商工委員会
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会
会議録情報#0
昭和三十四年十二月四日(金曜日)
午前十時五十七分開会
—————————————
出席者は左の通り。
委員長 山本 利壽君
理事
川上 為治君
古池 信三君
栗山 良夫君
委員
井川 伊平君
上原 正吉君
小林 英三君
斎藤 昇君
鈴木 万平君
阿部 竹松君
岡 三郎君
藤原 道子君
奥 むめお君
国務大臣
通商産業大臣 池田 勇人君
政府委員
自治政務次官 丹羽喬四郎君
通商産業大臣官
房長 齋藤 正年君
通商産業省重工
業局長 小出 栄一君
事務局側
常任委員会専門
員 小田橋貞寿君
説明員
通商産業省軽工
業局長 秋山 武夫君
—————————————
本日の会議に付した案件
○経済の自立と発展に関する調査の件
(競輪の存廃問題に関する件)
(火薬煙火類の爆発事故に関する
件)
(ガス料金に関する件)
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この発言だけを見る →午前十時五十七分開会
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出席者は左の通り。
委員長 山本 利壽君
理事
川上 為治君
古池 信三君
栗山 良夫君
委員
井川 伊平君
上原 正吉君
小林 英三君
斎藤 昇君
鈴木 万平君
阿部 竹松君
岡 三郎君
藤原 道子君
奥 むめお君
国務大臣
通商産業大臣 池田 勇人君
政府委員
自治政務次官 丹羽喬四郎君
通商産業大臣官
房長 齋藤 正年君
通商産業省重工
業局長 小出 栄一君
事務局側
常任委員会専門
員 小田橋貞寿君
説明員
通商産業省軽工
業局長 秋山 武夫君
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本日の会議に付した案件
○経済の自立と発展に関する調査の件
(競輪の存廃問題に関する件)
(火薬煙火類の爆発事故に関する
件)
(ガス料金に関する件)
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山
山本利壽#1
○委員長(山本利壽君) これより商工委員会を開会いたします。
経済の自立と発展に関する調査を議題といたします。
本日は、競輪に関する問題、東洋化工横浜工場爆発事故に関する問題、ガス料金値上げに関する問題、及びレモン輸入に関する問題等について、それぞれ質疑を行ないます。質疑の通告がございますので、順次これを許します。
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本日は、競輪に関する問題、東洋化工横浜工場爆発事故に関する問題、ガス料金値上げに関する問題、及びレモン輸入に関する問題等について、それぞれ質疑を行ないます。質疑の通告がございますので、順次これを許します。
岡
岡三郎#2
○岡三郎君 競輪について質問を、池田通産大臣並びに自治庁の関係官にいたします。
競輪の社会的な害毒については、私がここであらためて言うまでもないと思いますが、特に最近におきまして川崎市に起きた事件、つまり老婆を殺し、妻と無理心中をはかったというふうな競輪狂の男の話ですが、それが家庭生活を破壊している原因ということを強く世情が指摘しているわけですが、これは一、二にとどまらない数多くの例をもっております。非常に、競輪に伴う八百長事件とか、あるいはこれを取り巻くとこうの暴力団組織とか、まあいういうと騒擾事件というものも続発して現在に至っているわけですが、最近において、特に世論は、強く、競馬とかその他に比較して、特に競輪を廃止してもらいたい、こういう世論が非常に強く起こっておるわけですが、この世論に、政府当局、国会は、当然こたえて、真剣に競輪の問題を論じ、そうしてこの競輪については、世論にこたえるべきだ、何も世論に迎合するということではなくて、諸罪悪を排除する建前上、これを廃止するということが大体の今の意見だろうというふうに考えます。それでこの競輪廃止の世論について通産大臣はどのようにお考えになっておるか。この点をあらためて明確にお伺いしたいと思います。
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池
池田勇人#3
