葛西嘉資の発言 (社会労働委員会)

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○参考人(葛西嘉資君) これは実は申し上げるのを忘れたのでありますが、協定の中には、実は調印をいたしましてから三カ月以内に第一船を新潟から出す、日本の方は諸般の手続をして出す義務があるし、朝鮮の方はそれまでに船の準備をして—これはソ連船が迎えに来るのであります。来るようにする責任があるということを規定してございます。以内でございますから。ところが、これは援護局長からお話があるかもしれませんが、大体調印を十三日といたしますと、日にしますと、多分十一月十一日ということになります。少し、まだ確定はいたしておりませんけれども、大体今お話しになった通りだと思いますが、まず登録機構を助言によって作らなければなりません。このためには赤十字国際委員会の代表が来てもらうことがもう必要だ、来てもらって、そして助言を得て、登録機構をまず整備する。これは第一線の地区町村の窓口から都道府県を通じての本部に至るまでの登録の組織をそこで作ります。それを助言を得て作るということ、そしてできますと今度はそれを都道府県のレベルそれから市町村のレベルまで周知徹底しなければなりません。そして今度の帰還は、何度も申し上げますように、朝鮮人の個々の意思が大事でございますが、これが間違ってくると大へんなことになります。第一線の窓口から大事なので、これを訓練と申しますか、指導と申しますか、なれさせて、こういうふうにやってくれということを町村までやらなければならぬ。大体朝鮮人のいない町村もありますが、事務的に調べますと、全国で窓口が三千八百ぐらいあるという—これは間違ったら援護局長から直してもらいたいが、見込みでございます。これもしかしながら、朝鮮人が登録したものと思っても、密入国をした朝鮮人も帰りたいと言えば帰さなければならぬから、そういうのが出ると若干数がふえるかもしれませんが、一応そういうことで三千八百の第一線の窓口までいろいろ訓練をしたり指導をしたりして、急いでやっても相当時間がかかる。そういうことを考えまして、大体九月の下旬ぐらいまでに朝鮮人が窓口に登録ができるということになるだろうと今予定をしております。そしてそれができまして、それか今度あと厚生省、政府の方でおやりになるいろいろ援護所の手続あるいは政府でやっていただく援護の手続の準備というようなものができて、そして本人に送ってやる。それは鉄道を無賃にするとか、途中の弁当賃を出す、あるいは新潟援護所に入った場合のいろいろな処置の準備といったものを入れると、短かくしても一、二日しかないのじゃないかといういうようなことを私どもは考えて、政府と今そこらを打ち合わせておる次第でございます。だから船の見込みというものはおそくも十一月十二日までという、違っても大した一両日の違いぐらいしかない、それぐらいしか見込めないじゃないか、私どもそんなつもりでおります。あるいは間違っておったりあるいは不足の点がありましたら援護局長から……。

発言情報

speech_id: 103214410X00219590810_008

発言者: 葛西嘉資

speaker_id: 25628

日付: 1959-08-10

院: 参議院

会議名: 社会労働委員会