、大分が三百七十五万と相なっております。補助災害の合計が二十四億八千百七十三万四千円でございまして、先に申しました直轄の分を合せますと二十七億一千四百万円余りに相なります。
これらの被害に対しまして、第七ページにありますように、対策といたしましては、今次災害の激甚でございました長崎県、佐賀県並びに北海道に対しましては、現地の状況の把握と緊急復旧工法の指導に当らすために係官を現地に派遣しております。指導を終りまして間もなく帰京する予定に相なっております。以上簡単でありますが、報告を終らせていただきます。