○国務大臣(池田勇人君) 競輪の問題につきまして、お話しの通りいろういろ物議が起こっておることは私も承知いたしております。従いまして、競輪のみならず、公営競技のあり方につきまして、私は、再検討しようというので党に申し込みまして、一昨日党の方でも公党競技特別委員会を設けまして、根本的に検討することに相なっております。また所管の競輪につきまして、今月十八日に競輪審議会を設けまして、いろいろ検討してみたいと考えております。
この発言だけを見る →岡
岡三郎#4
○岡三郎君 ただいまの御答弁は、前回の委員会においてもお伺いしたところでありまするが、私は競馬なりモーターボート、オートレースなりその他のいわゆる公営賭博的な仕事、こういうものと一緒にやられることも賛成ですが、しかし最近における世情が、競輪を特に強く廃止すると、こういうふうに強く取り上げておるということを池田通産相はどうお考えになりますか。つまり、競馬も同じ公営ギャンブルである。オートレースしかり。そのほかモーターボートレースしかり。しかしながら、その中で特に競輪というものを強く廃止したい、こういう世論が大きく起こっておるのはどういう点にあると思いますか。
この発言だけを見る →池
池田勇人#5
○国務大臣(池田勇人君) 公営競技のうち特に競輪が物議のもとをなしているということも承知しております。しかし、全体の問題としてやはりこの際検討しておくべきだろうとこういう考えで、ただいまお答え申し上げたような措置をとることにいたしておるのであります。
この発言だけを見る →岡
岡三郎#6
○岡三郎君 いや、その点で、私は、今言った公営ギャンブルを全体的に検討されることもけっこうであろうが、しかし特に最近において、競輪を廃止せよという強い世論というものを私は総体的にひっくるめて中和するということは許されないのじゃないかというふうに考えます。全体を検討する前に、競輪というものが公営ギャンブルのうち五〇%以上、非常なウエートを占めておるということを指摘されておるわけですが、私は、この競輪を特に廃止しようという世論の中においては、先ほど申し上げました通りに、家庭の破壊という問題とそれからこれをめぐるところの八百長事件、これが最近においては強く指摘されて、競輪はただもう見るだけのものではなくて、金をかけてやる、ちようど昔で言うと賭博行為の中でいかさまばくちをやるということ、こういうことを非常にこの競輪が私は言われておると思うのですが、そのほかに、もう競輪は、日本自転車振興、こういうもの、いわゆる機械産業の振興という問題もあるが、当初出発した当時の戦災都市の復興というものはもう大体使命が終わったと、こういうふうに世論は見ておる。識者もこれを指摘しておるわけです。そういうふうな中で、競輪が再び継続されるというふうな通産省の声が報道されるにつれて、世論が強くなってきておるのではないかと思うわけですが、この八百長という問題と競輪は切り離せない。特に今回の口火を切ったと言われる兵庫県知事の阪本さんの言を借りて言っても、競輪はオール八百長であるという指摘を受けている。こういうふうなことになると、公営ギャンブルがまずいということは当然であるが、さらにその上に輪をかけて、八百長、こういうふうなことで、しわくちゃの百円札を持って行く大衆を収奪しておるというこの事実を見のがすことはできないと思う。公営八百長について通産省もいういう指導されたと思うのですが、公営八百長、今言った家庭破壊、あるいはこの競輪に踏み切ったときの、いわゆる戦災都市の復興、こういうふうな諸条件というものが、社会混乱を起し、あるいはその使命が終わったと、こういう現状において、なぜその廃止に踏み切れないのか。廃止をしないのか。こういうふうな世論の前に立って、競輪というものを廃止していこうという、こういう気持が私は通産省に薄いと思うのです。特にこの点について、通産当局というものが、事ごとに、雑誌なり新聞なりその他を通じて見ても、少しも誠意をもって世論に耳をかそうという傾向がない。ここになおさら競輪問題というものについて世論が強く廃止の意気を示してきておるのではないかと思うのですが、この点池田さんどうですか。
この発言だけを見る →池
池田勇人#7
○国務大臣(池田勇人君) 通産省といたしましては、法律に基づいて今まで行なわれておるものでございまするから、これの存廃問題につきましては慎重を期したいというので、先ほど来お答えしたように検討しようとしておるのであります。従って、この結論も私はそう遠くなく出てくると思います。
この発言だけを見る →岡
小
小出栄一#9
