葛西嘉資の発言 (社会労働委員会)
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○参考人(葛西嘉資君) 一番大事な生命線である国際委員会の介入の同意が確実なのかというお尋ねだと思いますが、これは実は国際委員会の関係は実は非常にデリケートでございまして、私、実はジュネーブをたちますときに、ちょうど九品にたったのですが、八日に向うのボアシェ委員長に会いまして、そのときに実はいろいろ打ち合せて参りました。そのとき、ボアシェさんから念を押されまして、日本にものを言うと全部それが漏れてしまう、それでこりた例が数々ござると、こういうようなことで、これから言うことは、もうこれは赤十字のあなたと赤十字の私の間のごく内々の話なんだから、その含みで聞いてくれるかということを念を押しまして、それは文書にもいたしませんししますから、こう言って実は話をして参ったのであります。それで極端な言い方で、向うはこれは一体——非常に私も困ったんですが、日本にはビューロークラシーというものがあるのですか、全部書面が漏れてしまう、そういうことでは話ができぬ——いや、それはもう話しませんから、それは私も、これは帰る以上は、と言うたら、いろいろな話を伺って参りました。これは大へん国会の皆様に申しわけないんですが、どういう話をしてきたのかということは、これはちょっとまだ、もう少したたないと、国会の方々でありましても、私はちょっと申し上げられぬような気がいたします。ただ私は、さればといって、具体的に話が八日にあったわけではありませんが、私は、折衝の経過から見て、日本としてはこれをやらなければできないんだということをくどく言ってありますので、私はもう必ず確実に、調印をしても間違いなく国際委員会は介入の同意をしてくれるものと確信をいたしております。十一日に何かコミュニケが出るというようなことを、新聞を見ますと外電等がきているようでありますが、出るのかもしれないと思いますが、そこらどうなりますか、実は私どもつまびらかにいたしておりませんので、責任を持って皆さん方にこうでありますということを申し上げることも実はできないと思います。ただそういうことに、同意というようなことになってくれば、どうしても日本へ国際委員会の代表というものが来て、そしてそこでいろいろ正本が先ほど申し上げた協定の内容を助言を与えたり、あるいは確かめをしたり、あるいは放送をしたりするような仕事をやらなきゃなりません。これはもう必ず来てくれると思います。ただそれがジュノー氏が一体どういう用務を帯びて来ることになりますか、そこらのところを私は実はつまびらかにいたしておりません。おそらくジュノー氏はそう長く日本におることはできぬと思います。従って、荒ごなしというような、そういうことをして、そしてジュノー氏はまたジュネーヴに帰るというようなことではないか、これは想像をいたしておるわけであります。ただ日本がこの仕事をやるために絶対要件であり生命線である国際委員会の介入という点は、これはもう私は絶対と申していいと思います。絶対間違いないと確信をしております。その根拠は何だと言われても、今のところちょっとこうこうこうだということを申し上げられないことは大へん残念であり、申しわけなく思いますが、これは間違いないと、こう思っております。