藤山愛一郎の発言 (予算委員会)

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○国務大臣(藤山愛一郎君) むろんわれわれといたしまして、ただいま総理の言われましたように、日本を他国の侵略から守る、日本の力の不足なところはアメリカからの援助を請うということはやらなければならぬことだと思います。ただしかし、今回の交渉に当りましても、日本の憲法の範囲内ということをたびたび申しているのであります。従って、いわゆる相互的な意味においてアメリカの領土を守るとか、そういうようなことを規定しているのではないのであります。現在の日本にあります防衛力の不足というものを、万一の場合にアメリカによって補っていくという形なのでありますから、いわゆる相互的な防衛あるいは軍事同盟というような、世間でいわれているような問題ではないとわれわれは考えているわけであります。むろん佐多氏がお話のありましたように、われわれといたしましても、今日の国際情勢下におきまして、日本の安全を守るにはいかなる方法をとるのがいいかということは、これは考慮して参らなければなりませんけれども、われわれの結論といたしましては、やはり現行の安保条約を改正して、そうして他国からの侵略に対しては、やはり日本の自衛力ができるだけ発動するが、その補いとしては、やはりアメリカの協力を求めるということが必要であろうというふうに、現実の立場を省みまして、私どもは結論に達していることを申し上げさしていただきたいと思います。

発言情報

speech_id: 103215261X00219590703_020

発言者: 藤山愛一郎

speaker_id: 10389

日付: 1959-07-03

院: 参議院

会議名: 予算委員会