○政府委員(小出栄一君) 大臣からお答えになりました通り、通産省といたしましては、自転車競技法という法律が制定されまして、その法律に基づきまして行なわれておりまする競技でございますので、この法律が適正に運営できるようにということがわれわれの責任でございまするので、そういう趣旨において、従来までできるだけ弊害を少なくする方向に運営して参ったつもりでございます。いろいろ問題が起こっておりまする際でございまするので、先ほど大臣からお答えがございましたように、根本的にこの際再検討をしていただくという趣旨におきまして、この法律がもともと議員立法でございました経過もございまするので、党の方におかれましても根本的に再検討していただく、こういうことにお願いをしておるわけでございまして、その結論に基づきまして、私どもとしてはさらに処置をいたしたい、かように考えております。
この発言だけを見る →岡
岡三郎#10
○岡三郎君 今の競輪廃止について自治庁も相当の関心を持って、漸次、いわゆる大した観客を動員できないところの競輪場から廃止したいとか、あるいは交付税の中でテラ銭を差っ引くとか、いろいろな意見を持って、新聞その他に意見を発表しておりますが、自治庁が、今回の競輪の廃止の世論の意向にかんがみて、特別交付税を配分する場合に、競輪収益が一定の額に達した場合には交付税を減額していきたいとか、いろいろな意見を示しておりまするが、この際、競輪廃止について自治庁の意見を聞きたいと思いますが、いますか。
この発言だけを見る →山
岡
岡三郎#12
○岡三郎君 来ておりませんか。それではこれはあとにします。
今、通産大臣、小出重工業局長の答弁があったのですが、あなたは、これはどの程度まで信憑性があるかどうか別にして、最近において、十億円の振興費、いわゆる機械産業の振興費、こういうものが通産省として唯一最大の——これを使えるということが唯一最大のまあ問題であるというふうに考えておるらしい。つまり、十億円の振興費が通帳省として自由に使える。ここに大へんな魅力を持っておるらしい。それで、この競輪廃止は、売春の問題と同様であって、政治問題であって、われわれは廃止になったら善後措置を考えるだけだ——あるいはそうかもわかりません。しかし、このあなたが言っている日ごろの言動から考えてみれば、世論というものについてはてん然として恥じない。競輪自体というものを自粛するというどころの騒ぎではなくて、こういうものは売春同様で、われわれの範疇の問題ではない、こういうふうなところで、問題については継続法案を出そうということがうかがえるわけですが、池田さん、ここでお願いしたのですがね、私は、通産省の重工業局ですか、通産省と日本自転車振興会との関係についてお伺いしたいと思うのですがね。過去に通産省の役人であった者で、現在日本自転車振興会に、いわゆる役員なりあるいは部課長なり、その他相当出ておると思うのですが、どういう人がどういう役職で出ておるか、その点を明確にお聞きしたいと思う。
この発言だけを見る →今、通産大臣、小出重工業局長の答弁があったのですが、あなたは、これはどの程度まで信憑性があるかどうか別にして、最近において、十億円の振興費、いわゆる機械産業の振興費、こういうものが通産省として唯一最大の——これを使えるということが唯一最大のまあ問題であるというふうに考えておるらしい。つまり、十億円の振興費が通帳省として自由に使える。ここに大へんな魅力を持っておるらしい。それで、この競輪廃止は、売春の問題と同様であって、政治問題であって、われわれは廃止になったら善後措置を考えるだけだ——あるいはそうかもわかりません。しかし、このあなたが言っている日ごろの言動から考えてみれば、世論というものについてはてん然として恥じない。競輪自体というものを自粛するというどころの騒ぎではなくて、こういうものは売春同様で、われわれの範疇の問題ではない、こういうふうなところで、問題については継続法案を出そうということがうかがえるわけですが、池田さん、ここでお願いしたのですがね、私は、通産省の重工業局ですか、通産省と日本自転車振興会との関係についてお伺いしたいと思うのですがね。過去に通産省の役人であった者で、現在日本自転車振興会に、いわゆる役員なりあるいは部課長なり、その他相当出ておると思うのですが、どういう人がどういう役職で出ておるか、その点を明確にお聞きしたいと思う。
小
小出栄一#13
