栗山良夫の発言 (風水害対策特別委員会)

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○栗山良夫君 それから、ただいま労働省が災害直後に自発的に、しかも誠意を持ってそういう点について着目せられて、あとう限りの現情勢下における措置をせられようといたしましたことについては感謝をいたします。その点についてはいささかも言葉を返すものはないわけであります。ただ、現地の事情を見ておりますというと、にもかかわらず非常に不十分である。しかも例を愛知県なり名古屋市当局にとって見ますというと、理事者側においても議会側においても私のそういう意見についてだれ一人反対する人はありません。ぜひともそういう工合に願いたいという積極的な意思表示がございました。しかし、技能者の動員体制というものが終戦後ないわけでありますから、従ってただいまの行政能力をもっていたしましては、にわかに効果を上げることができないような実態にあるわけです。従って、いわばこういう緊急事態に対する臨時措置、緊急措置の一つの盲点であろうかと思う。その盲点を、今後いかなる災害が起きないともだれも保証できないわけでありまするから、やはりこういうときに自衛隊の建設工事に対する動員が現地で非常に感謝されておる。私はこれについてはさらに具体的なお尋ねを総理にもいたしたいと思っておりますが、それと同じように罹災された各罹災者個人々々の力では何ともしょうがない、そういう人々について国としてやはり地方の自治体と十分に連絡をとられ、そうして善処をされるということが必要であろう。この問題は私建設大臣にお尋ねをして善処をお願いしたことでありますので、一体建設大臣は何を考えておるのか、これを緊急に一つこの席上でその経過を報告受けて、それからあと引き続いて労働大臣に私の考えておることを詳しく述べて、そうしてお考えをただし、でき得るならば善処をしていただきたい、こういう工合に考えるものであります。委員長は一つ建設大臣か、あるいは所管局長をすぐここへお呼びを願いたい。
 それから続けてお尋ねをいたしますが、今度の災害に対するいろいろな法的な措置が、あるいは予算的な措置が提案をせられておりまして、一応私も拝見をいたしましたが、その中で労働省の所管事項の一つでありますところの労働者を中心としたところの融資機関と申しますか、金融機関である労働金庫に対してしかるべき融資の措置をとるということが一つも配慮になっていないようであります。被災地における労働金庫の労働者の生活を守るために貢献し得る余地というものはたくさん残されておるのでありまするから、従って労働金庫に対して、農林中金あるいは中小企業の三庫と同じように労働金庫に対してこの際は相当思い切った国の資金の預託をせられて、そうしてその活動が十全に行なわれるように協力をせられるということが必要ではないかと私は思うのでありますが、これについて御提案がなかったことは一体どういうことでありますか、また、将来御提案をせられる御用意があるかどうか、その内容について伺いたいと思います。

発言情報

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発言者: 栗山良夫

speaker_id: 24197

日付: 1959-11-10

院: 参議院

会議名: 風水害対策特別委員会