亀田得治の発言 (農林水産委員会)
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○亀田得治君 これは、なぜ、あれだけ強硬に反対しておるのかという見方については、大体、今、問題点については局長が指摘されましたが、今、御指摘になったのは二つあったようですが、それだけではない、いろいろ問題があります。それは後ほどお聞きしたいと思うのですが、そういう問題を一つ一つ水没予定者と突っ込んだ話し合いをして、そうして解きほぐしていく、こういう努力が私は非常に足らぬように思うのです。私もこういう土地改良のことですから、土地改良をやろうという諸君の立場もわかりまするし、そういう諸君からもいろいろ陳情もあったりして、ことしの夏、相当両者の話し合いがつけばと思って努力もしてみた。してみましたが、そのとき、私が率直に感じたことは、いろいろな問題点がある。それは非常に長い間もめてきておる問題で、それらについてただ理屈を言うだけなんですね。役所の側は、そういう考え方は間違いだという、そういうことでは私はやはり処理がつかないと思うのです。これだけの長い紛糾を、一ヵ月や二ヵ月ちょっと話をかけたからといってどなたがおやりになったって片づくものでない。非常に急ぐような態度がありありと現われていたわけですが、そういうことではこれはとても話にならないということで、私もこの話し合いからは途中で抜けさしてもらったわけですが、その辺にどうも農民の人のほんとうの気持に触れていくというものを、やはり感じさせてないのじゃないかと私は思うのです。たとえ理論的に理屈が違っても、相手がほろりとするような、そこまでの努力をやらなければ、なかなかこれはらまくいかぬと私は思っております。これは一応抽象的に申し上げておきます。
そこで、水没者の諸君が、しからばどういう点について、農林省なり、県当局の態度に不満を持っておるか、そういう点、大きなものを一つ二つ出して、一つお聞きしてみたいのですが、たとえば反対者の数の問題ですね、今、局長は三分の工程度すでに賛成をして、水没者で反対をしておるのは三分の一だというふうなことを先ほどもちょっと言われた。それで地元でもそういうふうに当局側の方は言うておるようです。それはどういう根拠に基づいてそういうことをおっしゃるのか。ともかく水没者は約百五、六十戸で、地元の諸君からすればみんなわかっておるわけです、だれがどういう立場ということは。決して当局がおっしゃるような、三分の二なんてないわけなんですね。ないものをあたかもあるかのごとく言うものですから、そういうことが一つの大きなこじれになっておる。だからどういう根拠でそういうことをおっしゃるのか、そういう点を一つ、はっきりしてもらいたいのです。