○政府委員(小出栄一君) 日本自転車振興会は、御承知の通り特殊法人でございまして、役員の任免は通産大臣の権限でございますが、ただいまのところ、今御指摘になりました、かつて通産省の官吏でありまして、現在その役員になっておりまする者は、副会長の中西さん、それから理下の新井茂さん、それから幹事の岡田武彦さん、この三人であります。それから事務局の方には部長級の者が、たしか二人くらい入っておると、かように考えております。
この発言だけを見る →岡
岡三郎#14
○岡三郎君 私の調べたところではもう少し多いわけですがね。中西さんなり新井さんなり、まあ一番今いろいろと問題を投げかけている人がほかにもあるわけですが、ことしの正月に振興会入りをした中村企画部長、これもそうでしょう。そのほかかなりまだある。調べてみるというと、振興会に十五人くらい入っている。こうなるというと、私は臆測するわけではないが、通産省自体が競輪というものを食い物にしているのじゃないか、こう言われても私は差しつかえないんじゃないか、こういうふうなやり方をしているからこそ、通産省は泥沼から足が抜けないのである、こういうふうに世論は指摘しております。つまり世論が廃止するという競輪の一番根本の振興会に、通産省の相当の役人が天降りに転出して重要なる役職を占めておる、こういうことは私は明確にしてもらいたいと思うのですよ。池田さんの、これは在任中の話ではないかと思うけれども、こういうことになってくるというと、競輪自体、自転車振興会自体が通産省の外郭団体的なものになってきていると指摘されても、私はやむを得ないんじゃないかというふうに考えます。こういうふうな、いわゆる人事行政と申しますか、こういう点については、私は通産省としては相当謙虚に反省して、やはり世論にこたえるべきだと思いますが、その点池田さんどうです。
この発言だけを見る →池
池田勇人#15
○国務大臣(池田勇人君) こういう外郭団体という言葉が当たるかわかりませんが、よく役人の退職者が行くのは例でございます。しかし通産省の職員が行っているからというので、競輪問題の存続について、それを要素に私は全然考えておりません。
この発言だけを見る →岡
岡三郎#16
○岡三郎君 池田さんの言葉をもってすれば、それはありふれたことであって、どこの省においてもそういうことは日常的に行われておるんだというふうに聞いていいですか。今の私の考え方、それでいいですか。
この発言だけを見る →池
岡
岡三郎#18
○岡三郎君 私は結局各省に勤められておる方が、いろいろな団体——まあ私は団体によりけりだと考えますが、振興会のように、しばしば物議をかもす中において、特にことしの正月振興会入りした中村企両部長は、日本は敗戦で国柄が変った、基本方針として質実剛健、遊ぶのをやめておるという国ではなくなった、娯楽国原になったのだ、とこういうことを、これは週刊朝日が述べている。これの真偽は別にしても、その心がまえというものがここで私はわかると思う。今池田さんは大した問題ではないというふうに言われましたが、私は大した問題だというふうに考えます。一つの団体に通産省の役人が十五人も行って競輪で飯を食うということになれば、勢いこれは廃止するどころではなくて強化し、存続するという意向になる。それを受けて通産省の、これは池田さんがそう考えているということは考え残せんが、通産省の事務当局がなかなか動きがつかなくなってくるということは当然じゃないかと思うのですが、この点どうですか。
この発言だけを見る →池
池田勇人#19
○国務大臣(池田勇人君) 先ほど申し上げましたように、通産省のかつての職員が入っているから、競輪問題について、競輪の存廃という問題について私の考え方を変えるというようなことは全然ございません。
この発言だけを見る →岡
岡三郎#20
○岡三郎君 池田さんの私はその言を信じます。そういうようにしてもらいたいと思いますが、しかし各種外郭団体的なもの、外郭団体というものが、これは特に運輸省なり国鉄にもこういう例がずいぶんある。で、われわれは決算委員会のときにしばしば指摘したのですが、結局、長らくその省にいたものがその外郭団体に出るということになれば、請負その他においてとかく公平——それに引きずられていろいろな不正事件というものが続発してきたことは池田さんは知っていると思う。で、これは競輪の問題において、私は先ほど特に指摘したのですが、小出重工業局長なり事務当局が、自転車振興会というものを一つのポジションとして、続々そこへ出ていく、こういうことになれば、私情として昔の同輩が自転車振興会におるということになれば、これはあなた方が何とか競輪を存続したいというふうな意向に私はなりがちだと思う。池田さんはそうでないとしても、事務当局の方はそうじゃないかと思う。