柏村信雄の発言 (地方行政委員会)

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○政府委員(柏村信雄君) 先ほども申し上げましたように、当日は、一部不穏な情報もキャッチいたしておりましたし、相当の多数に及ぶということも予想されましたので、従来にない分厚い警備態勢をとったのでございますが、従来の例から申しますと、ああいう集団請願であるとか、集団陳情という場合には、チャペル・センター前に集まって、そうしてそこから代表を出して代表の報告を受けて、人事院と外務省の間の道を通って流れ、解散をするというのが従来の例でございます。ところが今回は、淺沼書記長を総指揮とし、三隊に分けて、三隊にそれぞれ責任者を置いて、これが国会に向かって進むという態勢をとったわけでございます。しかも、その三隊が警察側によって阻止されますると、その一部が予定されなかった議員会館前の道路にまた殺到するというような状況で、警察としては、これを阻止するには、やはり道路上において阻止するというのが警備技術として一番やりやすいわけでございますので、チャペル・センター前と人事院わきと、それから特許庁付近と、この三方面に部隊を配置して、これを押えておったわけでございますが、その間に、今申しましたように、予定していなかった所にも入って来る、これにも部隊をさいて阻止線を作るというようなことでございまして、警察としては、ああいう乱入ということを極力防ぐために努力をいたしたわけでございます。しかしながら、事態をできるだけ混乱に陥れないというために、警察側としましては、終始これを抑止する防御態勢でおったわけでございまして、多数の過激な行動によりましてチャペル・センター前の一角が破れ、また地下鉄から上がって来る連中によって警察部隊の背後を突くというような作戦に出られるというようなことがございまして、一部国会構内に侵入するというような事態に相なったわけでありまして、その後警察としては、少なくとも国会議事堂は十分に守らなければならないということで、道路線上に阻止線を作って置いた部隊まで全部引き揚げて、国会周辺にこれを集結するという態勢をとったわけでございます。従いまして、従来に比べて警察が手薄であるというようなことは決してないのでありますし、また、あのときの警察の活動状況をごらんになれば、挑発した、こういうような空気は全く私は見られなかったと思うので、第一線の警察官は、私どもとしましては、実に忍苦に忍苦を重ねて阻止を全うし、そうして職責を遂行することに努力をしたと考えておるのでございまして、警察側がこれを挑発して、誘導して構内に入れたというようなことは、まことに言語道断な、ためにする悪口であるというふうに私どもは考えておる次第であります。

発言情報

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発言者: 柏村信雄

speaker_id: 11851

日付: 1959-12-08

院: 参議院

会議名: 地方行政委員会