岡三郎の発言 (商工委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○岡三郎君 いや、その点で、私は、今言った公営ギャンブルを全体的に検討されることもけっこうであろうが、しかし特に最近において、競輪を廃止せよという強い世論というものを私は総体的にひっくるめて中和するということは許されないのじゃないかというふうに考えます。全体を検討する前に、競輪というものが公営ギャンブルのうち五〇%以上、非常なウエートを占めておるということを指摘されておるわけですが、私は、この競輪を特に廃止しようという世論の中においては、先ほど申し上げました通りに、家庭の破壊という問題とそれからこれをめぐるところの八百長事件、これが最近においては強く指摘されて、競輪はただもう見るだけのものではなくて、金をかけてやる、ちようど昔で言うと賭博行為の中でいかさまばくちをやるということ、こういうことを非常にこの競輪が私は言われておると思うのですが、そのほかに、もう競輪は、日本自転車振興、こういうもの、いわゆる機械産業の振興という問題もあるが、当初出発した当時の戦災都市の復興というものはもう大体使命が終わったと、こういうふうに世論は見ておる。識者もこれを指摘しておるわけです。そういうふうな中で、競輪が再び継続されるというふうな通産省の声が報道されるにつれて、世論が強くなってきておるのではないかと思うわけですが、この八百長という問題と競輪は切り離せない。特に今回の口火を切ったと言われる兵庫県知事の阪本さんの言を借りて言っても、競輪はオール八百長であるという指摘を受けている。こういうふうなことになると、公営ギャンブルがまずいということは当然であるが、さらにその上に輪をかけて、八百長、こういうふうなことで、しわくちゃの百円札を持って行く大衆を収奪しておるというこの事実を見のがすことはできないと思う。公営八百長について通産省もいういう指導されたと思うのですが、公営八百長、今言った家庭破壊、あるいはこの競輪に踏み切ったときの、いわゆる戦災都市の復興、こういうふうな諸条件というものが、社会混乱を起し、あるいはその使命が終わったと、こういう現状において、なぜその廃止に踏み切れないのか。廃止をしないのか。こういうふうな世論の前に立って、競輪というものを廃止していこうという、こういう気持が私は通産省に薄いと思うのです。特にこの点について、通産当局というものが、事ごとに、雑誌なり新聞なりその他を通じて見ても、少しも誠意をもって世論に耳をかそうという傾向がない。ここになおさら競輪問題というものについて世論が強く廃止の意気を示してきておるのではないかと思うのですが、この点池田さんどうですか。

発言情報

speech_id: 103314461X00619591204_006

発言者: 岡三郎

speaker_id: 33041

日付: 1959-12-04

院: 参議院

会議名: 商工委員会