その点で、ここでさらに主導的な役割を果たしているのは、通産省出の役人と自治庁関係の役人です。この自治庁関係の役人と通産省関係の役人の古手が、この自転車振興会というものに巣くっていて、ここに大きな力を振っているということは、これは私は否定できないと思う、実際問題として。これは私がここで言うのでなくして、各新聞なり雑誌なりの、各方面でこれを論じています。いわゆる通産省と振興会のくされ縁、伏魔殿振興会と、こういうような指摘をされてきているわけです。池田さんは総理大臣の候補として有力な方であって、日本の政治をこれから双肩にになっていくというような立場の人でありますから、そのようなことにとらわれないということを信用して私は聞いたわけですが、将来こういうことは是正していかなければならない。これがあたりまえだということでは言語同断だと私は思うのです。ですからその点について、出かけた者が良心的で、いいことをやっている面については私はかまわないと思うが、事実上の問題として、もっと具体的にいろいろの事例を一ぱいに私は持っておる。しかしあえてそういうこまかいことには触れませんが、こういう面については、通産大臣の方として一々そういうことは知っておらないと思うけれども、部下を督励して、やはり十分こういう問題については、フェアにこれから問題を処していくのだから、つまらぬことを言ったり、つまらぬ行為をしたり、こういうことをしてはならないように私はしてもらいたいと思う。絶えず飲み食いしている場所自体はっきりしていますよ。自転車振興会自体赤坂にあるのですからね、会館が。私はまあこまかいことは言いませんけれども、実際問題として通産省自体あるいは自治庁自体、これだけ世論がほうはいとして起こっているときに、その役人が存続運動をしているということになれば、私はやっぱり問題だと思う。小出重工業局長は、転出した役人の方々が今五、六人と言いましたが、もっとあると思うのですが、もっとありませんか。
この発言だけを見る →小
小出栄一#21
○政府委員(小出栄一君) 私が先ほどお答えいたしましたのは、役員に関しましては、先ほど申しましたように副会長一人、理事一人、幹事一人、これだけでございます。それから部長級には今お話しがございました中村君が企画部長として転出いたしております。ほかにもう一人、たしか部長がおります。それからその下の方の職員につきましては、私詳細な、総数が十五人となっておるかもしれませんが、ただいま具体的にその氏名を明らかにいたしておりません。先ほど来申しておりますように、日本自転車振興会の行ないます業務というものは、例の振興資金を預かりまして、これの配分等に関するきわめて公共的な仕事をやらなければならぬというような立場におきまして、直接の自転車関係者、利害関係者を入れるよりも、むしろそういろ第三者と申しますか、第三者的な者が相当入っていく必要があるんじゃないかという意味におきまして、特殊法人という性格から申しましても、他の特殊法人の例にもございますけれども、ある程度そういった人を入れるということはやむを得なかったのじゃないかと、かように考えます。
この発言だけを見る →岡
岡三郎#22
○岡三郎君 今言ったその表現はそれで私もけっこうだと思う。それは、全然役人の古手をそういう団体に一人も入れてはいかぬということは私は言いません。しかし、自治庁関係者と通産省関係者が数多く占めて、それが機械の専門、いわゆる自転車振興の面だけではない、競輪の存続運動をやっているじゃないですか、実際問題として。事実問題として、あなた方の関係者自体というものは少しも世論に耳をかそうということを考えておらぬ。これは池田さんは考えておるらしいけれども、事務当局は考えておらぬ。私はこれは官僚独善だと言う。政治というものは国民のためにあるもので、官僚のためにあるものじゃない、これは実際問題として。その中で、高い見地に立って、やはりそういうところは自粛すべきものは自粛すべきだと私は思うのですが、それは重工業局長どう考えますか。
この発言だけを見る →小
小出栄一#23
