千田正の発言 (農林水産委員会)

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○千田正君 先ほどから農林大臣からお話を承わりましたが、所信の問題としてはちょっとばく然としておりますので、これはいずれ時間を十分かけて、それぞれお尋ねいたしたいと思います。
 先ほどお述べになりましたうちで、国内的な問題として非常に私は関係の深い問題は、二、三男対策の問題、この二、三男対策は、先般来農林大臣が就任早々、ラジオやあるいはテレビでお話しになっておられましたが、いわゆる農業法人の組織というような問題に対する考え方と、ある程度うらはらの問題が出てくる。もう一つは、国内における開拓行政というものを改定しなければ、二、三男の対策ができないじゃないか。それで農林省管轄の問題としましては、国外に対する農業振興の一環としての海外移住の問題、国内においては、二、三男を吸収すべきところの開拓行政の改定の問題、それに対応しまして、農業法人の組織に対する新たなる観点を持たなけば、二、三男対策という問題の解決はできないじゃないかと私は思う。この点を一つお伺いしたいと思います。特に私はお尋ねいたしたいと思うのは、開拓問題は、今やデッドロックに乗り上げておる。国営の機械開墾その他について、新たな二、三男を吸収しようという対策はけっこうでありますけれども、さらに終戦後、大量に入りましたところの引揚者やあるいは軍人等の祖国に帰ってきた人たちを吸収した開拓行政というものは、まさにデッドロックに乗り上げておる。かてて加えて、山間あるいは不毛の地に入ったこの種の人たちは、年々生ずる冷害あるいは旱害もしくは凍霜害あるいは幾多の苦難の中にあえいでいながら、なおかつ、当時の、十年前に借りたところの借金さえも返し得ないということこの実情を見ましたときに、次の対策としての二、三男のいわゆる吸収対策というものは、今までのようなやり方ではとうていだめだ、新しく開拓に対するところの政策を打ち出さなければならない、こういう点もあると思いますので、大臣の所信を一応、この点を承わっておきたい。

発言情報

speech_id: 103215007X00119590706_026

発言者: 千田正

speaker_id: 27068

日付: 1959-07-06

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会