葛西嘉資の発言 (社会労働委員会)

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○参考人(葛西嘉資君) お答えいたします。大体のところは一体帰国希望者がどれだけあるかということは、これは私どももわかりませんし、当時ジュネーブで交渉したときに朝鮮側も、それは届け出をしてみなければわからぬのだとはっきり申しております。何か内地におきましては、朝総連が何か集めたのに十何方かあるとかというようなことを言って、あの名簿を基礎にしていろいろやっておるようでありますが、これは向うの北鮮の李団長も、これはやってみねばわかりませんということは、はっきり申しております。従って、数のわからぬものを一体何年間にやるのかというので、非常に困ったのでございますが、やってみた結果、それが数が少ければ、現在新潟港の収容施設は一千人、しかも大体一週間に一回ずつ船が出る。そうすると、一月に四千人出るというようなことを基礎にして、大体それでやってみる。ところが、この協定を今お話のように、何カ年間有効にするかという点と、それから送り出す能力、あるいは受け入れ能力との関係でだいぶん議論をいたしました。そのときに北鮮側の意見は、清津、興南、羅津、この三港を受け入れ港にすると、こういうことだそうでございます。だから、日本で一つ港を増してくれぬかというような意見がございました。しかし、それは新潟を増すことはできない。もしたくさんどうしてもあれば、それはそのときに収容力を増すことをお互いに相談して考えようということで協定に到達いたしました。それで一体今一月に四千人でございますと、一年に約五万人ということになるのでございます。一年に五万人やって、十万人おったら二年でやるのか、あるいは新潟港をふやしてそうして二千人にして年十万にして一年で済ます方がいいのかということを聞きましたところが、北鮮側は、これは自分の方は新潟港をふやしても一年で済ます方がいい、短かく済ましてもらいたいということで、一応協定の中にはそういうことをうたいまして、協定有効期間は一年三カ月とするということで、三カ月というのは今の三カ月以内に船が出るということで、船が出だしてから一年として一年三カ月とする。なお、それでも希望者がどんどん続くようであれば、そのときにはまた相談して期間を延長しようというような大体の仕組みになっております。収容施設等の関係については援護局長の方から……。

発言情報

speech_id: 103214410X00219590810_013

発言者: 葛西嘉資

speaker_id: 25628

日付: 1959-08-10

院: 参議院

会議名: 社会労働委員会