○政府委員(小出栄一君) 私ども事務当局といたしましても、この春以来、非常に問題になっております、また具体的にいろいろの事件が頻発いたしております競輪のあり方につきましてほ、非常に私どもといたしましても遺憾に思っておりまして、その処置につきましては、しばしば衆議院あるいは参議院の委員会等におきましても、私から御説明申し上げましたような措置をとって参ったのでございまして、決して私どもは何とかしてこの競輪をそのままの姿で維持したいというふうな心がまえで事に処しているわけではございません。何とか、少くともこの法律が存続しておりまする限りにおきましては、この運営をできるだけ弊害を少なくし、適正にするようにどうしたらいいのかということにつきまして非常に頭を悩ましておるわけであります。特にこの日本自転車振興会の役員の人事等につきましても、いろいろ各方面からお話を伺っております。しかしながら、私どもといたしましては、一応通産大臣の認可に基づきまして選任せられました役員でございますので、もしそれらの役員につきまして非常に不適正な者が出てくるということになりますれば、もちろんその際には、役員の人事につきましても、当然考慮しなければならぬと考えておるわけでありまして、特に会長でありまする松本さんからは、この夏騒擾事件が起こりました直後におきまして、私のところに非公式ではございまするけれども、進退についてのお伺いもあったわけであります。しかしながら、やはり会長としての責任がございますので、少なくとも事件の跡始末なりあるいは今後の運営につきまして、十分一つ責任をもって指導するという決意を述べられましたので、一応私どもといたしましては、その実績を見た上でさらに考慮いたしたい、こういうことで、一応現在の陣容で進んでおるわけでありまして、決して私どもといたしましては現状をもって満足しておる、あるいは現状が非常にいいんだ、それをそのまま存続すればいいのだというふうには毛頭考えていないわけでありまして、そういう意味におきまして、近く十八日に開きます競輪審議会におきましても、今後の競輪の存廃問題という根本的な問題ももちろん討議していただきまするけれども、その存廃問題の決着がつきますまでの間において、競輪の運営をどういうふうに適正化したらいいかということにつきましても、ある程度私どもといたしましても案を作りまして、これにはかって御意見を伺いたい、かように考えておる次第であります。
この発言だけを見る →岡
岡三郎#24
○岡三郎君 私がここでさらに言いたいことは、以上のようないろいろな方々がここへ、振興公等に入って、そうして実際通産省が厳重に監督指導するということになっておる、この厳重に監督するといっても、その裏はどうしてもなれ合いになってしまうということ、私はこれは重要なことだと思うのです。今、重工業局長なり統轄する責任者の池田通産大臣、これはもう十分に世論にこたえて、何とかこの方向というものについて十分論議をしたいということはわかったわけですが、やはりこのような事態を放置しておくということは、厳重に監督するといっても、実際はなれ合いになってしまうということを私は否定することはできないと思う。この点については、時間がありませんので他に転じますが、今、通産大臣も競輪審議会でやると、これはこの前もおっしゃいました。しかし小出重工業局長は、前回、競輪審議会というのは、これは存廃問題を論議する本来の機関じゃないのだ、こういうことを言われたのです。そこへ持っていって通産大臣は、存廃をかけるのだ、ところが、この前払が指摘した通りに、この十七人の競輪審議会は存続論者ばかりじゃないですか。そこで競輪を廃止することをかけたって、言葉上はうるわしいけれども、実体はこれに伴わない。世論をごまかすことになる以外の何ものでもないということはこの前も指摘した通り。小出さんは今は存廃問題ではなくて競輪の運営問題について善処すると、こういうことを言われたが、一体これはどういうことなんでしょうか。あなたも、ここで存廃問題が真剣に論じられるとしても、本来これは運営の問題だと言っておられるが、池田さんの方は、存廃問題をかけると言っておられるけれども、この前も池田通産大臣とあなたの答弁とはニュアンスが違っておる。はっきりしてもらいたい。
この発言だけを見る →小
小出栄一#25
○政府委員(小出栄一君) ここで前回お答えいたしましたことと関連いたしますが、重ねて御説明を申し上げますが、この競輪審議会というものは、もともと自転車競技法の第十七条におきまして、通産大臣の諮問に応じて競輪場の設置の許可その他競輪に関する重要事項について調査審議するための審議会でございまして、本来の使命は、やはりこれは競輪の存在というものを前提にして、その運営についての重要事項を調査審議するものと私どもは法律上は解釈できると思うのであります。しかしながら、この前もお答えいたしました通り、こういう重大な時期でございまするので、その本来の使命は使命といたしまして、この審議会におきましても存廃問題についてもフリー・トーキングをやっていただこう、こういう趣旨で審議会は今月開くと、こういうことにいたしたのでございます。しかしながら、競輪及び公営競技一般も含めましての基本的な存廃問題その他の今後のあり方についての根本的再検討は、先ほど大臣からおっしゃいましたような、別個のところにおきまして、さらに高い見地において根本的に調査審議していただきまして、その結論に基づきまして、必要な法律的な措置なりあるいは行政的な措置をいたして参りたいと、こういう趣旨において大臣がお述べになったのでありまして、私の意見と別段その点は食い違っていないと考えております。
