關谷勝利の発言 (運輸委員会)
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○關谷委員 大臣も時間がなさそうでありますので簡単にお尋ねをいたしますが、三十五年度の予算要求に対して、重点をどのようなところに置いておられるか、その点を伺っておきたいと思います。——大臣困っておられるようでありますが、三十五年度の予算要求についての重点施策というようなことになりますと、以前から継続いたしておりまする港湾整備、新しい海運政策、あるいは臨海工業地帯の埋め立て公団の関係というふうなこと、それについては、来年度もやはり災害防止というようなことになって参りましょうから、これに対しまするところの気象の予報施設とか、あるいは農業気象というようなことが重点になって考えられる、こういうふうに考えておるのでありまするが、私が言いたいことは、こういうふうな重点施策を進めておりまする反面に、非常に重要なものでありながら取り残されて何といいますか、まま子扱いせられておるようなものがありまするので、こういうふうな点については、楢橋運輸大臣のもとで一つこの不均衡を是正するようにしてもらいたい。端的に申しますると、運輸省の予算の中で、一番取り残されておくれておりまするのが航路標識の関係であります。この灯台の問題につきましては、以前から運輸省でも非常に軽く見ておったのじゃないかというふうな気持がいたします。かつて二十七年当時に七億ぐらいありましたこの予算が、昭和三十一年に二億に削られておる。これは、宗谷の改装費というものを、灯台の費用をさいてやってしまった。それから後に出ておる予算といいますものはこの二億を基礎にして徐々にふやしておるというふうなことでありまするので、灯台というものは、はっきりわからなければならぬものが陰に隠れてわからぬというような形になっておるのであります。そういうふうな関係でありますし、ことに港湾に重点を置いてやっておりまするのに、港湾整備はできたが、その入口の灯台がないために、航行に支障を来たす、海難が絶えず起こっておるというふうな状態が起きておるのであります。私は、今私が申し上げましたようなこの重点施策を推進する際に、この航路標識というものについて運輸省が今年は思い切った力を入れて大蔵省と折衝して、このゆがめられておる姿を正しい、ほんとうに明るい灯台にしてもらいたい、こういうふうに考えますので、これに対する大臣の御所見を承っておきたいと思います。