この発言だけを見る →岡
岡三郎#26
○岡三郎君 そうすると、通産大臣に伺いますが、今の重工業局長の答弁にあるように、十八日に持たれる競輪審議会というのは、これはお茶を濁すための機関ですか。これははっきりお答えいただきたい。競輪審議会はあともう別の機関を設けるのだということになれば、これはこれとしてやってもらって、それは経過的な意味で、世論が盛り上っておるので、ここで単に競輪の内容をどうするとか、運用をどうするとかということが本来の仕事であるけれども、軽い意味で存廃問題を考えておるようにうかがえるわけです。あらためてその他の公営ギャンブルを全部包括して、特別の高い調査会を持ってやりたいということになれば、十八日に持たれる競輪審議会というのは一体何ですか。
この発言だけを見る →池
池田勇人#27
○国務大臣(池田勇人君) 競輪の存廃問題という点は、もちろん、先ほど局長が申しましたように、議員立法でございますから、党の政調会に特別委員会を設けて検討していきます。しかしわれわれとして党で検討してもらうばかりでなしに、競輪審議会というものがあるのでありますから、存廃の結論が出るまでにおきましても、いろいろ改善について弊害防止について検討していただく必要があるのであります。しかしてせっかく競輪審議会が開かれますので、今物議になっておるこの存廃問題についても、あわせて御審議願ったらという考えでございます。決してお茶を濁そうとかなんとかいう問題ではない。通常国会までに何とか処置しなければならぬもう差し迫った問題であると思います。
この発言だけを見る →岡
岡三郎#28
○岡三郎君 今のお答えの中で問題点があるのですが、そうするというと、私の考えておることは、とにかく明年九月で時間切れになる、現存の振興法が。そこで通産省の方として、通常国会にあらためて継続法案を出すという意向が強く述べられておることがずいぶん世情を刺戟しておるわけです。だから、すなおに意見を聞いて、そうしてその意向に従って廃止するか、存続するかはそれ以後の問題である。これならば筋道はわかるし、世論もある程度納得すると思う。ところがそうではなくして、通常国会に継続の法案を出すということを前提にしておるような行動がしばしば出てきておるわけであります。そうなるというと、通常国会は間もなく開かれますから、十八日にお茶を満して競輪審議会をやって、ここでは存廃問題ではなくして運営その他をやる。世論がきびしいから、存廃問題もあわせてやってもらうと言いながら、今度は党の方へこれをかけていくということになれば、これはやはり通産省の振興法に対する考え方と、この競輪審議会の考え方というものは、私は競輪羅議会がほんとうに本格的に、もっと広い分町において委員を集めて、真剣にやるべき私は時期にあると思うのです。これは自民党一党だけではなくして、広く世論をここに集約するという意味で、新らしいものを作ってやるというふうに考えておったわけですが、今の答弁はそれはまた違う、こういうことになれば、競輪審議会で存廃問題といっても、廃止の意向というものは出てきっこない。そうなれば、通産省の意向としてこの法律を出すための一つの前提として、ここでは廃止論が出なかったからというので出して、時間をためておいて、腰だめで、そうして何とか様子を見て、次のことを考えようというふうにそんたくされても、これはやむを得ないと思うのです。池田さんは、今自民党の中にそういう競輪、オート・レース、モーターボート・レース、競馬等を含めて、そういうものを持とうという意向ですが、それは、私は現状においてうまくない。新らしい角度で通産省自体が中心になり、運輸省なりあるいは農林省と連絡をして、新たなそういう公営ギャンブルについて広い意味の審議会を作って、単に自民党だけではなくして、広い世論を集めるための審議会を作るというふろに、私は考えておったのだが、それは違うらしい。そういう意向はございませんか。
この発言だけを見る →池